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山 名 |
東郷山(977m) | 広島市佐伯区(旧湯来町) |
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登山日 | 2005年7月17日(日) 晴れ |
白砂林道から見上げる東郷山
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参加者 | 単独 | |
コース | 登り:駐車地(9時10分)〜旧四本杉登山口(9:25)〜谷道分岐(9:35)〜白砂林道入口(9:41)〜四本杉入口(9:52)〜(10:00)尾根(10:05)〜沢を渡る(10:10)〜(10:45)四本杉(10:55)〜主稜線(11:22)〜(11:30)東郷山 所要時間2時間20分 下り:東郷山(12:00)〜四本杉分れ(12:07)〜戸山車庫分れ(12:19)〜882m峰(12:30)〜(12:40)#101鉄塔(12:45)〜#100鉄塔(13:00)〜(13:15)大峠(13:25)〜川を渡る(13:52)〜恵下谷林道(13:54)〜白砂林道入口(14:04)〜谷道分岐(14:11)〜旧四本杉登山口(14:25)〜(14:40)駐車地 所要時間2時間40分 |
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ガイド | ゆうゆう18号(特集・都市近郊の山。恵下谷登山道の解説は新コースだが地図は旧コースになっていると思われます。) | |
お弁当 | 東郷山山頂で食べました。(鉄塔付近は見晴らしがいいのですが、今の時期は直射日光に晒されるのでお勧めできません。) | |
駐車場 | 恵下谷林道の路肩。(何ヶ所かはふくらんでいるところがあるので場所を気にすることはありません。) | |
トイレ | ありません。(近くでは、大森神社、湯来町の公衆トイレがあります。) | |
まとめ | 梅雨明け宣言はまだですが、今日は夏本番を思わせるような天気で、ギラギラの真夏の太陽は照りつけるわ、湿気があり蒸し風呂状態でコンディションは良くありません。でも雨を心配することがないのは気分的に楽です。本日の広島市の最高気温は34度だとか、暑いわけです。 |
国道433号線を湯来から加計方面に向けて走ります。湯の山温泉を左に過ごし、「砕石場・湯来土地開発梶vの看板に従って右折し、水内川に架かる恵下谷橋を渡り砕石場の中へと入っていきます。休日につき人一人いない砕石場の中を突っ切り、橋を渡り恵下谷林道に入ると突如として道が荒れてきます。車高の低い車でない限り、我慢すれば、相当奥の谷道分岐あたりまでは入ることができます。
今日は砕石場奥の橋から200m先の東郷山林道取り付き付近の邪魔にならないところに駐車して歩くことにしました。東郷山林道入口には「作業中発砲禁止・林野庁」なる看板が架けられていましたが、何の作業をしているんだろう? 登山支度を済ませ出発する。砂利の恵下谷林道を上っていくこと15分で、旧四本杉登山口に着く。ここには国有林案内板や広島森林管理署の案内板など5枚の案内板が設置されており大賑わいだ。道ばたには、アカショウマ、オカトラノオ、ネムノキ、ノリウツギ、ヒヨドリバナが咲く。 |
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東郷山林道入口に駐車 | 旧四本杉登山口と案内板 |
さらに上っていくと車2台で来た男女8人のグループが登山支度を整えて出発しようとしている。追いついて最後尾のグループリーダーと思しき男性に話しを聞いてみると「四本杉から登って国体コースで下山する。」とのこと。国体コースは通れるんですか?と質問すると「う〜ん。たぶん。」とだけで明確な返事は頂けなかった。少しヤブ加減だが大丈夫なんだろう。ペースが少し遅いようなので、失礼して先に行かせて貰うことにしました。
旧四本杉登山口から10分余りで左手に石組みを見ると、最初の「東郷山四本杉」の案内標識の立つ谷道分岐だ。案内標識に従って右に直角に折れ、沢沿いの道を緩やかに登っていきます。 谷道分岐から7分で、カーブミラーのそばに、恵下谷山国有林の案内板と「東郷山四本杉」の案内標識の立つ白砂林道入口に着く。ここも案内標識に従って右をり白砂林道へと入っていきます。 |
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谷道分岐(最初の四本杉案内) | 白砂林道入口(四本杉案内あり) |
白砂林道は途中で路肩が大きく崩落しているところがあり早急の手当てが必要だが、ここまで車で来る人もいないのかほったらかしになっている。さらに林道を進んでいくと正面に東郷山がその姿(冒頭の写真)を現してきます。下から見上げると、すごく高く見える。それだけ急峻なんだろう。 白砂林道入口から10分余りでカーブミラーと大きな四本杉の説明板のある四本杉入口に着きました。カーブミラーの後ろにある案内標識には「四本杉1.6km」とありました。林道はづっと奥まで延びているようですが、ここで林道と別れて鬱蒼とした杉林へと分け入ります。 |
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東郷山四本杉入口 |
右手に沢を見ながら杉林を進んでいき、木橋の架かる沢を連続して3回渡り、支尾根を2回横切り、ヒノキや松の混じる針葉樹林の中を緩やかに登っていくと539mピーク南側の鞍部に出る。案内標識の立つ峠からは南に東郷山が大きく迫ってきます。 鞍部からはトラバース気味に下っていくと沢にぶつかる。ここで沢に架かる木橋を渡り、四本杉の案内標識に従って左折します。いよいよ本格的な登りが始まります。 |
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峠に立つ案内標識 | 木橋を渡ると急登が始まる |
四本杉のアプローチは沢沿いのヤブ道から始まる。コバノフユイチゴはおいしそうな赤い実をつけ、ハエドクソウやムラサキニガナが頑張って咲いてくれている。木橋から12分で「あと0.5km」の案内標識を通過する。案内標識は100mごとに立てられており、数字は確実に少なくなっていく。5分100mのピッチで登っていき、やっと前方に四本杉が見えてきたときは、感動よりも、やっと着いたという安堵感の方が勝っていた。 四本杉の周囲は立ち入り出来ないようロープで保護され、「根の踏圧防止のため立入禁止・広島森林管理署」の立て看板がありました。東郷山の四本杉は1本の太い幹が根元近くで4本に分かれています。今では倒壊防止のため4本とも幹が金属製の輪で補強されており、その姿は痛々しく感じます。データ…森の巨人たち100選に選ばれています。樹高は30m、幹の周囲は990cmです。東郷山には、四本杉の他にも杉やモミの巨木が多いように感じました。 四本杉からも急登は続く。クマザサが現れてくると傾斜も緩くなってきて主稜線に出ました。主稜線を右にとり尾根を快適に登っていく。山頂の少し手前から、右手はるか下にスタート地点の砕石場かが見える。かなり登ってきたものだ。その後方には天上山、さらにその左後方には砥石郷山〜深入山がうっすらと見えている。 |
狭い東郷山の山頂は2グループ十数名のハイカーが昼食中で大賑わいだ。自分は一番奥の邪魔にならないところを選んで食事をする。その先は国体コースが下っているがササが被っている。見たところ足下はしっかりしているので通行に支障はなさそうだ。眺望はあまり得られない。南西方向が開けており阿弥陀山の電波塔の先に大峯山が見えるが、雑木が茂っているので景観が台無しだ。
下山は大峠を目指すので来た道を引き返します。四本杉分れを直進し、倒木の多い尾根道を下っていきます。少し南に振れてきたかなと思ったらテープと手製の案内プレートのある戸山車庫分れに着きました。道の両側には中国電力の標識もあるので見逃すことはないでしょう。直進は戸山車庫へ下る道で滝のところに降りていきます。 ここを左にとり杉の植林帯の中に入っていきます。道は稜線より少し南側に下がったところに付いており、おまけに倒木も多く気を使います。尾根に戻ると間もなく#102鉄塔分岐のある882mピークに着きました。 |
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主稜線上の四本杉分れ | テープの多い戸山車庫分れ |
882mピークからはハエドクソウ、ヒヨドリバナ、ムラサキニガナ、ヤマアジサイが咲く尾根道を下っていくと夏草の茂る#101鉄塔に着く。広島南アルプスを中心に広島市内の山が一望できるが遠くの方は霞んで見えない。 #101鉄塔からは腰まであるササを漕ぎ、再び杉林へと入っていく。少し登り返すと#100鉄塔に着く。ここからの眺めも格別で、先ほどは鉄塔の影に隠れていた窓ヶ山が顔を出す。沼田町吉山あたりの集落も箱庭のように見えている。 |
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岳山と荒谷山(#101鉄塔より) | 窓ヶ山(#100鉄塔より) |
#100鉄塔からは大峠まで長い下り坂だ。まず膝くらいまでの高さのササを漕ぎ樹林の中に入っていく。樹林の中を快適に下っていき、3ヵ所ある鉄パイプの階段を下り、高低差の少ないアップダウンを数回こなし、道が平坦になったかなと思ったら大峠に着きました。 大峠には指導標こそありませんが、中国電力の鉄塔標識が2本あります。右に下る道は#99鉄塔方向で沼田吉山へ、直進の上る道は#98鉄塔方向でニツ山へ、そして左に下る道が和田方面への道です。 |
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パイプ造りの階段 | 大峠の四差路 |
大峠で左折してヒノキや雑木林の中の明瞭な道を下っていくこと15分で沢にぶつかります。ここから10分あまり沢を何度も徒渉したり、沢の中を歩いたりします。沢の中や両岸は草ボウボウで注意を要するところか。やっと広い道に出たと思ったら今度は大きな川が行く手を阻みます。ここは飛び石を利用して対岸に渡ります。 対岸に渡り幅の広い管理道を下っていくと、すぐに右手から恵下谷林道が合流してきます。さらに下っていくと見覚えのある白砂林道入口だ。やっと帰ってきました。やれやれです。後は今朝方上ってきた道を下るのみです。今日は四本杉あたりの急斜面と蒸し暑さに泣かされました。夏場のロングコースは避けるべきか。 |
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川を渡り対岸に出る |
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