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山 名
宮島弥山(535m) ニクイ(502m)
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広島県廿日市市
登山日 2022年月1日29(土) 曇りがち
宮島側桟橋より望む弥山
参加者 単独
コース 宮島側桟橋(9時)〜紅葉谷コース登山口(9:30)〜(10:25)主稜線に出る(10:30)〜(10:50)弥山山頂(11:00)〜仁王門(11:15)〜奥の院(11:40)〜(12:05)ニクイ(12:25)〜先峠(12:45)〜多々良林道横断(13:05)〜前峠(13:30)〜大元公園コース登山口(14:20)〜(14:55)宮島側桟橋
お弁当 ニクイの山頂で食べる
駐車場 JR宮島駅裏駐車場(駅裏はどこも1日500円統一料金です)
トイレ 世界遺産に指定されている観光地だからトイレの心配は無用です
まとめ 世界遺産宮島はコロナオミクロン株感染拡大のあおりを受けて観光客が激減しているので宮島フェリーが2月から減便されるそうだ。では人出の少ない今のうちに宮島に渡ってみようと思い、1月最後の週に宮島で山歩きをした。

JR宮島口駅北側の個人駐車場に駐車して自由通路を通って駅の南側に出る。そこから地下道を歩いてフェリー乗り場に向かう。いつも思うことだが国道に横断歩道を設けて欲しいな!フェリー船内の長椅子には乗船客がポツリポツリといった感じで比較的空いている。観光や山歩きや仕事などで宮島には何十回と渡っているがフェリーがこんなに空いているのは記憶にない!


フェリーを降りて厳島神社の方に歩いていく。錦水館ホテルは閉まっている。コロナの影響かと思ったが改装中だった。タイミング良く改装するものだと感心する。左の画像でも判るように歩いている人は極端に少なくてコロナの感染を心配するようなことは無さそうだ!

厳島神社入口を過ぎると付近の土産物店は「休業中」の貼り紙がしてある。こんな状態では店を開けても売上は望めないので閉めて助成金を貰った方が得策なんだろうな。岩惣の先からもみじ谷に入り、ロープウェイ乗り場手前のバス待機所のところで右に折れると間もなく登山口に着いた。
大鳥居の前付近の様子 もみじ谷コース登山口

もみじ谷コースはコンクリート打ちのスロープで始まり、その後は主稜線まで延々と階段が続く。手摺り付き階段が終わり暫く登ると「弥山山頂1.0km」標識があり、その先で谷が見渡せる開けた場所に出るがロープウェイは見ることはできない。

やっとこさ主稜線鞍部に出ると、若夫婦らしき登山者が休憩していた。山歩きを始めて間もないようで、広島市周辺の登りやすい低い山について訪ねられたので、市内の区ごとと周辺地域で眺望の良い山を教えてあげた。役に立っただろうか?
手摺り付き階段 主稜線鞍部に出る

主稜線鞍部からはロープウェイ獅子岩駅から降りた観光客に混じって弥山山頂を目指す。実は獅子岩駅から弥山山頂までは比高が150mくらいあるので観光客も大変な思いをして弥山山頂に立つことになる。消えずの霊火堂の右手から東回りで弥山に上がった。

久し振りの弥山山頂で眺望を楽しもうと思っていたが生憎の霞んだ天気でさっぱりだ。それでも大野権現山の後方に吉和冠山を確認することができた。ここでお昼は早いので午前中にもう少し稼ぐことにして西回りルートで下山にかかる。
弥山三角点と山頂展望台 弥山山頂からニクイと岩船岳を望む

仁王門を潜った先が十字路鞍部で、ここで大元コース、大聖院コース、奥の院・多々良林道に分かれる。今回は左折して多々良林道に向けて階段道を下っていく。鞍部まで下りきると道幅が広くなり多々良林道と高圧配電線が上がってきている。そして左の樹林には大砂利からの谷道が上がってきている。多々良林道を心持ち登り下りに差し掛かると奥の院への山道が分岐しているのでこの道に入っていく。

十字路鞍部(向こうは大聖院コース) 標柱(おくのいん・におうもん) 石段が続く 多々良林道から奥の院へ

山道から奥の院に出ると何かの音がする。近づいてみると係の人がブロアで落ち葉を掃いていた。ご苦労様です。お目切地蔵の左手にあるニクイの取り付きから鬱蒼としたスギの原生林の谷に入り鞍部まで登ったところで右に振り尾根通しに登っていく。途中に開けた場所があり、そこから弥山を望むことができた。傾斜が緩むとニクイに着いた。展望は全く無いがここでお昼にする。

お目切地蔵の左手から入る スギの原生林の谷 踏み跡明瞭な尾根道 展望の無いニクイ山頂

ニクイから先峠に向けて尾根通しに下っていく途中に岩を抱きかかえたアカガシの大木があった。頑張っているね!先峠までは明瞭な道が続き、あっと言う間に峠に下った。桟橋まで戻るのにいろんな選択肢があるが今の時期は日が短いので多々良林道に向けて原生林の中を下っていく。途中で登山道に被さる倒木の片付けをしたので5分くらいロスした。後方から陽が差し込んできて自身の影が出来るが影の長さは短いので安心だ!

ド根性アカガシ 踏み跡明瞭な尾根道 先峠(奥は岩船方面) 原生林の斜面を下る

多々良林道に出たところに建っているコンクリート柱の電柱番号は「ミセンブンキ43」号だ。車道を横断して沢を渡ると日当たりの良い羊歯の道に変わる。夏場は歩きたくないコースです。振り返ると三ツ丸子山が見える。

樹林に入り暫く登っていくと前峠で左に振ると直ぐに前峠乗越に着いた。
多々良林道を横断する 羊歯の道が続く 前峠(奥は焼山方面)

前峠乗越で右の谷に下っていく。登山道に被さっていた倒木はいつの間にか片付けられて今ではロープが渡してある。そこを通る度に谷側に迂回しなければならず難渋したもので国立公園だから倒木と雖も処理するのに国の許可が要るんだろうなと思っていた。

ウリハダカエデの多い谷の左岸側を高巻いて下っていくと、道幅が広くなり大元公園に戻ってきた。右の画像は「鳥獣保護区」の看板があるところだが、看板が写っていない。見落としたのか、それとも、撤去されたのか?
高巻き道が続く 前峠山取り付き付近の景色

下山後にいつもの「岩村」に立ち寄る。
しかし今日は販売終了となっていた。
聞けば客が少ないので製造個数を抑えているとのこと。
予約して下さっていれば残しておくんですけどね…と
それじゃあ仕方ないので本土に渡ってから買いますよ。
あそこは名前が同じだが、うちの関連ではないんですよ!
そうだったのか、今まで知らなかった。
結局「やまだ屋」でもみじまんじゅうを買って帰った。