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山 名
一ノ森(1879m) 剣山(1955m) 徳島県東祖谷山村
登山日 2005年8月6日(土) 曇り時々晴れ 剣山と二ノ森
剣山(手前はニノ森)
参加者 夫婦 Hさん
コース 見の越(8時45分)〜(9:20)登山リフト西島駅(9:25)〜(9:40)刀掛けの松(9:45)〜両剣神社(10:25)〜殉難碑(11:10)〜一ノ森ヒュッテ(11:20)〜一ノ森(11:30)〜(11:35)岩場で昼食(12:25)〜殉難碑(12:30)〜(12:45)ニノ森(12:50)〜(13:25)剣山(13:45)〜(13:55)本宮宝蔵石神社(14:10)〜大剣神社(14:25)〜御神水(14:35)〜登山リフト西島駅(14:50)〜(15:10)見の越 所要時間6時間25分
お弁当 一ノ森山頂付近(谷から吹き上げる風が心地よい)
駐車場 見の越のリフト乗り場前の第一駐車場(満杯になれば第ニ駐車場もあるので大丈夫。)
トイレ 見の越付近では第一駐車場内、リフト乗り場前に水洗トイレがあります。
山頂では一ノ森ヒュッテ、剣山頂上ヒュッテにあります。利用していないので詳細は分かりません。
まとめ 暑い夏は標高の高い山に涼を求めたくなってしまいます。今年は徳島県まで遠出をすることにしました。せっかくの徳島行きだから天涯の花キレンゲショウマの咲く時期に合せようとした結果、原爆慰霊式の日と重なってしまいました。今年は戦後60年の節目の式典が執り行われる予定。原爆の投下された8時15分に黙祷をする心算だったが、その時間帯は険しい山道の運転の最中だったので失念してしまった。
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 剣山登山口のある見の越までの所要時間を5時間と見積もり、家を午前4時半に出る。山陽自動車道、瀬戸中央自動車道と乗り継いで予定どおり坂出ICを6時半に降りる。あとは見の越まで国道438号線をひたすら走ります。山越えをして貞光町に入り吉野川を7時10分に渡る。ここからの道は『離合するのも困難な細い道が続き、おまけに最後の方はヘアピンカーブの連続』との予備知識があったので、相当の時間がかかることを覚悟していたが、道路が整備されたのと先行車がいたことで、すんなりと登っていくことができ、当初の予定よりも1時間も早い8時20分に登山口に着いた。


見の越登山口 同行者と9時20分に登山リフト西島駅で待ち合わせ、自分だけ登山道を登ることにしました。剣神社の参道が登山口だ。先ずは140段の石段で軽くストレッチ。石段を登りきり本堂の手前で右に行き宿坊の先から登山道に入っていく。登山道は整備が行き届いており快適に歩ける。道ばたには、オトギリソウキツネノボタンクルマムグラトウバナノリウツギハガクレツリフネヒヨドリバナミヤマタニソバ、モミジガサ、ヤマアジサイリョウブなどの花が咲いていました。

リフトの下を潜り高度を上げていくと丸笹山が見え、そして西島駅の下に回り込むと、剣山山頂部、次郎笈、三嶺、塔丸が姿を現してきました。見の越から三嶺がきれいに見えましたが、やはり山からの眺望の方が素晴らしく思えます。
登山口は剣神社の参道

剣山山頂部 三嶺〜塔丸
リフト西島駅手前より剣山山頂部を仰ぎ見る リフト西島駅手前より三嶺を遠望する

西島駅周辺はハイカーや観光客でごった返している。尾根道コース取り付きのところに手作りの花壇があり、その中には、イヨフウロキレンゲショウマナンゴククガイソウニッコウキスゲが植えられていました。花壇から少し離れたところにはホソバノヤマハハコも咲いている。

キスゲは夕方に花開くのでユウスゲの別名があるが、これに対してニッコウキスゲは朝開いて夕方にしぼむので、訪れた時間にはもう開いてくれていました。ニッコウキスゲは花の色が橙色のものと黄色の2種類ありました。キレンゲショウマも少しだけありましたが、見の越の駐車場管理員さんの話では「今年は鹿に食べられてしまって少ない。」とのこと。自然界のことだから仕方がないのかもしれないが、いつまでも毎年花を咲かせて欲しいものです。
リフト西島駅の花壇
西島駅の寄せ植え花壇

刀掛けの松 西島駅から尾根道コースを登っていくと、葉が細いオトギリソウが点々と咲いている。後で調べるとタカネオトギリと言う名で分布は四国・九州だ。この花は剣山全山の日当たりの良い場所に咲いていた。他にはイブキトラノオイヨフウロオタカラコウズダヤクシュテンニンソウの蕾、ヒナノウスツボの花が見られた。

花を観察しながら登っていくと間もなく刀掛けの松に着く。大きな登山案内図のとなりに、キレンゲショウマ群生地付近の略図と歩行ルートに関する注意事項の説明があった。どうやら反時計回りの一方通行になっていて好き勝手に歩き回ることはできないようだ。刀掛けの松で一ノ森に向かう左の道をとり樹林の中に入っていきます。
刀掛けの松

トラバース気味に下っていくと、テンニンソウの群落が次々と現われる。まだ蕾だがもう1ヶ月もすると見事なお花畑に変わることだろう。トリカブトも未だ蕾のものが大群落を形成している。後で調べた結果、それはレイジンソウのような気もします。でもトリカブトも剣山に咲くとのことなので何れかは定かでない。さらには、イワアカバナキツリフネ、ギンバイソウ、シシウドツルギハナウドヒメフウロミヤマハタザオと剣山に咲く山野草が目白押しだ。そして不動の岩屋を過ぎると斜面の上の方にキレンゲショウマが咲いているのが目に入った。すごい数だ!

両剣神社まで降りて、今度は一ノ森に向けて樹林の中を緩やかに登っていく。斜面にはカニコウモリが何ヶ所も群落を作っている。時間をかけて花を観察しながら進んでいくと、やがて殉難碑のある一ノ森とニノ森ノ間の鞍部に到着しました。
キレンゲショウマ
天涯の花「キレンゲショウマ」

一ノ森山頂 鞍部の20m先の分岐で左の道をとり、林業用小屋の右手を抜けると一ノ森ヒュッテに着きました。東に四国山脈の山並みが屏風絵のように重なって紀伊水道の方まで続いているようだ。スケッチに大忙しで写真を撮るのを忘れてしまったのが残念。小屋の前にはナンゴククガイソウが咲いている。葉の大きいキンポウゲ科の花も目立つ。そして花壇の中にソバナらしき花が1株だけ咲いている。

ヒュッテの北側から案内標識に従っていき山頂部鞍部から南に200mで一ノ森山頂に着きました。眺望を楽しんだ後鞍部まで戻り、少し西側にあるコモノギクの咲く岩場のところでお昼にしました。谷から吹き上げてくる爽やかな風が身体に心地よく感じます。
大展望の一ノ森山頂にて

一ノ森山頂部からは、西には石立山〜次郎笈〜三嶺〜剣山と四国第一級の山が風景画のように連なっています。そしてニノ森に至る登山道には多くの登山者が行き交っている。さすがに四国を代表する山で、その重厚さ、奥の深さを感じます。 一ノ森から西側の眺め

一ノ森(二ノ森登りより) お昼を済ませ殉職碑の建つ鞍部まで降りる。振り返れば一ノ森。ここからニノ森に向けてクロヅルの果実、ヤマシグレの咲く、シコクシラベの樹林の中を登り返します。だが、お昼に飲んだビールが効いてきてペースが上がらない。

ニの森から鞍部まで少しだけ下り、再び樹林の中を登り返し樹林を抜けると、目の前に剣山が大きく見えてきた。登山道には、アキノキリンソウイブキトラノオイヨフウロシュロソウタカネオトギリ、トゲアザミ、ニガナなどの草原の花が咲き乱れている。何となく、比婆の立烏帽子から池の段に登るコースに酷似しているような気がした。東斜面を一気に駆け上がると登山者で溢れ返る展望テラスに着く。
一ノ森を振り返って見る

山頂部の木道 木造の展望テラスからは山頂に向けて木道が敷設されている。貴重な高山植物を保護するためのものだが、ロープが張られているのには悲しいものがある。登山者のマナーが低下してしまって、ロープに頼らざるを得ないのでしょう。情けないです。

剣山測候所の左手から木道を登っていくと、360度の大展望の剣山に着きました。天涯の花が見頃の時期だけに山頂も登山者でごった返していました。
剣山山頂にて
山頂部に敷設された木道 剣山山頂の花のお嬢さん

次郎笈(剣山山頂より) 剣山頂から四方に見えるものは、山・山・山・・・四国山地の懐深く入り込んでしまったようだ。南には次郎笈が近くに見え、西には雲がかかり始めた三嶺、塔丸が見える。他の山は名前が判りません。次郎笈まで往復、も頭をよぎったが帰りの時間のことなどを考えると、今回は諦めることにしました。

山頂ヒュッテまで下り、展示してある山や花の写真を見て、今日一日の工程を振り返る。花に関してはもう少し予習をしておけばよかったと後悔するも後の祭りだ。キレンゲショウマにばかり目がいってしまったのは事実だが、四国でしか見られない花が余りにも多かった。下山は大剣神社経由で、若返りの水として知られている名水百選「剣山御神水」を汲みにいく。さて効能の方は?
剣山より次郎笈を見下ろす

下りも自分だけ登山道を下る。リフト組(往復キップを買っていたので止む無く下りもリフトを使用する。)に負けるわけにはいかないので早足で下りる。空模様が怪しくなってきて、ちょうど登山口に降りたところでポツリと来る。次郎笈を諦めて結果的には良かったのか?

貞光町まで戻り、剣山ゆうま温泉で汗を流す。自分たちが入った直後に大型バス3台の団体客がゾロゾロと続く。こりゃ大変だ。案の定、ご婦人方はなかなか風呂から出てこない。貞光町野田の井まで登ったところで剣方面を振り返ってみる。真南遠く遥かに雨上がりの剣山系が雲を被っているのが見える。思えば遠くへ来たもんだ。皆さんご苦労様でした。
剣山系(貞光町より)
剣山方面(貞光町野田の井から)

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