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山 名
三俣山(1744m)   🔷2日目(大船山)🔷   🔷くじゅうの花🔷 大分県九重町
登山日 2023年6月9日(金) 晴れ
長者原より望む三俣山
参加者 武田山グループ(Sさん、Hさん、Eさん、Yさん)
コース 長者原ビジターセンター~湿原木道~長者原自然研究路~鉱山道(坊原)~すがもり越~三俣山本峰~すがもり越~北千里ヶ浜~法華院温泉 所要時間:のんびり歩いて6時間弱
お弁当 法華院温泉に着いてから食べる
駐車場 長者原(収容台数はおよそ400台)
トイレ 長者原(水洗です)
まとめ 武田山グループの集まりで九州遠征くじゅう行きの話がすんなりとまとまり、Sさんがレンタカーの手配、Eさんが登山計画を作成することとなった。前日の夜遅く日付が変わる時間に広島を出発して雨のそぼ降る中を突っ走り明け方に牧ノ戸峠に着いた。そこで牧ノ戸峠出発組を見送り、自分とSさんは長者原に戻り長者原ビジターセンターからスタートした。今日の目的地は法華院温泉なので時間的な余裕があり、スローペースで歩いたが、それでもお昼頃に法華院温泉に着いた。

【長者原~鉱山道】 平治号の右手の階段を上がり湿原に敷設された木道を歩く。この時期は花の端境期なので湿原には目ぼしい花は見当らない。雨ヶ池分岐で直視し、長者原自然研究路を歩き樹林を抜けると鉱山道に出た。ここまでは長者原ビジターセンターから直接鉱山道に入った方が効率的ではあるんだが、それでは味気ないので、大回りをして湿原や自然研究路を歩き自然と触れ合う選択をした。

長者原を出発する 雨ヶ池分岐 長者原自然研究路 鉱山道に出る

【鉱山道~すがもり越】 林道わきにはサワフタギ(果実が熟す時期ではないので判らないが後の調べによるとタンナワサフタギらしい)の白い花が目立つ。砂防堰堤の先で鉱山道と別れて山道に入る。植生はアセビとノリウツギが主の灌木帯に変わり周囲の景色が開けてきて進行方向に聳える星生山の北斜面がビンク色に染まっているのが遠目に判る。再び鉱山道に出るが、すぐに砂防ダムだらけの谷を渡り、岩に塗られた黄色のマーカーに従ってガレ場を登っていく。長者原から2時間くらいで「すがもり越」に着き、避難小屋のベンチに腰かけて小休止する。

鉱山道から山道へ 坊原付近の山道 ガレ谷を登っていく すがもり越

【すがもり越~三俣山往復】 すがもり越の休憩所にザックをデポして空身で三俣山西峰の斜面に取り付く。さすがに空身でと楽なもので急斜面もスイスイ登られる。西峰の肩まで登るとピンクに染まった本峰の南斜面が目に飛び込んできた。いや~あ、登ってきた甲斐があったものだ。三俣山本峰からは大船山が南峰に隠れてしまっているが360度の眺めだ!三俣山ではイワカガミマイヅルソウが確認できた。西峰まで下ったところで、ミヤマキリシマを観察中の登山者に話を聞くと「昨年は8年振りにミヤマキリシマが裏年だった。今年も尺取虫の異常発生で壊滅的だ。それでも三俣山と北大船山は何とか見栄えがするが、平治岳は例年の1割くらいしか咲いていない。花は見頃を少し過ぎている。」ということでした。

すがもり越より望む三俣山西峰 西峰斜面よりすがもり越を見下ろす 染まる三俣山本峰南斜面 三俣山本峰(遠景は由布岳)

三俣Ⅳ峰からのパノラマ画像(平治岳は三俣南峰の後方に隠れて見えない)

【すがもり越~法華院温泉】 三俣山からすがもり越の休憩所に戻り暫しまったりした後、北千里ヶ浜に下る。今日未明まで雨が降っていたので水の流れが出来ていた。だだっ広い北千里ヶ浜を歩いているとSさんが「あれが猿岩」だと教えてくれた。成る程ゴリラが座っているように見える。ガレた谷を下っていき坊がつるが近づいてくるとコンクリート道に変わり、その道を下っていくと法華院温泉の裏手に出た。休憩所でお昼を食べながら牧ノ戸峠組を待つこと〇〇分!宿泊手続きをして、風呂、ビール、夜8時過ぎには就寝しました。

北千里ヶ浜 (〇が猿岩) ガレ谷を下っていく 坊がつると大船山 法華院温泉の裏に出る