HOME 戻る
山 名
福王寺山(496m)
工程図を見る
広島市安佐北区
登山日 2023年2月5日(日) 快晴
太田川橋より望む福王寺山
参加者 単独
コース 九品寺バス停(9時15分)〜福王寺参道入口(9:20)〜車道横断(9:30)〜五丁石柱(9:50)〜不動坂コースに出る(10:15)〜(10:20)福王寺(10:25)〜(10:45)福王寺山(11:25)〜金亀池(11:40)〜五丁石柱(11:50)〜墓所となり取付(12:00)〜参道登り口標識(12:25)〜(12:40)上勝木バス停
お弁当 福王寺山山頂で食べる(見晴らしが良いのでお昼の第一候補です)
駐車場 往復ともバスを利用(登山口側、下山口側ともにまとまった駐車スペースはありません)
トイレ 福王寺(水洗です。冬場は凍結して手洗い水が出ないときがあります。)
まとめ 記録がないので恐らく20数年前のことだと思うが福王寺大祭(火渡り祭と福餅まき)に参加したことがある。そのとき大師坂参道を下った記憶があるのだがどのような道だったか全く思い出せない。何となくだが覚えているのは下山してから長いこと歩いたことだけだ。そして今回歩いてみたが往時の記憶が全くといっていいほど甦ってこず初めて歩く道のようだった。

自宅近くのバス停から「南原研修センター」行きのバスに乗り、九品寺(くほんじ)バス停で下車する。さっそく可部の奥座敷に位置する堂床山〜可部冠山〜備前坊山が迎えてくれる。バスの進行方向に100mほど進み「左福王寺道」の石柱の立っているところでバス道と別れ左の坂道を上っていき5分くらい歩いたところに福王寺参道を示す一対の石灯籠がある。参道を入ると山裾を巻くように進んでいき用水路沿いの小径を上がると車道に出るので、右斜めに横断して墓所の前から大師坂に入る。マンリョウがたくさん見られたが、これらは植栽されたものだろう。

福王寺参道入口 用水路に沿って小径が続く 車道を横断して大師坂へ そこの案内標識

大師坂に入ると広い参道が山の方に続いている。参道にはクヌギの葉っぱがたくさん落ちている。七丁の丁石を過ぎた頃から傾斜が急になり、何度も切り返しながらジグザグ道を登っていく。鹿の糞が落ちているので鹿がいるんだろうなと思っていたら、鹿が目の前に現れてあっという間に参道を駆け上がっていった。小さな折り返しを含めて20回ほど折り返すと不動坂参道に出た。

一丁ごとに設けられた丁石 左手にヒノキの植林が広がる つづら折れの急坂に石段 不動坂参道に出る

手摺りの付いた石段を登っていき仁王門を潜ると福王寺に着いた。境内には屋根から落ちた雪がこんもりと積もり1mくらいの高さの塊になっている。境内には誰かが居るだろうと思っていたが人っ子一人見当らずし〜んとしていた。トイレを済ませ御札お授所の右手から石段を登りお山巡り道に入り、三鬼堂の建つ最高地点から心持ち下っていくと4等三角点の鎮座する福王寺山に着いた。南〜西側が切り開かれていて目の前には馴染みの多い安佐南区の山並みが広がっている。そして遠くに雪を抱いた西中国山地の名山を窺うことができる。

福王寺仁王門 イラストマップ(文教女子大製作) 秋葉社 福王寺山山頂

福王寺山山頂からのパノラマ画像(画像では判り難いが肉眼で吉和冠山が見て取れた。恐羅漢はスキー場ゲレンデから容易に見つかる)

下山阿弥陀坂を歩くので金亀池の方に下ると池には氷が張っていて主の亀や鯉は姿が見えずひっそりとしていて静寂そのものだ。

ヒノキ林を下り南原研修センター分れで、広島県自然歩道の南原峡ルートと別れて大畑方面に下っていく。なお大畑方面への案内は無いが良い道が谷を巻くように付いているので迷うようなことは無い。
金亀池の方に下る 氷の張った金亀池 大畑(中綾ヶ谷)方面分岐

こちら側の道は登山道(参詣道)は最近どなたかが整備されたのではないかと思うほど、道がしっかりしていて水切りも随所に施されている。五丁の丁石を過ごすと間もなく林道に出たので、林道を横断して再び登山道に入る。先人の登山レポートに倒木だらけの山道の写真が掲載されていたが、今では倒木はすっかり片付けられて歩き易い道に変身している。墓所のところで林道に出て地形図を頼りに下勝木バス停まで歩く。休日のバスは少なく運悪く40分待ちだったので近くの喫茶店でコーヒータイムにした。

水切りを施した良い道 墓所のところが取り付き 中綾ヶ谷の広い道に出る そこの案内標識