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山 名
馬ノ口山西峰(529m)
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広島県廿日市市 大野
登山日 2022年1月22日(土) 晴れ
松ヶ原町より望む馬ノ口山西峰
参加者 単独
コース 県道駐車地(9時55分)〜和乱治峠(10:20)〜(11:05)展望岩(11:10)〜(11:20)馬ノ口山西峰(11:25)〜480m台コブ(11:40)〜奥滝山登山道に出る(11:55)〜547m峰(12:05)〜(12:10)展望地(12:30)〜奥滝山登山口(13:00)〜(13:05)県道駐車地 所要時間3時間10分
お弁当 展望地で食べる(他の候補は馬ノ口山西峰)
駐車場 大野太陽光発電所前の空き地(10台くらい停められます。探せば他にもあります)
トイレ 登山口、下山口周辺にはありませんでした
まとめ 今年の正月に南麓から奥滝山に登ったときのこと。下山は近角林道に降りて県道189号大野栗谷線を歩いてスタート地点に戻った。和乱治峠を越えて下り始めた頃に岩峰が見えた。帰宅後に調べてみると「廿日市市の山々」さんのサイトに情報があったので早速歩いてみることにした。周回するなら近角林道の起点に車を置いて、和乱治峠→馬ノ口山西峰→奥滝山→中津岡山→近角林道が面白いかも。

松ヶ原町経由で大野太陽光発電所を目指し発電所前の空き地に駐車する。登山支度をして県道栗谷大野線を和乱治峠方面に向けて歩き、峠を越えて60m下ったところから取り付く。尾根への直登は難しそうなので、剪定鋏でイバラを取り除きながら峠方面に戻り大きく迂回して尾根に乗った。峠付近から取り付いて左手の尾根を目指した方が効率的かもしれない。

大野太陽光発電所前の駐車地 和乱治峠 取り付き付近の景色 尾根に乗る(テープ有り)

尾根に上がると薄い踏み跡を辿って進んでいく。標高400mを過ぎる頃から羊歯が出てくるが踏み跡がシダ地帯の右側にあるのでそれを追って進んでいくがシダの中を歩くところもある。でもシダの下には踏み跡があるのでシダ漕ぎもそんなには苦にならない。シダ地帯を抜けると尾根が合わさるところまで登ってきた。逆方向だと要注意のところだ!何故ならもう一方の尾根にも踏み跡があるように見えるからだ。でも間違っても歩けるのではないだろうか。

尾根はこんな感じ 羊歯エリアは右側に踏み跡 こんなところも少しだけ 尾根が合わさる

尾根が合わさった地点から少し登るとフラットになり歩き易くなった。尾根から心持ち離れたところに展望地らしきものが見えたので立ち寄ってみる。

西側半分が開けていて、大岩の上に立つと傘山〜吉和冠山までの範囲の山が見渡せる。河平連山5号峰の右奥に三倉岳の三本槍が見えているが右の画像でははっきりしない。
大岩展望地 大岩展望地からのパノラマ合成画像

少し進み尾根にある露岩に上がると羅漢山〜西中国山地〜大峯山までが灌木の上に広がる。西中国山地は雪を抱いて真っ白けだ!

さらに尾根通しに登っていくと4等三角点の鎮座する馬ノ口山西峰に着いた。木の間越しに傘山が見えるが概して展望は無い。
尾根露岩からのパノラマ合成画像 馬ノ口山西峰

今回参考にした「廿日市市の山々」のサイトの作者は、今から自分が歩こうとするルートを歩かれていなくて状況が判らなかったので、薮を覚悟して臨んだ。しかし実際に歩いてみると馬ノ口山西峰から奥滝山登山道に出るまでの連絡尾根には明瞭な踏み跡があった。その連絡尾根に入るとすぐに展望の良い岩があったので上がってみると大野権現山方面が良く見える。眺望を楽しんだ後、展望岩の右手から急下り尾根を東に進み490m台コブで右に振って下り、ツツジ類の灌木が煩い尾根を登り返すと容易に奥滝山の登山道に出た。

展望岩からの眺め 歩き易い連絡尾根 490m台コブ 奥滝山登山道に出る

奥滝山登山道からは谷を隔ててロックガーデンが目と鼻の先に見える。肉眼でははっきりしないがズームで引き寄せてみると形がよく判る。展望の無い547mピークからの下りで展望のよいザレ場があり、その西隣にある岩場に立ち寄ってみる。段々になった大岩群からは見える範囲は限られているが比較的眺めは良くて先ほど歩いた馬ノ口山西峰から奥滝山登山道に至る連絡尾根ルートがよく判る。ここで眺望を楽しみながらお昼にした。

奥滝山ロックガーデン 展望の無い547m峰 こちらはミニロックガーデン ミニロックガーデンからの眺め

ザレ場展望地からは雑木林の中を下っていく。左に振って見晴らしの良い灌木帯の急斜面を過ぎると傾斜が緩み樹林の中へと入っていく。登山道には「大の町有林」と刻まれた石柱が何ヵ所もあった。最後に白い手摺りの付いたスロープを下っていくと奥滝山の南麓側登山口に下りた。

県道を西に数分歩くとスタート地点に戻ってきた。アレアレ車が増えているぞ!暫くすると「湯船の滝」の降り口のところから車の主が戻ってきた。自分が停めた空き地滝をを見に訪れる人の駐車地にもなっている模様です。
明るい雑木林の尾根道 奥滝山の南麓側登山口