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山 名
小田山(718m)
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広島県東広島市黒瀬町
登山日 2024年1月17日(水) 晴れ
南麓「雲母の里」より望む小田山
参加者 単独
コース 駐車地(9時20分)〜十畳岩ルート入口(9:25)〜十畳岩(10:00)〜549m独標(10:25)〜(11:00)小田山(11:05)〜549m独標(11:40)〜(11:50)展望地(12:05)〜正面ルート入口(12:30)〜(12:45)駐車地
お弁当 下山中に展望の良いところで食べる(少人数なら手水鉢岩・展望岩か東見台が適しています)
駐車場 東広島呉自動車道側道の路肩が少し膨らんだところ(軽自動車ならギリギリOK)
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ この山の黒瀬側からのルートの存在を知ったのは3年くらい前だろうか。一昨年に熊野町の土岐城山に登ったときに現地調査をして今回の登山に至った。とても良く整備されたルートで気持ちよく歩けました。ありがとうございました。

午前7:50に広島市内の自宅を出て、矢野通りを走り熊野町を抜けて黒瀬町に入った。東広島呉自動車道黒瀬IC入口交差点を左折して団地の中を抜ける道に入り途中で山の方に向かい東広島呉自動車道を潜り側道の路肩が広くなっているところに停めた。昨年山行き用に軽自動車を買ったので駐車地を探すのが楽になった。


駐車地から側道を南下して南口から入山する。取り付きには「小田山南口」の大きな標柱や「十畳岩ルート」の私製のプレートがあるので見落とすことはないと思う。

コジダの道はすこぶる整備されていて、多くのハイカーが訪れていることを伺わせる。
南口付近の全景 南口の詳細画面 整備された山道

植生はアセビ、クロキ、コナラ、ソヨゴ、ネジキ、ネズ、ヒサカキ、松、ミツバツツジ等が主体の雑木林で、道ばたには甘い臭いのなくなったタカノツメの葉が落ちている。岩越えコースの案内プレートがあるところから先は楽しい岩尾根登りが始まる。十畳岩を登り切ったところで左に「おかわりコース」が分岐するが今回は尾根通しに歩いた。

高度が上がると黒瀬町を取り巻く山が見えてきた 岩越えコースの案内 ロープが垂らされた十畳岩

岩尾根を登りきると左前方に、これから歩く予定の南東尾根が見えてきた。間もなく右手から本コースが合わさり登山道はさらに歩き易くなってくる。ヒノキ林の中を登っていくと手洗鉢岩の案内があり立て掛けてある梯子を使って岩の上に立つと南側の展望が良い。反対側には「東見台」と名付けられた岩のテラスがあり、そこからは大きく広がる東広島市の西条盆地が俯瞰できる。

南東尾根と男岩の案内 本コース合流地点 手洗鉢岩(後方は灰ヶ峰) 東見台から西条盆地を俯瞰

枯れ松が登山道に横たわっていた。今から80年くらい前の太平洋戦争中に飛行機を飛ばすために松やにを採取した跡がある。枯れて朽ちているが戦争の証人の姿を確認して欲しい。採取跡が判らなくなってしまうのは時間の問題なので早く見て欲しい!

枯れ松から程なく小田山山頂に着いた。笹ヶ峠からの登山道が西から、あーと村からの登山道が北から、それぞれ上がってきている。山頂は雑木とヒノキに囲まれて展望が皆無なので写真を撮って引き返す。
油採取松(マウスオンで詳細) 小田山山頂

登ってきた道を下り本コース(正面コース)に入ると展望の良いところがあったので昼食休憩を取る。南東に広島国際ゴルフクラブのコースが見え、その背後の虚空蔵山の遥か彼方に四国山地をかすかに望むことができた。今日はクリアーな天気だ!下山ルートは分かれたり合わさったりして好みに応じたルートが選択できるようになっているので何回も楽しめそうだ。

展望地から黒瀬町方面の眺め 下山ルートが分かれる またまたルートが分かれる 気持ちの良い尾根ルート

枯れ沢を左岸に渡ると間もなく林道に出た。そこが正面ルート入口で、私製の案内プレートと登山ルートマップがありました。林道は路面が広範囲に陥没していてとてもじゃないが車は入れない状況だ!

林道を下っていくと黒瀬町の水道施設があり、その付近の路肩に駐車できそうな場所があるが、そう多くは停められない。自動車道の側道まで下り駐車地まで戻る。
正面ルート入口 黒瀬町水道施設