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山 名
雌山(1067m) 雄山(1152m)
工程図を見る
岡山県新見市
登山日 2024年10月10日(木) 晴れ
大井野集落から望む稜線
参加者 単独
コース 登山道案内図のある三差路(9時10分)〜牧草地最奥部(9:40)〜登山口(9:55)〜(10:25)雌山(10:35)〜(11:15)雄山(11:35)〜伐採地(12:05)〜登山口(12:25)〜(13:05)登山道案内図のある三差路
お弁当 雄山で食べる(他の候補は雌山)
駐車場 登山道案内図のある三差路付近の路肩に縦列で10台くらい停められます
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ 猛暑の夏はようやく終わりを告げ秋晴れの季節になった。展望の良い山を探していると 「おしどり登山隊」 のこの山が見つかった。山行記によれば雄山山頂からは360度の展望が得られるようだ。今の時期は遠望が効くので楽しみに登ったが、雄山山頂は周囲の灌木が背丈を延ばし思ったほどの眺望は得られなかった。10年ほど前の記録なので、こんなこともあるよ…と自分に言い聞かせる。

広島市内の自宅を午前6時前に出て新見まで下道を走り、国道180号千屋ダムの少し先で右折して県道317千屋実大佐線に入る。入り口に「大型車通行困難」の案内があったが気にせず進んでいくと案の定細い道となり、しかもこれが延々と続くではないか!離合場所を確認しながら進んでいくとようやく峠に着き一安心だ。峠からはやや広くなった道を下っていくと大きな登山道案内板があり、付近が広くなっていたので駐車させてもらう。


登山支度をして、前方に今から歩く予定の稜線を見ながら、舗装路を山の方に上がっていく。道ばたにはアキノキリンソウキセルアザミシロヨメナノコンギクハバヤマボクチなどキク科の花が咲いている。ビニールハウスの中では老夫婦が農作業中だ。何を作っているのかな?

さらに登っていくと舗装が切れ土道に変わる。そこに 「ここから先は車では危険なので徒歩で登山して下さい」 の注意書きがあった。でも付近には適当な駐車場所は見当たらない。
スタート地点の三差路。○が案内板 舗装はここまで。○が注意書き

舗装が切れると草ボーボーの土道に変わる。周囲には広範囲に牧草地が広がっている。やがて作業小屋のような建物が見えてきた。軒先には肥料袋が高く積み上げられている。牧草地が終わり、ヒノキ林の中を進んでいくと林道終点に着いた。そこが登山口のようで、大きな登山道案内図が立っている。

周囲には牧草地が広がる 作業小屋のようだ 林道終点登山口 そこの案内図

登山道は谷に沿って稜線まで上がっていくが、ジグザグの道なので足への負担は少ない。植生はヒノキ林からカラマツ林へと変わっていった。林床にはクロモジが多い。登山道沿いにはミゾソバヤマハッカが絶えることなく咲いている。

稜線の少し手前の雌山分岐で左にとり雌山山頂を目指す。
九十九折れの道 カラマツ林 雌山分岐

雌山直下の展望大岩からは西側花見山方面の眺めが良い。花見山はゲレンデが見えるのでそれと判る。

雌山山頂からは南側の展望があるが地理に疎いのでどこが見えているのかはわからない。北側はスギの木の間越しに大井野集落が見えている。
雌山北側直下の展望大岩よりの眺め(西側花見山方面が見える) 4等三角点の雌山

雌山山頂から尾根通しに下っていき樹林を抜けると伐採地に出たので下の方に見える登山道標識を目指して歩き易いところを選んで歩く。そして案内標識のところから再び樹林に入る。

なお、東麓から林道が上がってきていて雌山の山頂付近は狭い範囲ではあるがヒノキが伐採されていた。
伐採地を下っていく 伐採地下部 歩き易い稜線

雄山までは、有難いことにササは刈ってあったので歩くのに支障はなかった。石柱の立つ第1ピークからヒノキ林の中を下っていき、その後2つのコブを乗り越えて西に進んでいくと雄山に着いた。360度の大展望を期待していたが、山頂付近には低木が茂り展望は失われつつあった。シロヨメナの咲く狭い山頂でお昼を済ませ、引き返す。

2等三角点の雄山 雄山山頂から北側の眺め(伯耆大山は雲の中) 雄山山頂から南東の眺め

季節外れの暑さが続いているが山野では確実に夏の花から秋の花に入れ替わってきている。
シロヨメナ(牧草地他) ノコンギク(牧草地他) ヤマハッカ(カラマツ林) 細葉のヤマハハコ(雌山) リンドウ(雌山)

現地に入るのに新見市千屋から県道317号線を走る。
大型車通行困難の案内があったが気にしなかった。
良い道が終わり、途中からとんでもない幅員の狭い道!
狭い道が延々と続くので離合場所を確認しながら走る。
幸いにも対向車が来ることはなかったので良かった。
二度と走りたくない道の候補の上位にランクイン。
帰りは刑部(おさかべ)から大佐に抜けました。
道は良いが遠回りなので15分ほど余計にかかった。