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山 名
香仙原(1056m)
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島根県吉賀町
登山日 2007年8月13日(お盆) 曇り 香仙原(安蔵寺山より)
安蔵寺山南斜面より望む(07/08/04)
参加者 単独
コース 登り:駐車地(9時50分)〜林道始点(10:05)〜林道終点(10:40)〜窪んだ道へ(10:53)〜屈曲点(11:12)〜新ルート出合(11:25)〜(11:35)香仙原
下り:香仙原(11:45)〜903mピーク(12:05)〜連続アップダウン(12:18)〜尾根終端(12:35)〜新コース取り付き(12:37)〜滑峠(12:40)〜(12:55)駐車地
ガイド ゆうゆう第24号・新コース紹介「香仙原」
お弁当 下山してから食べました。
駐車場 工事事務所の100m手前の路肩。滑峠付近は道幅も路肩が広いので駐車OKです。
トイレ 登山口付近にはありません。六日市町抜月のポケットパークにあります(水洗です)
まとめ 安蔵寺山に関しては、数年前にスーパー林道から尾根に直登するコースが新たに開設されたのが記憶に新しい。そのコースに挑む間もなく滑峠を基点に香仙原を周回する新コースが紹介された。ぐずぐずしていると安蔵寺山近辺は新コースだらけになってしまいそうなので、コース状況の視察を兼ねて真夏の香仙原に登ることにしました。

 広島北ICから高速に乗り中国自動車道を西進する。吉和に差し掛かると正面に吉和冠山が見える筈なんだが、今日は山頂部がガスに覆われている。小五郎山にしても然りで残念!六日市ICで下りて国道187号線を柿木村方面に向けて走り、木部谷温泉「松乃湯」の大きな看板のところで右折すると、通行止めの警告看板が2枚立てかけてある。一つは滑峠の手前で道路改修中(2007年12月18日まで)のため通行止め。もう一枚は滑峠の先のスーパー林道の通行止め案内で工事の期間は明らかにされていない。一体いつまで待てばいいんだろうか?待てない人は匹見町の七村から入ればいいんだが…如何せん遠回りのうえに道が狭いよネ。


林道始点 集落の入口で通行止めの状況について問い合わせると、通行止めは大曲りのスグ先で、最奥民家からだと滑峠まで2kmくらいとのこと。バックして横道から細い道を滑峠まで上がっていくことを考えれば、少しの距離だからこのまま行けるところまで行って歩いた方が良さそうだ。

プレハブの道路工事事務所の手前100mのところに駐車して、そこから歩くことにする。真夏の日差しが容赦なく照りつける舗装道路の登りは、これ以上はないような悪条件!駐車地から15分ほど登っていくと右手に目指す林道があるので折り返すように林道に入っていきます。位置的には滑峠の50m手前で、入口には「水源かん養保安林」の大きな看板があります。
滑峠手前にある林道入口

林道は未舗装だが割と路面はしっかりしている。入口から15分で679m地点の支尾根を回り込み奥へと進んでいき心持ち下っていくと左手に崩落気味の谷と小さい滝が見える。ここまで入口から27分。さらに進んでいくと左手に廃車を見て間もなく林道終点。突き当たりのピンクのリボン(右の写真の○印)のところからスギの植林地へと入っていきます。

林道は日当りがよく、アカソウドオカトラノオオトギリソウキンミズヒキクサアジサイゲンノショウコシシウドダイコンソウ、トウバナ、ヌスビトハギヒヨドリバナミズタマソウミズヒキミヤコグサヤマジノホトトギスヤマハギなどの花が咲いていました。
林道終点
林道終点からスギ林へと突入する

スギ林 スギ林の中を50mくらいトラバースして最初の尾根を登っていきます。ササが出てきたが大したことはなく古い赤テープを確認しながら登っていくと掘割りのような窪んだ道にぶつかるので左折する。この窪んだ道は南東→北西へと上がっているが、どこから来ているんだろうか?

ゆうゆうでは、二つ目の尾根に乗り窪んだ道に入っていると思われる。右の写真の右下の方から登ってきているのではないだろうか。
窪んだ道にぶつかる
スギ林の中をトラバース 窪んだ道にぶつかる

窪んだ道は尾根に沿って続いているので、この道を進んでいれば良い。ササの背丈は低いのでうるさくは感じないが、それよりもスギの幼木が窪んだ道に倒れているのが玉に瑕!窪地だから潜ればよさそうだが枝が張ってそうもいかないし、その一方で跨ぐのも大変です。極力窪んだ道を通りたいんだけど、結局は左右の植林地に逃げ込むことになってしまう。このようなところが何ヶ所もあります。尾根道は右手南側から吹き上げてくる風が通り抜けて暑さはさほど気にならない。

尾根道を真っ直ぐに登っていくと屈曲点があり、そこから新ルート出合いまでの窪んだ道は、ヤブ化が進んでおり、工程の半分以上は右側の植林地を歩かせてもらった。尾根を外さずに植林地の中の歩き易いところを選んで登っていくと突然に立派な登山道が目の前に現われる。新ルートだ!
新コース合流地点
新ルートに合流する

ハイゥェイの尾根道 新ルートに合流してからは遊歩道のように手入れが行き届いた歩き易い道が続く。スギの植林地を抜けると明るい雑木林へと変わり、道ばたにマルバフユイチゴの赤い実が目立つようになると香仙原山頂に着きました。

三角点の周囲はササが刈り込まれて、その上にヤグラが組んであるだけの淋しい山頂で、展望は全くありません。「←滑峠2.4q 山頂3.6q→」の案内標識が示す「山頂」とは安蔵寺山のことで、その方面にもハイウェイは続いていました。
香仙原山頂
ハイウェイの尾根道を登る 展望のない香仙原山頂

ロープ場 山頂はハエが多くてやりきれず、それに風も強くなってきたので、お昼をパスして下山にかかる。登ってきた道を引き返して、合流地点からは境界尾根を下っていきます。右手にガスのかかる安蔵寺山を見ながら急降下し、地形図の903mピークで北から西に90度向きを変えるとロープ場がある。

左手(旧柿木村)はマツが多い雑木林、右手(旧日原町)はスギの植林地と左右の植生が異なっている。やがて三つの連なる小コブを通過し暫く下っていくと、第二のロープ場がある。新ルートと銘打っているがコースは良く踏まれていて以前からあった道のように思えます。おそらく境界用として造られた古道、もしくは、植林用の道ではないだろうか。
最初のロープ場

尾根道行き止まり 尾根道をどんどん下っていくと右手下方に安蔵寺スーパー林道が見えてきました。尾根道の行き止まりのところで右折れしてスギ林の斜面を急降下して最後に横木の階段を下るとスーパー林道に降り立ちました。

登山口は滑峠からスーパー林道を安蔵寺山トンネルの方に100mほど行った地点で、取り付きには「滑峠口」の案内標識があります。
登山口
尾根道行き止まりでスギ林に 滑峠口の案内標識のある登山口

樹林を歩いていたので気付かなかったが、小雨が降っている。傘を差すほどでもないので気持ちよく濡れていこう!ところで、ゆうゆうの紹介記事は「いいルートである。つぶさない為にも、ぜひ多くの人に登って欲しい。」で締めくくられている。確かに新ルートは文句なしにいいルートだ!香仙原だけでは物足りないと思う人は、安蔵寺山と組み合わせて登れば、より一層楽しめるのではないでしょうか。

駐車地まで戻ると雨は殆んど上がったので車道を占領してお昼にする。駐車地を少し下ったところから香仙原の稜線を見ながら帰途につく。通行止めが解除されたら、また来てみよう。

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