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山 名
坂山(500m) 鉾取山(711m) 原山(672m) 天狗防山(512m) 広島市安芸区
登山日 2003年12月14日(日) 晴れ JR安芸中野駅ホームより
JR安芸中野駅ホームより
参加者 夫婦 Hさん
コース JR瀬野駅(8時55分)〜神原登山口(9:10)〜ロープ場(9:45)〜尾根に出る(10:00)〜(10:10)坂山(10:25)〜坂山みはらし台(10:40)〜平原別れ(10:55)〜鉾取山(11:40)〜(11:55)みはらし山676m峰(12:35)〜原山(13:00)〜林道(13:40)〜天狗防山(13:50)〜展望のよい場所(14:15)〜成岡登山口(14:40)〜(15:05)JR安芸中野駅 所要時間全工程6時間10分
お弁当 676mピーク(広島市中心部がよく見えます。東屋と芝生の広場があります。)
駐車場 JRを利用しました。
トイレ JR瀬野駅(水洗です) JR安芸中野駅(手洗い水は出ます)
まとめ 鉾取山は標高が比較的高いので広島市内や周辺の山からよく見ることができます。ずっと以前からリクエストのあった山でしたが、登り応えがあるので条件的に厳しい夏場を避けているうちに、今日に至ってしまいました。

 JR瀬野駅で下車して国道2号線を八本松方面に800m歩くと、国道脇に「坂山、鉾取山登山口」の案内標識がある。ここから瀬野小学校と瀬野公民館の間の道を南に向って300m登っていき、最終民家のところでカーブミラーの右奥に入る道をとると、50mで道路の左手に「坂山登山口」の案内標識がある神原登山口に着く。


最終民家 左に小さな沢を見ながら落ち葉が堆積している舗装された林道を登っていくと登山口から約7分で右手に水道局調整池が見えてくる。ここからは舗装が切れてやっと登山道らしくなる。沢を何回か渡ると杉林となり傾斜もだんだんきつくなってくる。途中に1ヶ所だけロープ場があるがロープに頼るほどではない。

前方が明るくなり左に90度振れると尾根に出ます。尾根道を右(西の方向)にとり、前方に樹間越しに鉾取山を見ながら季節外れのシハイスミレヤブコウジの咲く快適な道を緩やかに登っていくと展望のある坂山に着く。
坂山登山口
最終民家(右の道へ) 落ち葉の堆積する坂山登山口

坂山山頂にて 坂山から西方面を見ると東区の秀峰「呉娑々宇山」がきれいに見え、そこから藤ヶ丸〜立石山〜長者山と続く稜線が北に流れる。長者山の後方には白木山塊が大きい。

手前に目を写すと眼下にスカイレールタウンみどり坂団地が見渡せる。この団地内に会社のK君の豪邸?があるのだが遠くて同定できない。東には水ヶ丸山が、南には朝日に照らされた熊野の秀峰である小田山が見える。
みどり坂団地
展望のよい坂山山頂にて 坂山からみどり坂団地を俯瞰する

呉娑々宇(坂山より) 志和方面(坂山より) 水ヶ丸山(坂山より) 小田山(坂山より)
坂山から呉娑々宇を望む 志和方面には雲海が見える 坂山から水ヶ丸山を望む 坂山より小田山を望む

鉾取山(坂山みはらし台付近より) 北東方向には雲海が見渡せる。おそらく東広島市志和の辺りだろう。今日は早朝冷え込んだので10時を廻った朝の遅い時間まで雲海が消えることなく残っている。山の上から眺める分は「きれいだね」で済むが、多くの人が雲海の下で雲が切れ日差しが射すのを待ち望んでいることを思うと単純に喜んではいられない。

坂山からは一旦下り登り返すと展望のない514mピークに着く。ここから少し下ると北側が開けた「坂山みはらし台」に出ます。屏風絵とまではいきませんが、西方面に蓮華寺山〜高城山の稜線が、その後ろに重なるように呉娑々宇がデンと控えている。
坂山みはらし台付近からの鉾取山

みはらし台を過ぎると、樹間越しに見える鉾取山の姿がだんだん大きくなってきた。コルまで一気に下り、阿戸町の舛越橋登山口からの道が左から合流し、すぐに平原登山口からの道が右手から合流してくると、最後の長い登りが待ち構えている。標高差は300mくらいであろう鉾取山の北斜面の登りを40分喘ぐと公園化されている鉾取山に着く。

山頂には大きな案内パネルが取り付けてあるので、北回りコース、中央のハイキングコース、南回りコースの3通りあるコース図を容易に頭に入れることができる。ベンチも東屋もあり休憩するにはもってこいの場所である。展望はと言えば北方面に呉娑々宇、白木山を見ることが出来る。
鉾取山山頂の案内パネル
鉾取山山頂の花のお嬢さん

みはらし山の案内プレート 鉾取山から横木の階段を下って登り返すと、676mピーク(みはらし山)です。以前はなかった「みはらし山」のプレートが松の木に下げられています。探検隊の皆様には苦し紛れ?のネーミングをご苦労様です。

このピークは鉾取山の西側に位置し、広い展望の得られる絶好のポイントです。宮島弥山、江田島、能美島、似島、広島市街地、絵下山、日浦山などの山と、サザンカの花やフユイチゴの実を肴にしてお昼ごはんにしました。
みはらし山から洞所山を望む
名付け親は安芸区探検隊 みはらし山から洞所山を望む

山頂部林道より南の原山を見る 次は原山を目指す。名前のわからない各種の低木が植樹されいてるコースを舗装路まで下りると前方に原山が大きくそびえる。原山の2基の電波塔を目指して舗装路を進んでいくと右手に進入禁止の鎖がしてある草ぼうぼうの林道がある。直接天狗防山方面に下るときはこの林道を使えばよい。

さてここでは林道を右に見送り舗装路を200m歩き、右手の原山への登り道に入る。頂上には北側に赤白の電波塔、南側に灰色の電波塔があり、それらの電波塔の右側を直進し電波塔の敷地内から再び山道に入ると20mで原山三角点がある。
原山が近づいてきた

Y分岐(ここにも案内プレートがある) 今度は進路を南から西に取り天狗防山に向けて尾根道を下っていく。原山から25分下るとY字路(左は591m峰)がありここを右にとる。さらに5分でT字路(左は591m峰)があり右に折れると5分で林道に出る。

林道を右に30m進むと、道が大きく右にカーブしている地点の道路の反対側に天狗防山への取り付きがある。ほぼ平坦な道を10分で眺望のない天狗防山に着きます。何故か朽ちた案内パネルが設置(放置かな?)してあり、遠い昔はさぞかし広島市街方面の展望が良かったであろうことをうかがわせます。
ややこしい林道
洞所山と天狗防山へのY字分岐 林道から天狗防山に向かう

日浦山(展望地より) テープを頼りにヒノキの植林帯を通り抜け、倒木でルートが微妙に変わっている急峻な斜面を下っていくと、天狗防山から25分で展望のよい場所に降り立ちます。正面に日浦山、蓮華寺山、呉娑々宇が見え、やや疲れ気味の身体に心地よい爽快感が走ります。

さらに下っていくと、アレアレ?東広島バイパスの工事造成現場に出てしまった!テープに従って登山道に戻ると成岡登山口は目と鼻の先です。
成岡登山口
展望地から日浦山を望む 成岡登山口(取り付きは墓所の裏)

広島市安芸区では「あきく魅力まっぷシリーズ」と称して、A4版サイズの登山案内パンプレットを出しています。@岩滝山・日浦山、A蓮華寺山・高城山、B鉾取山・坂山・原山の3種類があり、自分は1年半くらい前にJRの駅に置いてあるのを見つけました。今回はそのパンプを参考にして鉾取山系を縦走したのですが、随所に「あきく魅力探検隊」のシンボルマーク入りの案内標識が設置されており、安芸区関係者の皆さんの里山やハイカーに対する暖かい配慮を感ずることができました。


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