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山 名
大船山(1786m) 🔷1日目(三俣山)🔷   🔷くじゅうの花🔷
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大分県九重町
登山日 2023年6月10日(土) 曇り
坊がつるより望む大船山
参加者 武田山グループ(Sさん、Hさん、Eさん、Yさん)
コース 法華院温泉~キャンプサイト~段原~大船山~段原~北大船山~大戸越~坊がつるキャンプサイト~雨ヶ池越~長者原ビジターセンター 所要時間:いろいろあって9時間弱
お弁当 坊がつるに下ってからキャンプサイトで食べる
駐車場 長者原(収容台数はおよそ400台)
トイレ 坊がつるキャンプサイト(手洗い水出ます) 長者原(水洗です)
まとめ 武田山グループのくじゅう遠征2日目は法華院温泉からスタートしました。自分やEさん念願の大船山に登り雨ヶ池越で長者原ビジターセンターに戻った。この日の天気は予報ではお昼頃から下り坂ということであったが、お昼にパラパラとしたくらいで、結局雨具の出番はなく、2日間を通して天気に恵まれた山行きだった。帰路は長者原を午後4時過ぎに出発して、中国道美東SAで晩飯を食べて、午後9時前には帰広した。なお、このページに掲載した画像の一部はHさんから頂きました。ありがとうございました。

【法華院温泉~段原】 そそくさと朝食を済ませ7時前に法華院温泉を出発する。今の時期は草原に咲くサワオグルマが鮮やかだ!沢を渡り坊がつるキャンプサイトの中を通り抜けて避難小屋の先の登山口から段原への直登道に入る。アセビのトンネルを歩くこと40分で立中分れに着く。黒ボク土にシロドウダンの花がたくさん落ちている。見上げると花は未だ残っている。地形図を読む限りは後半は急斜面だが登山道がジグザグに切ってあるので負担は少ない。登山道沿いに咲くベニドウダン、ツクシドウダン、ツクシヤブウツギ、ナナカマドなどの花を観賞しながら段原に向けて高度を稼いでいく。

法華院温泉を出発する 坊がつるキャンプ場 大船・平治分岐(ここから入山) アセビのトンネル

【段原~大船山】 段原まで登ると北大船山南斜面に咲くミヤマキリシマが目に飛び込んできた。今年は花の付きが良くないとは言いながらも結構なピンクの絨毯だ!段原から先ずは大船山を目指す。ツクシドウダンの花が目立つ稜線を南に向かい岩場を登っていくと大船山の山頂に着いた。周囲360度遮るもののない眺めは素晴らしい!山頂にはシロドウダンが咲いていた。

段原(後方は大船山) コブから北大船山と米窪 大船山への最後の登り 大船山山頂にて

大船山からのパノラマ画像(空気が湿ってきているが視界は意外とクリアーだ!宮崎県境の祖母・傾、さらにはその奥の大崩まではっきり見える)

【大船山~大戸越】 大船山から段原まで戻り北大船山の方に向かう。ミヤマキリシマの間を縫うように進んでいく道は人ひとりが歩くのが精一杯で離合には苦労する。北大船山を過ぎたところで絵になる景色(水の溜まった段原火口原)に遭遇した。下りが始まって間もなく遠くに白い花のようなものが見えたのでズームで引き寄せてみるとオオヤマレンゲだった。登山道から少し離れたところにたくさん咲いている。大戸越えの少し手前の登山道沿いにもオオヤマレンゲの樹があった。多くの登山者で賑わう大戸越まで下ったところで小休止する。

段原火口原(後方は由布岳) ミヤマキリシマ咲く登山道 火山礫の道を下る 大戸越(奥が平治岳)

【大戸越~坊がつる】 正面に三俣山を見ながら大戸越を後にする。途中の大船林道分岐から林道に出て雨ヶ池越に直登する計画を立てていたが、その分岐まで下って歩く予定のトラバース道を確認してみると良い道ではないように思えた。これから天気が下り坂に向かうこともあり、予定を変更して坊がつるに戻ることにした。泥濘んだ道が終わると、大船・平治分岐に戻ってきた。キャンプサイトの木陰(このときは小雨が降っていた)でお昼にする。

大戸越を出発する 大船林道分岐 泥濘んだ道が続く 坊がつるに戻り昼飯

【坊がつる~雨ヶ池】 吉部分れ十字路で雨ヶ池越の道に入り坊がつるを後にする。このときも未だ小雨が降っていたが直に樹林帯に入ったので雨は気にならなくなって、そのうちに止んだようだ。東京からキャンプに来たという2人の女性とすれ違った。聞けば1年前から計画していて今週末を楽しみにしていたとのこと。天気が崩れなければいいんだけど!坊がつるを見下ろすところまで登ってきたところで振り返ると大船山山頂付近にはガスが掛かり始めていた。雨ヶ池周辺は木道が設置されている。山渓の分県登山ガイドブックには雨ヶ池のミヤマキリシマは見応えがあると記載されているが・・・見頃を過ぎているのかな。

坊がつるを後にする 最初は石畳の道 坊がつるを見下ろす 雨ヶ池とミヤマキリシマ

【雨ヶ池~長者原】 雨ヶ池からは長者原に向けて下っていくと直ぐに長者原が見下ろせる展望地があった。今日は土曜日なので登ってくる人が多いね。坊がつるでキャンプをするという元気のいい熊本高校の生徒さんにパワーをもらった。

たくさんの白い花が咲いているオオヤマレンゲの案内標識の先が指山分れで、そこからは傾斜が少し緩んで楽になった。自然観察エリアに入ると樹木の幹に樹木札が取り付けられているが、高木が多く葉っぱが確認できないので、樹皮だけでは、そうなのかと思うしかないか!テクテク歩いてようやく長者原に戻ってきた。
よく整備された九州自然歩道 長者原湿原に戻ってきた