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山 名
高鉢山(726m) 高鉢槍(763m)
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広島県東広島市
登山日 2022年4月2日(土) 晴れ
志和の生城山より望む高鉢山系
参加者 単独
コース 小野池堰堤(7時40分)〜湯坂峠登山口(7:55)〜落葉樹林(8:15)〜反射板(8:50)〜高鉢山北峰(9:00)〜(9:35)高鉢槍(9:55)〜小野池下山口(10:00)〜尾根道・谷道分岐(10:10)〜古道(10:40)〜別荘地(11:05)〜(11:10)小野池堰堤
お弁当 午前中登山のためありません(候補は高鉢槍です)
駐車場 小野池堰堤前の路肩(10台くらい停められます)
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ 高鉢山には10年以上前に探索を目的に足繁く登ったものだが、あまり参考にならないと思いブログにはアップしていなかった。当時逍遥したルートを久し振りに歩いてみて感じたのは、自然災害で山が荒れていて元の姿に戻るには相応の年月が掛かるだろうということだ。

小野池堰堤付近に駐車して車で走ってきた道を歩いて戻り湯坂峠の100mくらい手前の取り付きから入山する。歩き易い雑木林の中を進んでいく。暫く歩いていくと植生がクヌギの落葉樹林に変わるが長くは続かずすぐに植林地に変わりヒノキ林の中の急斜面を延々と登っていく。林床にはシロダモとヒサカキが生えていて他の樹木は殆ど見当らない。高鉢山三角点峰手前の鞍部に出る予定だったが、どこで道を間違えたか反射板の方に向かっている。

湯坂峠登山口 最初は雑木林 束の間の落葉樹林 急登のヒノキ林

伐採地との界を進んでいくと反射板の近くに出た。下側の反射板の左右にそれぞれ呉娑々宇と二ヶ城山が見える。反射板から雑木林の中を登っていくと「あさきた里山マスターズ」のプレートの掛かる高鉢山南峰に着いた。

ノンストップで通過して鞍部まで下っていくと、ヒノキの幹に「志和・湯坂峠」の案内プレートが掛かっていた。実はここに出てくる予定だったんだがね。そして登り返すと3等三角点の鎮座する高鉢山北峰に着く。残念ながら高鉢山は南峰、北峰ともに展望は無い。
反射板 高鉢山北峰

高鉢山北峰から高鉢槍に向けて尾根を北に進んで行く。左手は木の葉を落とした雑木林が広がり眼下に白木町の集落が見えるが、右手志和町側は分厚い植林に阻まれて何も見えない。小さなコブを連続して2つ越えると高鉢槍のピークに着いた。

高鉢槍には以前は枯れかけた数本の立木があったが、今では倒れてしまったのか立木が無くなってしまって周囲360度の眺望が得られる。広島市近郊の山でこれだけの眺望があるのは貴重だ!三篠川を隔てて北西には白木山塊が横たわっている。
高鉢槍・安駄山へと続く縦走路 遮るものなしの高鉢槍


登ってきた道を引き返し鞍部の小野池下山口のマーカーのところから左手のヒノキ林に入のテープを辿って急斜面を下っていく。ヒノキ林の下端が尾根道・谷道分岐で雑木の幹に派手なテープが巻き付けてあるので見逃すことはないと思う。今回は谷道を歩くので雑木林の斜面を南に向かって下っていく。落ち葉が積もって踏み跡は判らないが等間隔にテープがあるのでそれを追っていけば容易に歩ける。こじんまりとしたヒノキ林を抜けると広い谷に出た。

鞍部の小野池下山口 尾根道・谷道分岐 雑木林の斜面を下っていく ヒノキ林を抜け広い谷に出る

広い谷を下っていくと水の流れが認められるようになってきた。20分ばっかし下ると倒木のバリケードがあり、左岸に回り込むと古道が上がってきていた。この古道が曲者だ。倒木が邪魔をしてまともに歩けない。やっとこさ小さな滝のある屈曲点まで進むと目の前に悲惨な状況が広がっていた。左斜面に発生した土石流が谷を下っていったようだ!左岸に付いていた山道は一体どこにいった?さんざん苦労して別荘地の最奥部に出たところで振り返ってみると、出口付近に431m峰方面へ導くであろうマーカーがあった。災害でルートが変わったようです。

広い谷を下っていく 倒木だらけの古道を歩く 土石流の発生した谷 別荘地の最奥部に出る