HOME 戻る
山 名
鎌倉寺山(613m) 鷹山(609m)
工程図を見る
広島市安佐北区
登山日 2022年5月8日(日) 晴れ
旭山より望む鎌倉寺山
参加者 単独
コース 登山者用駐車場(8時40分)〜(9:20)支尾根(9:25)〜主稜線十字路鞍部(9:45)〜(10:00)鎌倉寺山(10:05)〜(10:35)鞍部(10:40)〜(11:05)鷹山(11:10)〜(11:45)鷹山林道(12:10)〜建物跡地(12:20)〜二段の石積み(12:55)〜(13:45)登山者用駐車場 所要時間約5時間
お弁当 鷹山林道に出たところで食べる
駐車場 登山者用駐車場(5台くらい停められます)
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ 前回鷹山林道経由で鎌倉寺山に登ったときに建物跡地から鷹山林道に出るところでルートが判らなくなり難儀をした。今回は逆回りで歩いてルートの確認をしようと思っていたが意外と難しくて推奨ルートを特定できないまま終わってしまった。ところでシャクナゲは期待していなかったが鎌倉寺山山頂を中心にたくさん咲いていて癒されました。

志和口から志和堀に抜ける県道を少し走りキャンプ場の取り付け道に入る。途中まで道幅が狭いので今まで乗り入れを躊躇していたが今回初めて乗り入れて登山者用駐車場に駐車した。駐車地から3分くらいのところにある鎌倉寺山登山口から谷道を進んでいく。2つの分れ道は何れも左の登っていく道に入れば良いが、万一見落として谷筋を直進しても先で合流する。

登山者用駐車場 鎌倉寺山の登山口 掘れた道を歩く 分かれ道に注意!

雑木林の谷を登り、主稜線十字路鞍部から北東に派生する支尾根を横切ると明るい羊歯の道となり初夏の日差しをもろに受ける。陽はそんなには高くはないが体に堪えるね。「7合目あたり」プレートの掛かるところに生えるシャクナゲは未だ蕾だったので、花はもう少し先かなと思っていたんだが、十字路鞍部から主稜線を歩き始めたところの右手陽当たりの良いところに数輪のシャクナゲが咲いていた。程なく展望の無い鎌倉寺山山頂に着いた。山頂周辺にもたくさんのシャクナゲが咲いているが心持ち先に進んだところの方が見応えがある。今年の花は例年に比べて2週間くらい早いようだ。

支尾根を横切る 主稜線変形十字路鞍部 鎌倉寺山山頂 山頂付近に咲くシャクナゲ

鎌倉寺山から稜線を北東に進むと展望の良い岩場があるが残念ながら東側しか開けていない。鞍部まで下り上り返すと右手に青色の鹿対策用の防獣ネットが出てきて、当分防獣ネットに沿って進んでいく。

株立ちアカガシのある619m峰から鞍部まで下ったところで小休止する。ここから鷹山林道までトラバース道が続いているが稜線からは見えない。2本のウラジロノキの手前から灌木を潜っていけば方位50度の方向に良い道が延びているのでトラバース径だと判る筈!
防獣ネットに沿って進む トラバース道の派生する鞍部

トラバース道の派生する鞍部から先は道が少し荒れてくるが軽いヤブ漕ぎがあるくらいで歩くのに支障はない。コブまで上がるとシャクナゲの小群落がみられた。そして新しいブルーのネットに替わって古い黒色ネットが現れて、相変わらずネットに沿って進んでいく。

3等三角点の鎮座する鷹山山頂は雑木に覆われて展望は全くない。次のコブで黒いネットは右に去っていった。そこからの長い下りは植林の中を歩いて楽をさせてもらう。
鷹山手前の鞍部 3等三角点の鷹山

580m台コブはピークを踏まずに行けるんではと思っていたが、思っていたとおりで横手道があった。何と何と何と嘘みたいに明瞭な道だ!

その横手道に入り580mコブの北尾根に出て、薄い踏み跡を辿り尾根を乗り越し谷を渡るとヒノキ林に行き当たった。
横手道の始まり 明瞭な横手道 横手道の終わり

ヒノキ林の中の掘れたような杣道を緩やかに下っていくとトラバース道(3段上の右の画像のところから鷹山林道に続く地形図の破線径)に出た。意外にも鷹山林道から僅かのことろだった。

トラバース道をほんの少し歩くと鷹山林道に飛び出す。看板の裏手の小さい蕾を付けているのはエゴノキか?ここで古い丸太に腰かけてお昼にする。
トラバース道(破線径)に出る 鷹山林道に出る(左がクロボヤ池方面で手前が麓)

鷹山林道から西に延びる林道に入る。谷側の斜面にヒノキ林を見て林道を進んでいき石積みが見えたところ(地形図で凹地で表されている付近)で折り返して石積みの下から雑木林の斜面に突入する。

踏み跡もテープ類も全く無いので方向だけを確認して下っていくとヤマガキの木があり幹に白いテープが巻き付けてあった。そこは前回歩いたときにウロウロした所だった。付近は段々のような形状で建物の基礎が残っているところもあった。探索で時間をロスしたが、それよりも下山ルートを探すのにロスをした時間の方が大きかった。
鷹山林道から西に延びる林道へ 石積みが見えたところで折り返す

尾根を下り広い谷の歩き易いところを選んで下っていき、排水溝のようなものが残されているところを過ぎると、廃林道が上がってきている。前回はこの林道を歩いていないので、今回は通して歩いてみることにした。途中林道が倒木で完全に塞がれているところがあった。立木の間から対岸に2段の石垣が見えるところだ。なおも廃林道を歩いたが沢を渡るところで橋が落ちていて丸太1本だけになっていたので沢に降りて左岸に渡る。下流の橋も流されていたり、かろうじて残っているが危なっかしいものだらけで安全かどうかは渡ってみないと判らない。

帰りの廃林道では植物観察に精を出したので所要時間は多めだと思う。トラバース道から鷹山鉱山跡地に直接下る道があるようなので次回に歩いて見ようと思っている。
廃林道(標高350m付近)

薄暗い植林地内にハイノキの白い花が数輪咲いていた。花の期間が短いのでお目にかかれてラッキーだった。

ミツバツツジやヤマツツジは殆ど終わっていて今は春の花から夏の花への移行時期のようだ。
ハイノキ(ハイノキ科) コマユミ(ニシキギ科) コバノガマズミ(レンプクソウ科) ヤブムラサキの蕾(シソ科)