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山 名
安蔵寺山(1263m) 島根県吉賀町
登山日 2023年8月14日(お盆) 晴れ
平家ヶ岳より望む安蔵寺山
参加者 単独
コース 安蔵寺トンネル登山口(8時45分)〜奥谷コース出合(8:55)〜(9:25)芦谷の鞍部(9:45)〜北峰(10:00)〜中央峰(10:10)〜(10:25)安蔵寺山 復路は計測していない。
お弁当 下山してから食べる。(候補は南斜面の展望台だが夏場は暑い)
駐車場 安蔵寺トンネル登山口(左右の広場は合わせて10台くらい停められます)
トイレ 登山口付近にはありません(六日市方面からだと抜月のポケットパークに水洗トイレあり)
まとめ 夏の暑い時期に咲く「天涯の花」を鑑賞しに行くことにした。以前、島根県の山岳レンジャーさんにおよその場所を教えてもらっていたが、最近ではネットで紹介されていて、その場所は広く知られてしまっている。後で知ったことだが奇しくもNHK朝ドラ「らんまん」の今週の花だった。

台風7号が接近中で午後から下り坂に向かうとの予報が出ているので、早く行動することにして午前6時に広島市内の自宅を出る。吉和までは一般道を走ったが、さすがに時間がかかってしまったので吉和〜六日市は中国道を利用した。木部谷温泉から滑峠に向かうが最奥民家から先は草木が被り気味だ!滑峠から先も同じような状況だが通行に支障は無い。安蔵寺トンネル西側出口の登山口広場に駐車する。


シシウドが咲いている広場の片隅から案内標識に従って入山する。すぐに水場を過ごしジグザグに登っていくと支尾根に乗った。登山道は良く整備されていて足に優しく有難い。

ヒノキ林の中の登山道を進んでいくと左鐙奥谷からの登山道に出た。位置的には1111m峰の南斜面になる。そこから目と鼻の先の鞍部まで下ると、倒れてしまった樹齢600年のナラ太郎が…ナラ太郎君長い間登山者を励ましてくれてお疲れ様でした。
安蔵寺トンネル登山口 ヒノキ林の中を進む

登山道にはヤマジノホトトギスやキンミズヒキが途切れることなく咲いている。門番のように聳え立つアシウスギのある1191m峰を過ごし、次のベンチのある1180m台ピークから急下ると芦谷の鞍部に着いた。以前は右手西側から登山道が上がってきいてたが、今では消失している模様!

ここから左手東側の谷を比高で40mばかり下ると谷に広範囲に咲くキレンゲショウマを見ることができる。
癒しのブナの大木 芦谷の鞍部

芦谷の鞍部から緩斜面を登っていくと北峰に着いた。安蔵寺山頂手前には北峰、中央峰の2つのピークがあり、最後の最後でで体力を奪われる。右手に香仙原方面からのルートを併せると間もなく安蔵寺山山頂に着いた。山頂にはパノラマ眺望図が設置されている。4年前に登ったときには見かけなかったので最近のことだろう。

山頂からは小五郎山方面が開けていて、南斜面の展望台までへほ下ればさらに良い眺めが得られるが今日はカンカン照りなので展望台はパスして小休止して登ってきた道を折り返す。
安蔵寺北峯 安蔵寺山頂

【安蔵寺山頂からの眺め】
天候・眺望の面では今まで相性の悪かった山だったが今回は良かった。正面には小五郎山がデ〜ンと控えている。吉和方面や六日市方面は樹木が邪魔をしている。この範囲まで見えると最高なんだがね。

【安蔵寺山の花】 8月に入ると早くも果実が熟してきた。登山道に落ちていたオオウラジロノキの果実は先日の台風6号で吹き飛ばされたんだろう。掲載種以外で見かけた植物はマルバフユイチゴの実、ガクアジサイ、ツチアケビ、ミゾソバなど。マルバフユイチゴは美味しいので食べてみよう!この山には可愛らしいミヤマウズラが咲くそうだが見られるのはもう少し先か!

シシウド(セリ科) ヤマジノホトトギス(ユリ科) キンミズヒキ(バラ科) ガンクビソウ(キク科) オオウラジロノキの果実(バラ科)
キレンゲショウマ(アジサイ科) フウリンウメモドキ(モチノキ科) ノブキ(キク科) オトギリソウ(オトギリソウ科) オオカメノキ(レンプクソウ科)

山頂で広島市南区から来た男性と出会った。
3時間かけて匹見町側から登ってきたそうだ。
匹見町側は七村付近が幅員が狭いので
帰路は滑峠から木部谷に下ることを勧めた。
一緒に芦谷の鞍部まで下ったところで
キレンゲショウマの群生地には行かない?
花にはあまり興味がないのかな・・・
人それぞれに山に向かう理由や目的がある・・・
その方は「ちゅうごく山歩き」に掲載の山だそう。