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山 名
二ヶ城山(483m) 松笠山(375m) 広島市安佐北区
登山日 2004年10月24日(日) 曇のち晴 松笠山尾根道から望む二ヶ城山
松笠山登山道から望む二ヶ城山
参加者 ファミールハイキング同好会
コース 登り:高陽中央霊園(9時45分)〜地獄谷分岐(10:00)〜(10:20)尾根鉄塔(10:25)〜(11:05)二ヶ城山 所要時間1時間20分
下り:二ヶ城山(11:15)〜鉄塔(11:27)〜(12:15)菰口憩の森(13:20)〜(13:50)松笠山(14:00)〜松笠観音(14:35)〜鳥居(14:50)〜(15:20)中小田バス停
お弁当 菰口憩の森の芝生の上で弁当を広げました。
駐車場 往復ともバスを利用しました。車を利用する場合は山陽自動車道の側道に停められます。
トイレ 高陽中央霊園の墓苑専用トイレ。管理員さんに断って利用させていただきました。
まとめ 今回の同好会登山は久し振りに大勢の参加となりました。先週の水曜日(10月20日)に襲来した台風23号の影響で、里山の登山道はひどい有様でした。誰かが「今日は障害物競走だったね」と言っていたが、全くそのとおりです。広島市東区は行政がしっかりしているので近いうちに復旧すると思いますが、なるべく早く対応をお願いしたいものです。

 岩の上バス停で下りて、広い道を落合小学校の左を回りこむように上っていく。高陽台団地を過ぎると道が極端に細くなり、民家の間を登っていくようになる。今日は落合地区の秋祭りが開催されていて水色のパッピを纏った老若男女が道を練り歩いている。お盆にお神酒の入った杯を並べた係りの人から「一杯いかがですか」と声がかかる筈はないのに、SNさんは残念そうな顔をしている。

 山陽道に架かる橋を渡ると、右手に高陽中央霊園があるので、管理員さんに断ってお手洗いを借用する。付近にはMTBを楽しむ若者(でもないが)の車が停まっている。中電の巡視路を利用してMTBを楽しむのはいいのだが山が荒れるのは気になります。


高陽中央霊園から入っていく さて霊園のところから幅の広い林道を緩やかに登っていきます。落葉広葉樹の落ち葉に混じり桧の小枝が堆積する道を約1kmほど詰めていき、右手にある案内標識に従って谷に入っていきます。左に沢を見ながら地獄谷を遡っていきます。

春先にはマンサクが咲いているのだが、今の季節は谷も静かなものだ。秋も深まり花の数もめっきり減ってしまい沢沿いの道にはアキチョウジスイランが頑張っているのが唯一の救いかな。
地獄谷別れ
高陽中央霊園から入っていく 地獄谷への分岐

高鉢山(尾根に出たところより) 地獄谷から離れ急斜面を登っていくと送電鉄塔の建つ尾根に出る。西には広島南アルプス〜阿武山〜堂床山〜可部冠山〜備前坊〜白木山系〜高鉢山にかけての大パノラマが広がります。

ここからの尾根ルートが日本庭園と言われており、周囲の眺望もさることながら、いろんな形をした岩と、それに生える松の組み合わせが庭園風に見えるのでしょう。アキノキリンソウコウヤボウキの咲く岩場を辿りながら徐々に高度を上げていきます。
岩場にて記念撮影
高鉢山(尾根に出たところより) 形のよい岩場で記念撮影

日本庭園からのパノラマ

二ヶ城山山頂にて 日本庭園を抜け右手に千畳敷を過ごすと、菰口からの登山ルートが右手から合流してくる。案内標識に従って左の山頂方面をとれば5分で二ヶ城山山頂に着く。山頂からは東に呉娑々宇が大きく、その後方には東広島の山並みが広がる。南には海田湾を中心に広島市街が広がるが生憎霞んでいるのでくっきりとは見えない。山頂から北に少し行ったところに西側の展望が開けるところがありますが、日本庭園で景色を堪能したので今回は遠慮しました。

今回の参加者は世話人のHさん、長老のNさん、山の大先輩のSNさん、理事長のSMさん、久し振り参加のM夫妻、いつも若いH嬢、我が家夫婦の9名と大賑わいでした。
二ヶ城山山頂にて

 時間も早いので昼食は菰口憩いの森でとることにして、蝦蟇ヶ峠に向けて下山する。すぐに分岐があるので直進し(右は岩の上から登ってきた道)送電鉄塔までは快適に下っていく。ところがこのあたりから先の台風23号で倒された倒木が多くなってきた。松、桧、クヌギなどの大木が至る所に倒れて登山道を塞いでいるものだから、跨いだり、潜ったり、迂回したり、挙句の果ては匍匐前進をしたりと、さながらの障害物競走となってしまいました。

 蝦蟇ヶ峠まであと15分くらいの所まで降りた地点で、夫婦連れとすれちがいました。ご主人から「どちらからこられましたか?」と質問されてので「岩の上からですよ」と返したので、「それじゃあ大丈夫。登れそう。」と言い残して登っていかれました。実は倒木が多くて苦労したのは、この夫婦連れとすれ違ってからなんです。納得!


倒木(マツ) 倒木(雑木) 倒木(オオバヤシャブシ) 倒木(ヒノキ)
松の木が登山道を塞ぐ 雑木を跨いで前進する ヤシャブシの下を匍匐前進 これはひどい!ヒノキが無残

二ヶ城山からの下山口 車道に出て、右の方に50mで憩いの森の駐車場があり、その先が憩いの森です。曇り勝ちだが穏やかな秋の空の下、先ほど登ってきた二ヶ城山を眺めながらお昼ごはんにしました。

どのルートで戸坂方面に出るかという話になり、舗装路を登ってショートカットするか、ついでだから松笠山に登るかから二者択一の結果、松笠山に登ろうということになりました。皆さん元気で何よりです。
二ヶ城山(憩いの森より)
二ヶ城山からの下山口 憩いの森より二ヶ城山を見上げる

松笠山山頂にて 憩いの森から松笠山へ登る道からは、右手のヒノキの植林地を見るとヒノキの木が相当数倒されているのが見える。登山道にもかなりの数のヒノキが覆いかぶさっているので難儀をしてしまう。ヒノキは大地にしっかりと根を下ろすことができないのだろうか?台風の格好のターゲットのようだ。

以前はなかったショートカットの道を利用して松笠山の少し先に出て、バックすると松笠山に立ちます。山頂からは二ヶ城山や呉娑々宇はきれいに見えるが、広島市街方面やその後方に控える山はかすんでいる。
呉娑々宇(松笠山より)
松笠山山頂にて 松笠山より秀峰呉娑々宇を望む

Y字分岐 松笠山から北西に下る道を降りていき、暫くすると右手に舗装路が現れてくる。NTTの無線中継所を建設・保守するために造られた道だが、その無線中継所は3年前に撤去され、取り残された道も今では無用の長物となっている。

左手に広島森林組合の植林看板を見るとすぐにY分岐がある。ここは右にとり(左からも松笠観音に降りれるが急坂の道)つづいて展望岩分岐を左にとりヒノキ林の谷をトラバースするように下っていけば松笠観音寺に降りてくる。
松笠観音寺
Y字分岐(指導標はない) 松笠観音寺(裏手が登山口)

小田方面別れ 松笠観音の鳥居を潜るとすぐに小田別れがある。右手の道に入り参道を下っていくと15分で鳥居があり、その先が下小田と中小田の分岐だ。

下小田の方が距離的には短いが参道にクモが巣を張っていたので、直進して中小田に下りることにしました。ヒノキ林〜竹やぶ〜スギ林〜竹やぶと下降していくと口田南の民家が見えてくる。そのまま道なりに下っていくとバス路線に出る。右に曲がると30mで中小田のバス停だ。運良く待ち時間0分でバスに乗ることができた。不動院で降りてマンションまで歩いて帰る。皆さんご苦労様でした。
口田南3−34
小田方面別れ道 口田南3−34にある案内標識

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