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山 名
立岩山(1135m) 市間山(1109m) 広島県北広島町(旧筒賀村)
登山日 2006年6月17日(土) 曇り一時小雨 立岩山(臼谷林道より)
臼谷林道から見上げる立岩山
参加者 単独
コース 青空市場(8時45分)〜取水場(8:50)〜第一渡渉地点(9:05)〜ヒノキ林(9:30)〜沢を相次いで4回渡る(9:35〜9:55)〜支尾根(10:00)〜主稜線(10:15)〜立岩(10:45)〜(10:50)立岩山(10:55)〜市間山(11:40)〜ハチガ谷の頭(11:55)〜牛首峠ルート分れ(12:05)〜林道に飛び出す(12:20)〜臼谷林道出合(12:30)〜牛首峠(12:35)〜昼食20分〜国道に出る(14:15)〜(14:30)青空市場 所要時間5時間45分
ガイド 廿日市市の山々」さんのサイトの「日の平山〜立岩山〜市間山縦走」を参考にしました。日の平山には登りませんでしたが、同じコースを歩いてみました。
お弁当 下山してから、臼谷林道の市間山稜線の見えるところで食べました。
駐車場 青空市場から吉和の方に300m上ったところのパーキングエリア(10台くらい停められます。)
トイレ 登山口、下山口付近にはありません。
まとめ 梅雨の最中の土曜日、広島市内は朝からどんよりとした曇り空です。降水確率は10〜20%と低いので、何とか天気がもつことを期待して、以前から計画していた立岩山〜市間山の縦走を決行しました。水害の影響で昨年から臼谷林道の通行止めが続いているので、どうしても長い林道歩きを余儀なくされてしまいます。復旧の目途はたっているのだろうか?

 中国自動車道を戸河内ICで下りて吉和方面に向けて走る。筒賀の坂原の集落に入ったので駐車場所を探しながら車を走らせていたが、適当な場所が見つからないまま青空市場まで来てしまった。仕方がないので少し先にあるパーキングエリアに停めて登山支度をして青空市場まで戻ってくる。青空市場には表裏に「青空市場」と「有機野菜」と書かれた幟が立っているので目を引きます。


青空市場 取り付きにある青空市場の小屋の中を覗いてみると、ホウレン草、ダイコンなどの野菜が並んでいる。もちろん近所のスーパーで買い求めるものよりは、はるかに新鮮で値段も手頃なんだと思います。小屋の壁には、宇部小野田勤労者山岳会「やまびこ」作成のルートマップが貼り付けられている。これは大いに参考になります。

小屋の左手から山の方に伸びている一直線の山道に入っていきます。中国電力の低圧電線が引かれているので、奥に民家があるのだろうかと不思議に思ったが、登っていくうちに取水場の建物が見えてきたので納得。これは取水場のポンプの電源を供給するための設備でした。今頃は花の端境期だから登山道にはコガクウツギウツギくらいしか見当たらない。
青空市場の小屋の左手から入る

 取水場を過ぎるとスギの植林地へと入っていきます。沢沿いの森には数本のトチの大木が目立つ。やがて最初の渡渉地点で飛び石を利用して右岸に渡り沢沿いに30mほど進み左手の斜面へと取り付いていきます。ここでうっかり進み過ぎてしまい数分のロス。ツガの大木の立ち並ぶ斜面をジグザグに登っていき、続いてきれいに下刈りのされた明るいヒノキ林をトラバースすると、先ほどから聞こえていた沢の流れの音が大きくなってきました。いよいよ難関の沢地帯に突入する。特に3つ目の沢は、対岸と上流方向の両方ともテープがあるので要注意です。沢沿いの道には、見事なサルメンエビネ、可愛いミズタビラコが咲き目が花の方に向いてしまう。注意!注意!

 1つ目の沢 ヒノキ林を抜けてスグ。沢を右岸に渡ります。渡ってスグのツガの倒木のところから登山道に入り沢から離れていきます。
 2つ目の沢 1つ目の沢から6分。北から南に流れる沢を右岸に渡ります。西にジグザグに登っていくと左手に別の沢が現われます。
 3つ目の沢 2つ目の沢から5分。西から東に流れる沢を右岸に渡ります。沢の上流の木の枝にピンクのリボンが架かっているのでご用心
 4つ目の沢 3つ目の沢から7分。西から東に流れる沢を右岸に渡ります。渡渉地点にヤブデマリの花が咲く。

最後の沢を渡りスギ林の斜面を登っていくと支尾根に出ました。スギの幹には黄色、赤色、青色の色とりどりのテープが巻き付けてありました。ここから主稜線までのスギ林の尾根道は結構急でアゴが出そうになってしまいます。

主稜線に出て縦走路を右にとり少し下っていきます。ササが少し出てきますが踏み跡は明瞭なので問題はありません。但し倒木などでルートが微妙に変わっているところがあるのでテープを確認しながら進んでいくことが肝要です。縦走路にはサワフタギ、ベニドウダンヤブウツギ、ヤマツツジなどの花が咲いている。特にヤマツツジは岩の多いヤセ尾根に深く根を下ろし、あたり一面にびっしりと咲いており、それは見事という他はありません。
支尾根
やっと支尾根に乗る

立岩から南側の展望 立岩のピークからは南側の展望が開け、小室井山の左後方にチョコンと大峯が顔を覗かせているのが木の間越しに見えている。立岩から少し登っていくと大展望の立岩山に着きました。

立岩山山頂からは、北西に十方山塊が大きく立ちはだかっている。山麓には立岩貯水池が見えているが水量の程は何故か少なく感ずる。十方山の右には砥石郷山〜内黒山と山並みが連なっています。北東に目を転じるとこれから向かう市間山が近くに見える。

少し早いがお昼にしようかと思った途端に、雨がパラついてきました。何とタイミングの悪いこと!西の方が霞んできて雨がそこまで迫っているのがうかがえるので、お昼は後回しにして市間山に向けて先を急ぐことにしました。
立岩山山頂からの眺め

ブナ林 立岩山山頂から岩の間を滑らないように下りて、広葉樹林に駆け込む。幸いにも雨脚は激しくはないので広葉樹の中に入ると雨を殆ど感じないが、ササが濡れてきているのが玉に瑕だ!立岩山から10分で1110m台ピークに到達する。ここで進路を北東に変え斜面を急降下する。やがて平坦な道となる頃からササ床のブナ林が出現してきました。癒される空間です。

だが生憎の曇り空なので樹林の中は薄暗く、心細くなってきて「もしや熊に遭遇しやしないか」と、あらぬ不安に駆られ、熊鈴をキンキン鳴らしながらアップダウンを繰り返し高度を少しづつ上げていくと、突然に広いスペースが現われ、市間山山頂に着きました。市間山山頂は中央に三角点があるのみで周囲は樹木に遮られ展望が全くありませんでした。
市間山手前に広がるササ床のブナ林

雨は上がったようだ。市間山〜ハチガ谷の頭まではササ床のブナ林が続いているが、こちらの方のブナは一回り小さいような気がする。ハチガ谷の頭からは、左手の旧戸河内町側がヒノキの植林帯、右手の旧筒賀村側が雑木林と、町境界を挟んで左右で全く植生が異なっている。登山道はよく踏まれている。

やがて牛首峠ルート分れに着きました。右手の南に下る道(町境界線上の道で左がヒノキ右が雑木林)は牛首峠近くに下りる道なので時間は短縮できそうだが、ここでは、よく踏まれている直進の道をとりヒノキ林の中に突入する。ヒノキ林をジグザグに下っていくと「田吹」の案内プレートが見つかる。ヤバい田吹の集落に下る道なのかと思い、少しばかり引き返して登山道を確認してみるも分かれ道らしきものは見当たらないので覚悟を決めて下っていく。
分岐
牛首峠への道を右に分ける

林道に飛び出す 下りが緩やかになると未舗装林道「上田吹西平線」に飛び出す。写真では判り難いが取り付き付近の木の枝に赤テープがあります。上田吹西平林道を600m下っていくと舗装された臼谷林道に行き当たるので、右にとり登っていくと牛首峠。なお、上田吹西平林道の始点には、戸河内町設置の大きな林道案内板がありました。牛首峠付近からの取り付きは判りませんでした。

牛首峠からは下る一方だ。途中の市間山の稜線が見えるところでお昼を済ませ、道ばたに咲く、イワガラミ、ウツギ、エゴノキ、コガクウツギ、ササユリサワギクシャクネジキノコギリソウ、マタタビなどの花を観察しながら荒れた林道をゆっくり下っていく。国道に出るとスタート地点の青空市場までは残り1.3kmだ!まだ1.3kmあると言った方が適切か?それ程長い林道歩きでした。
上田吹西平林道に飛び出す

【林道臼谷線の現状】
林道臼谷線は坂原側の中国自動車道高架のところから1kmちょっと上ったところで路肩が数ヶ所に亘って崩落しています。相当規模の大きい土砂崩れに巻き込まれたもので、恐らく復旧の見込みは立っていないのではないでしょうか。牛首峠付近でも泥流や倒木が舗装路上に流れ出し堆積していました。峠から田吹側も夏草や低木が路上に迫り出していて、とても車の通行できるような状態ではありません。自転車をデポすることもままならぬ状況です。ですから縦走する場合は林道歩きを覚悟すべきでしょう。また、林道上田吹西平線も路面が相当荒れており四輪駆動車でないと通行不可能でしょう。

07/05/20追記…林道上田吹西平線は整備され、一般の車でも通行可能です。


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