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山 名
青野山(907m) 島根県津和野町
登山日 2005年4月24日(日) 快晴 青野山(中国自然歩道入口から)
中国自然歩道入口から望む青野山
参加者 夫婦 Hさん
コース 登り:笹山登山口(9時20分)〜中国自然歩道入口(9:40)〜中央コース合流(10:20)〜(10:30)青野河原駐車場(10:35)〜(11:05)あと700m(11:10)〜(11:30)津和野市街展望地(11:40)〜(11:45)青野山 所要時間2時間25分(花の観察で随分時間をロスしました。)
下り:青野山(12:45)〜あと500mのベンチ(13:00)〜(13:45)笹山登山口 所要時間1時間 
お弁当 青野山山頂で食べました。(展望はイマイチだけど結構広いので大人数でも大丈夫です。)
駐車場 笹山登山口にあるチェーン装着場(20台くらいは軽く停められます。)
トイレ 青野河原駐車場(水洗です。とてもきれいでした。)
まとめ 津和野にある青野山は西中国山地の山から幾度となく眺めている形のよい山なので一度は登っておきたいと思っていました。せっかく遠出をする訳ですから時期的にも六日市のカタクリの里とセットでということで計画をしました。下山後に津和野の町を少しだけ散策して、それからカタクリの里に立ち寄りましたが時期すでに遅く、花はとうに終わっていました。残念!

 山陽自動車道を廿日市〜岩国まで利用し、国道187号線に出て一路柿木村を目指して北上する。岩国ICを降りてからコンビニを探すものの1件もないまま六日市まで来てしまった。どうしようかと思っていた矢先に、六日市ICのスグ先(国道を挟んでジュンテンドーの反対側)に弁当屋があったので、お昼を調達しました。やれやれ一安心です。道の駅「かきのきむら」の手前の信号から津和野への道に入り、町境の唐人屋トンネルを抜けると青野山が見えてきました。峠から下っていき突き当たりのT字路を左折すると200mで笹山登山口です。


中国自然歩道入口にある案内板 笹山登山口から山の方に向けて新しい道が造られている。今は入口が封鎖されているので進入することはできないが何処まで延びているのだろう?興味津々です。ここから青野河原登山口まで歩くことにして、まずは700m先にある中国自然歩道入口まで舗装路を下っていく。

路肩にはアジサイが植えられており6月に入るときれいなアジサイロードとなるだろう。道ばたには、アケビイカリソウウマノアシガタカキドオシキジムシロクサイチゴシャガ、各種スミレ、ヒメウズヒメオドリコソウムラサキサギゴケラショウモンカズラなどの花が咲き乱れており、足がなかなか前へ進まない。道路が大きく左にカーブするところに建つ中国自然歩道案内板の手前を右にとり未舗装林道に入っていきます。
中国自然歩道入口と案内板

すぐに畳一帖分はありそうな国自然歩道案内板の前を通り過ぎ、杉林の中へと入っていきます。林道わきには、イチリンソウシャクセントウソウツルカノコソウムラサキケマンヤマネコノメソウなどの湿った場所を好む花が見られました。

林道を進んでいくと左手に津和野の町が見えてきました。林道は標高400mあたりを縫って走っているので、津和野の町とは標高差で250mくらいでしょうか。ずっと下に見える筈です。やがて送電線の下を潜ると左手から中央コースが合流してきます。そのまま林道を横切って登っていけばショートカットして青野河原登山口付近に出るが、地元の人の話では最近では使われていないとのことでした。ですからオーソドックスに案内標識に沿って歩いていきます。
眼下に津和野の町が見える(林道より)
林道から望む津和野の町

林道に別れを告げる 林道を進んでいくと直ぐに分岐が現れる。ここで標識に従って右折して青野河原へと登っていきます。ここからの道は荒れており車で上がるのは覚悟がいりそうだ。お腹を擦りそうです。前方に2本の電波塔が見えてくると青野河原登山口に着きました。

登山口にはトイレが新設されていました。舗装されラインの引かれた20台分くらいの駐車場も用意されています。ただ残念なのは、そこに至るまでの道が悪いことです。舗装しなくてもいいので凸凹を直して頂けるだけでいいんですが・・・。
青野河原登山口
林道から分かれて青野河原へ 案内板のある青野河原登山口

登山口を入り階段を登っていくと1分で突き当たります。右から左に真っ直ぐな道が上がってきているが、1/25,000図を見ると、笹山登山口と中国自然歩道入口の中間地点から真北に上っている道のようです。登山口から5分でバンガロー風の建物のあるキャンプ場の中を通り抜けます。

すぐに杉の植林帯となり横木の階段を登っていく。山の形から容易に想定できることではあるが、急斜面に設けられた横木の階段はここから「あと400m」の地点まで延々1km余り続きます。やがて植林帯を抜けエイザンスミレの咲く急斜面をジグザグに登っていくとヤマザクラの歓迎を受ける。ほとんど終わりかけだが、桜の花びらが舞い落ちる中を登っていくのは風情があるものだ。
杉の植林帯の中を登る
杉の植林帯の中を登っていく

津和野市街展望地より望む十種ヶ峰 青野山には、100メートルおきに「あと○○○m」の手作りのプレートがありました。津和野小学校の小さな子ども達が総合学習の一環として青野山の登山道を整備したのだろう。1994年の日付だったので、あれから10年以上経過しているが、当時の子ども達は今でも青野山に登ってくれているだろうか?故郷の山を何時までも愛し続けて欲しいものですネ。なお、この手作りプレートは笹山登山口からのコースにも同じようにありました。

あと300m付近に、津和野市街展望地の標識が立っている。なるほど振り返ってみると、徳佐のマッターホルン「十種ヶ峰」が美しく、その右には津和野の町が広がっており、津和野城跡や太鼓谷稲荷神社の朱塗りの参道が見えます。
津和野展望地より望む十種ヶ峰

山頂手前の津和野市街展望地から見下ろす津和野の町並み。どらえモンのポケットみたいなところが中心地です。

青野山山頂 津和野市街展望地の上はなだらかな山頂部だ。ヤマルリソウの咲く道を進んでいくと間もなく山頂に着きました。山頂からの展望はイマイチだがは東に安蔵寺山が見え、南には木間越しに高岳が見えます。

昼食は祠のそばのクロモジの花の下でとりました。深い谷底に国道9号線が北に一直線に益田市付近まで延びている。道沿いに僅かに集落が点在するのみで平野といったような所は見当たらない。その先は日本海だ。西中国山地の険しい地形をいまさらながら再認識する。
安蔵寺山(青野山山頂より)
青野山山頂にて 青野山から東に安蔵寺山を見る

あと500m地点からの展望 下りは南登山道を利用して笹山登山口に下りていきます。もうじき若葉が芽吹いてくるであろうクヌギやコナラの林を下っていく。展望はほとんどありませんが登山道わきに咲くイカリソウが目を楽しませてくれます。あと500mのプレートのあるところまで下りてくると急に展望が開けて、休憩して下さいといわんばかりにベンチが備え付けてあります。

そこからは南に三ツヶ峰〜野道山、さらに右に目をやると西には十種ヶ峰が見えます。きっと登りにこのコースを使ったら素晴らしい展望に感激することだろう。三ツヶ峰から野道山にかけての稜線は昨年、ササが刈り払われて歩き易いコースに大変身したと聞いています。機会があれば一度歩いてみたいコースです。
あと500m地点からの展望

一直線の横木の階段 あと500mのベンチからは横木の階段が待ち構えていました。どこまでも一直線の階段にはうんざりしました。登りに使ったら間違いなく気が滅入るだろうな〜あ。それでもイカリソウシュンランヒトリシズカの咲く道を我慢して一気に下っていきます。

あと1000m(登山口までは残り300m)のプレートを過ぎてから横木の階段から開放され、自然の登山道を快適に下っていき、鳥居の下を潜ると笹山登山口に降り立ちました。
笹山登山口に建つ鳥居
一直線の横木の階段 笹山登山口に建つ鳥居

下山後に津和野の町を散策しました
太鼓谷稲荷神社 せっかく津和野まで足を延ばしたんだから、津和野の町を散策しました。まずは年始にお参りにいく稲荷神社に参詣し、それからお待ちかねの買物タイムです。買物に立ち寄ったお店の裏ではSLがゴールデンウィーク本番に向けて試運転を繰り返していました。煙の棚引く方向が変だとは思いませんか?そうバックしているんです。

六日市まで戻り樋口のカタクリの里に立ち寄ってみましたが、カタクリは完全に終わっており、イチリンソウが淋しくぽつんと咲いているのみでした。
試運転中のSL
太鼓谷稲荷神社にて 試運転中のSL・C571
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