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山 名
大山三鈷峰(1516m) 象ヶ鼻(1550m) 鳥取県大山町
登山日 2006年7月22日(土) 晴れ 大山(明智峠より)
明智峠の展望所から望む大山南壁
参加者 夫婦 Hさん
コース 大山駐車場(8時40分)〜大神山神社鳥居(8:50)〜(9:05)大神山神社(9:10)〜管理道出合(9:25)〜下宝珠越え(9:45)〜1242m峰(10:15)〜中宝珠越え(10:25)〜小コブ(10:55)〜(11:10)上宝珠越え(11:15)〜(11:35)ユートピア尾根に出る(11:40)〜(11:55)三鈷峰(12:10)〜(12:25)ユートピア小屋(14:00)〜上宝珠越え(14:25)〜砂滑り〜元谷管理道終点(15:20)〜(15:45)大神山神社(15:55)〜(16:20)大山駐車場
お弁当 弓ヶ浜を見ながらユートピア小屋の外で食べました。
駐車場 大山駐車場(余程のことがない限り空いています。夏季は無料です。)
トイレ 大山駐車場内の大山情報館(水洗です) 大神山神社(水洗です) 他にも公衆トイレなどがあります。
まとめ 7月22日に三鈷峰に登ることは早くから決めていました。しかし予定していた日の予報は雨模様で山行きを半ば諦めていましたが、直前になって晴れの予報に変わりラッキー!文句なしの眺望と、ユートピアに咲き乱れる高山植物に満足した一日となりました。ユートピア小屋で話をした大山の山岳ガイドさんの話によると「今年は一向に夏らしい天気にならず開花が遅れているのでお花畑の見頃は1〜2週間先になるでしょう。」との事でした。

 中国自動車道を新見ICで降りて、国道180号線を北上する。途中に土砂崩れで通行止めのヵ所がありましたが、迂回路が設けられていたので助かった。これが山間だと完全に通行が遮断されてしまうところだろうが・・・。明智峠からは雲海の向こうに大山南壁がくっきりと見えており、根雨、溝口と走っていくにつれ、その雄姿は段々と大きくなってくる。


三鈷峰(大山寺参道より) 大山駐車場の三鈷峰が見える場所に駐車し、これから登る山を見ながら登山支度をする。正面に三鈷峰を見ながら、左右に民宿やみやげ物店が立ち並ぶ大山寺参道をゆっくりと上っていき、大山寺本堂の手前で左折して大神山神社の石鳥居を潜ります。

大神山神社の宮司さんの話では「神社付近のクガイソウが丁度見頃を迎えたのでユートピアは少し早いかもしれないねえ。こんなに晴れたのは2週間振りなんですヨ。ゆっくりと楽しんできて下さい。」とのことでした。
大神山神社の参道
大山寺参道から見上げる三鈷峰 大神山神社の石鳥居を潜り石畳を歩く

大神山神社の右手にある登山口から杉林へと入っていき、登山口から150mで行者コースを右に分ける。道が良い右の方に行きそうになってしまうので要注意!鬱蒼とした林床には、ウワバミソウクサアジサイホタルブクロミヤマイラクサヤマアジサイなどの地味な花が咲いている。緩やかに登っていくと管理用道路に出合う。ここで小休止をとり、ついでにスパッツを着用する。工事用を横断して正面の谷に取り付き、急斜面を10分くらい喘ぐとブナ林が出現する。しかしブナに見入るような余裕はなく尾根の下宝珠越えまで一気に駆け上がる。

下宝珠越えからは暫しの間ルンルン気分の尾根歩きが続きます。ブナ林の中を癒されながら、アクシバの蕾、ノリウツギホツツジ、ヤマツツジの咲く尾根道をのんびりと進んでいきます。1242mピークまで登ると荒々しい三鈷峰西斜面が姿を現わしてきました。
三鈷峰(中宝珠山付近)
1242m峰の少し先より三鈷峰を望む

1242mピークからは転げ落ちるように下っていくと中宝珠越えに着く。せっかく登ったのに下らなければならないとはもったいない!中宝珠越えから振り返ってみると、絵のような弓ヶ浜が見える。何という素晴らしい景色なんだろう。登山道には、ヤマブキショウマ、ヌスビトハギ、ホソバノヤマハハコが登場してきた。

中宝珠越えを過ぎると難所が待ち構えている。まずは岩登り、それから崩落した痩せ尾根歩きだ。やがて正面に大山北壁が間近に迫ってくるように見えてきた。ユートピア小屋が尾根上にポツンと建っているのがアクセントを添えている。
中宝珠越えから北西に弓ヶ浜が見えている

大山北壁

巻き道のある1330m台ピークを通過してからは、目立って危険な場所はないので、三鈷峰〜大山北壁を眺めつつ、足下に咲く可憐な高山植物を観察しながら少しづつ高度を上げていきます。この辺りまで登ってくると、カラマツソウクガイソウ、咲き始めのクサボタンシュロソウシモツケシモツケソウダイモンジソウ、ニガナ、果実をつけたマイヅルソウが登場してきました。

砂滑りへの降り口がある上宝珠越えで一息入れて、主稜の西斜面をトラバース気味に尾根まで登っていくのですが、谷が何ヶ所も崩れており痛ましい思いがしました。ユートピア尾根から三鈷峰まで一気に登っていくと、そこには360度の大展望が待っていてくれました。
三鈷峰山頂にて
風が吹きぬける三鈷峰山頂

三鈷峰から東方面の展望 三鈷峰からの眺めは素晴らしい。東には甲ヶ山〜矢筈ヶ岳、南にはユートピア小屋から大山に連なる稜線、西から北にかけては日本海が見えている。

山頂は風が強いのか、あれほど沢山いた登山者は相次いで下山してしまい、気が付くと居るのは自分たちだけだった。自分たちも下山しユートピア小屋の片隅でお昼にしました。目の前の宝珠尾根の遥か彼方に広がる日本海を肴にして至福のひとときを過ごします。
クガイソウ
三鈷峰から東方面の展望 ユートピア尾根東斜面のお花畑

オダマキ ユートピア小屋〜象ヶ鼻付近にかけてのお花畑には、イヨフウロイワキンバイ、オトギリソウ、カラマツソウキュウシュウコゴメグサクガイソウクルマバナコオニユリシシウドシモツケシモツケソウ、ノギラン、ヤマオダマキなど色とりどりの花が咲き乱れ、さながら花園の楽園だ!

下りは上宝珠越えから砂滑りに下りました。大雨で砂が洗い流されたのであろうか、砂滑りというよりは岩滑りのような感じだった。元谷からは遊歩道を歩いて大神山神社まで戻る。
三鈷峰(象ヶ鼻付近より)
尾根の岩場に咲くヤマオダマキの花 象ヶ鼻付近より三鈷峰を望む

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