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山 名
一兵山家山(952m) ノベリ山(940m) 中野冠山(1003m)
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広島県北広島町
登山日 2006年10月29日(日) 曇のち晴 中野冠山(ノベリ山より)
ノベリ山南斜面から望む中野冠山
参加者 Fさん一行
コース 来尾峠(10時15分)〜939mピーク(10:35)〜(10:45)一兵山家山(10:50)〜野上山(11:10)〜ノベリ山(11:35)〜シシノ谷(11:50)〜ヤオノ谷(12:05)〜才乙中コース合流(12:30)〜(12:35)中野冠山(13:50)〜(14:20)才乙中登山口
お弁当 中野冠山山頂で食べました。他にはノベリ山山頂が適しています。
駐車場 サイオト集会所(10台くらい停められます) 来尾峠(駐車スペースと路肩に10台程度)
トイレ 才乙神社(サイオト集会所から南に300mのところにあります。きれいなトイレです。)
まとめ Fさんとの山行きを計画したのが7月で、そのときは台風3号が西日本をかすめたためにお流れとなった。その後の9月〜10月にかけての再チャレンジも、秋雨前線に意地悪されて立て続けにアウト。結局4回目の正直で、やっと実現できました。何とか天候にも恵まれ西中国山地の深まりゆく秋を満喫した一日となりました。

 今回は諸事情により、島根県側の瑞穂町から県道11号旭戸河内線を走り才乙に入りました。初めて走った道だが峠の手前は延々とカーブが続き幅員も狭く走り難い道という印象が強い道でした。今の時期は落ち葉が路肩に積もっていて路肩が判り難くなっているので余計そのように感じたのかもしれません。下山口のサイオト集会所に車を1台回して「一兵山家山登山口」の案内標識の立つ来尾峠から登る。ここは広島・島根県境にある峠で、道路の反対側には天狗石山の登山口もあります。


一兵山家山 来尾峠から松の混じる明るい広葉樹林の中をジワジワと登っていく。足下にはイカリソウやイワカガミの葉が目立つので初夏に訪れると花ロードを満喫できるだろう。左手遠くに中野冠山を垣間見ながら登っていくと939mピークに着きます。土塁の道を進んで行き、左に大きく進路を変えると正面に一兵山家山が顔を出してくる。

一旦鞍部まで下り登り返すと一兵山家山に着く。山頂三角点は縦走路から僅か数メートル外れたところに位置するうえに、縦走路上にも指導標の類もなく、うっかりすると通り過ぎてしまうので要注意です。山頂が近づいてきたら右手を注意深く観察していれば判ります。午前中は雲が多く展望が期待できないので小休止の後、中野冠山に向けて縦走を開始する。
一兵山家山手前の分岐

ノベリ山と中野冠山 一兵山家山からの下りで左手に山頂部にガスのかかる天狗石山と高杉山が見えてきた。高杉山麓のサイオトスキー場ではスキー場開きに備えて人口雪を作っているのであろう、白い塊が目に付く。今日も気温が高く暑く感じるので、西側の谷から吹き上げてくる風が爽やかだ。

ササ床の混合林を南下し、何の変哲もない平坦な山頂部を持つ野上山を通過し、次の小コブを下っていくと、ようやく中野冠山が視界にはっきりと捉えられるようになってきた。まだ随分の距離があり、目的の山は遠くに見えている。ヒツガイケ谷に下ると、中野冠山の方から縦走してきた20人くらいのグループが林道終点付近の広場で食事中だ。挨拶をして先を急ぐ。
ノベリ山と右後方に中野冠山

ヒツガイケ谷から登り返すと四等三角点の鎮座するノベリ山に着きました。ここは展望が良く、縦走路の中間点にあたるので、休憩するのにもってこいの場所でしょう。ところが先頭は元気なもので、ノンストップで通過してしまう。小さな案内プレートのあるシシノ谷も通過し、次のヤオノ谷峠でようやく小休止する。

さてここから中野冠山まで標高差200mを一気に駆け上がる・・・といきたいところですが、いかんせん急登だからそうもいかない。明るいミズラナ林の中を、誰も一言も発することなく、無言で、一歩づつ着実に登っていく。広葉樹はすっかり葉を落し、カエデも殆ど落葉していて、西中国山地の秋も終わりを告げようとしている。やがて平坦な斜面に変わると、左手から才乙中からのコースが合流してくる。ここから5分もかからないうちに大展望の中野冠山に着きました。
中野冠山北斜面の急登
中野冠山北斜面の急登

山頂は既に2グループ十数人のハイカーで大入り!早速、広い山頂部の一角にシートを広げてお待ちかねのお昼にします。今日はご婦人方の手作り料理をいただくことにしていたので自分はビールしか持って上らず、随分と楽をさせて貰いました。ありがとうございました。シートの上には昼食バイキングの如く、太刀魚のフライ、アジの南蛮、エビチリ、エビのキュウリあえ、クリの渋皮煮、キンピラその他食べきれないくらいの多くのおかずが並べられ、食べても食べても無くならない。

今回は山口県にお住まいのFさん一行を、西中国山地の名山にご案内した訳であるが、最終的には写真をご覧のとおり、爽やかな秋晴れとなりました。
大展望の中野冠山山頂にて

お昼を回ると天気も回復してきて、雲が垂れ込めていた空は、一面の青空に変わってきました。しかし視界の方はイマイチで、才乙集落を取り囲む山を含む芸北の山はきれいに見えるが、龍頭山・深入山・十方山・恐羅漢山は霞んでいる。それより遠くの山は残念ながら見ることは出来ない。 才乙集落を取り囲む山々

ふくらんだお腹をかかえて才乙中に向けて下山する。来た道を戻り、才乙中分れで右折して中野冠山の東斜面をジグザグに急下りする。明るいミズナラ林の中をの落ち葉の積もった快適な道を下っていくと僅か30分で三角屋根のところの登山口に降り立った。右に200mでサイオト集会所(旧、ロッジサイオト)です。健脚揃いの皆さん、周回ご苦労様でした。

この時期になると山野草もめっきり少なくなり、縦走路には、アキノキリンソウオミナエシキクバヤマボクチシラヤマギクツルリンドウミヤマシキミの実、草臥れたヤマラッキョウワレモコウしか見当たりませんでした。
下山口の少し手前
やっと里に下りてきました

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