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山 名
呉娑々宇(682m)
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広島市東区
登山日 2022年12月29日(年末休み) 晴れ
自宅から望む呉娑々宇
参加者 単独
コース 西の畑バス停(9時)〜温品バイパス(9:15)〜(9:25)取り付き(9:30)〜羅漢岩(10:00)〜ささらが池(10:30)〜管理道に出る(11:05)〜(11:25)呉娑々宇(11:40)〜管理道横断(11:50)〜ささらが池(12:15)〜惣の滝(12:30)〜石切場展望地(12:40)〜(13:05)谷山林道終点(14:10)〜(14:50)西の畑バス停
お弁当 呉娑々宇山頂付近の風の当たらないところで食べる
駐車場 往復とも広島バス(赤バス)を利用しました。
トイレ 西の畑バス停〜登山口付近にはありませんでした。
まとめ 「丘の上の歌姫のプログ」さんと「海と山の休日記」さんの山行記に呉娑々宇の西斜面中腹にある宇根山溜池(通称・ささらが池)を訪れたレポートが紹介されていた。お二人とも1年前に自分が歩いたルートとは違うルートでささらが池を訪れているので、今回お二人の足跡を辿らせてもらうことにした。

【西の畑バス停〜登山口】 JR広島駅新幹線口バス停から小河原車庫行きの赤バスに乗り西の畑バス停で下車する。県道を横断して、やすらぎヶ丘団地の南端を突っ切って温品バイパス(広島高速1号線)に架かる陸橋を渡って谷山林道に入る。陸橋の上からは左手に白木山系右手遠くに大野権現山が見えた。林道がクランクになっているところで「呉娑々宇登山口」と記された私製の案内プレートを見つけたので予定を変更してそこから入山することにした。位置的には数えて2つ目の送電線の真下付近で右手の谷に赤い果実をたわわに付けたタマミズキの木が見える。恐らく歌姫さんのブログで紹介されていたものと同じ樹だろう。

温品バイパス高架橋 展望岩への取り付き そこの案内プレート 雑木林の中を登る

【登山口〜馬木調整池ルート出合】 ピンクのリボンを追ってコナラ林の尾根道を登っていき右に振って水平道を進んでいく。谷に行き当たったところで案内プレートに従って左に折り返すと間もなく展望の良い岩場に着いた。羅漢岩の案内は無いがおそらく羅漢岩だと思う。羅漢岩からは眼前に二ヶ城山山、その背後に大茶臼山〜武田山〜荒谷山、さらにその背後に大野権現山、大峯山、東郷山などガイドブック「ひろしま百山」に名を連ねる山々が見える。羅漢岩の背後の斜面を登っていくと約10分で馬木調整池ルート(馬木調整池、森林公園入口交差点からのルート)に出た。

水平道(崩落気味のヵ所あり) 羅漢岩からの眺め 馬木ルート出合い そこの案内プレート

【馬木調整池ルート出合〜ささら山】 「古代岩屋、巨岩」の案内のあるところから少し踏み込んでみたが下っていくようになるので諦めて引き返して登山道に復帰した。そして「ささらが池」の分岐で右の道に入っていくと森の中の神秘的な池のほとりに出た。クリスマス寒波が中国地方に流れ込んだときに降った雪が残り水面には氷が張っていた。反時計回りに歩いていくと馬木の自然を守る会さんが設置された説明板がある。そして池の南側に位置する小高い丘が歌姫さんのブログに紹介されているささら山だ。展望は乏しいが南側が少し開けている。

ささらが池方面へ(直進は6号鉄塔) 氷が張るささらが池 ささらが池の説明 ささら山

【ささら山〜呉娑々宇】 ささら山から尾根伝いに歩き鬱蒼とした照葉樹林を抜けると南北に走る送電線の下の切り開かれたエリアに出た。どちらに行くか少々思案した挙句北に向かい6号鉄塔のところで再び馬木ルートに出て小コブを乗り越えて心持ち下ると管理道に出る。目と鼻の先の手摺り付き階段はパスして雪の残る管理道を森林公園の方に上がっていき呉娑々宇山頂広場に通じる階段を登っていく。ところが途中の斜面が崩落していて道が寸断されている。引き返すのも癪なんでブッシュに取り付いて迂回する。山頂側には進入不可のロープが張ってあったが管理道側にも張っておいて欲しいものだ。

6号鉄塔 管理道(舗装路)に出る そこの案内プレート 呉娑々宇山頂

【呉娑々宇〜ささらが池】 山頂近くの風の当たらないところで素早くお昼を食べて下山にかかる。稜線をバクチ岩の方に南下して途中の「チャレンジコース2時間、滝・ささらが池方面」の私製の案内プレートの掛かるところから右手の支尾根に入りヒノキ林の中を下っていくと管理道に飛び出した。管理道を横断して反対側の手摺り付き階段を上がり暫く下っていくと7号鉄塔にぶつかるので鉄塔保守道を6号鉄塔の方に歩き途中の分岐(下の一番右の画像)からは、午前中に登ってきた道を逆に下っていくと、ささらが池に戻ってきた。

稜線からの降下地点 管理道(舗装路)を横断する 7号鉄塔 ささらが池方面分岐

【ささらが池〜石切場の上部】 ささらが池からは「滝・林道・高尾山」の案内プレートのところから南に向かうと5分くらいで切り立った断崖の上に立った。さすがに眺めが良くてホームグラウンドの広島南アルプスが良く見える。少し下ると惣の滝の落ち口があるが単独行につき何かあったらいけないので近づくのは断念した。登り返すと私製のプレートがたくさん掛かっている支尾根に出た。そして支尾根を道なりに下っていくと石切場の上部に出て視界が開けた。そこには「馬木の自然を守る会」の方が設置した展望図がある。遠くに雪を抱いた三角錐の深入山が見える。

展望地からの眺め 支尾根に出る(奥は8号鉄塔か?) 石切場上部からの展望 そこからの展望

【石切場〜谷山林道終点】 ロープの渡された急斜面を下っていくと石切り場に降りた。大きな岩が堆積した岩場をロープとテープを頼りに進んでいくと廃林道に出て、ダートの廃林道を下っていくと「ささらが池」の案内プレートの掛かる谷山林道終点に出た。

時間があるのでルート調査をした。ささらが池に行くには、谷山林道終点で沢を左岸に渡って左岸を遡りヒノキ林を突っ切って鉄塔保守道に出た方がアップダウンがあり遠回りだが安全安心だろう。それよりも効率的なのは馬木調整池ルートかな。
石切り場 谷山林道終点に出る