HOME 戻る
山 名
大野権現山(700m) おむすび岩(658m)
工程図を見る
広島県廿日市市
登山日 2022年1月10日(祝) 晴れ
中峠より望む大野権現山
参加者 娘婿
コース 佐伯工業団地入口バス停付近(10時)〜保安林標識(10:20)〜縦走路に出る(11:00)〜(11:30)大野権現山(11:40)〜佐伯分れ(12:05)〜(12:30)おむすび岩(12:45)〜十字路峠(13:10)〜住宅地奥の水道施設(13:25)〜(13:40)上峠バス停
お弁当 おむすび岩で食べる(他の候補は大野権現山)
トイレ 登山口付近にはありません
駐車場 セブンイレブン峠店付近の空き地(相当数停められます) 佐伯工業団地入口バス停の東側に青空Pあり(20台くらい停められます)
まとめ 初めての登山ルートを歩くシリーズ。今回は旧・分県登山ガイドブック「広島県の山」に記載の中峠権現橋からのルートを歩いてみることにした。大野権現山〜おむすび岩は人気のある山なので娘婿を誘って登ってみる。なお、ガイドブックには最寄りのバス停は「中峠」とあるが、今では「佐伯工業団地入口」に停留所名が変更されている。

上峠から県道を玖島分れ方面に歩き、佐伯工業団地入口バス停の少し手前のカーブミラーのところで左後方に折り返すように下り生活道に入る。すぐに権現橋を渡り送電線の下を潜り、左手に密集した数件の民家を過ごすと舗装が切れて山道となる。右手に作業小屋を過ごしヒノキ林を抜けると植生は雑木林に変わる。歩く人は少なからず居るようで、ちゃんとした登山道が続いている。「キノコ採取禁止」看板のあるところで道が二手に分かれる。右の道は尾根に上がり大野権現山山頂岩場に直登するルートのようだ。ここを左に採り次の保安林標識のある分岐は右の倒木の見える道に入る。

県道からの進入口 最奥民家の先で舗装が切れる キノコ等の採取禁止看板 保安林標識のところは右の道へ

やがて登りが始まり谷を隔てて右手に大野権現山の山頂が見えるようになってきた。常緑樹ではアセビ、イヌツゲ、ウラジロガシ、サカキ、シキミ、シロダモ、ソヨゴ、ニッケイ、ハイノキ、ヒサカキ、ヤブツバキなどが見られ一般的な雑木林の植生だ。足下にはイワカガミの葉がたくさん見られるので春爛漫の頃に登れば花が楽しめるだろう。

縦走路に飛び出したところにある案内標識には「佐伯町」と記されていた。右折して権現山方面に歩いていく。ここからは多くの登山者が歩いているので突然に良い道に変わります。
雑木林の中の登り 縦走路に出る

南斜面を巻くように進んでいき横木の階段の設置された斜面を登っていくと大野権現山に着いた。麓で話をした年配の方が「山頂の祠を新しくしたから」と言っていたので、祠を建て替えたのかと思っていたが、古い祠は傾いたままで、注連縄が新調されていたので、新しくしたのは注連縄だということが判った。とんだ勘違いだ!展望岩に上がると、のうが高原の廃墟ホテルが目線の高さに見える。立つ位置を変えると遠くには雪を抱いた西中国山地もうっすらと見える。

傾いた祠と新しい注連縄 展望の良い大岩から北側の眺め(今日は小春日和の天気で視界はクリアーとは言えないのが残念)

登ってきた道を引き返す途中で、正午を知らせる「恋はみずいろ」のメロディが佐伯町側から流れてきた。ずっと以前から変わらぬ慣習だ!横木の階段を登り切り地籍図根三角点のある610m台コブを過ごする間もなく「おむすび岩」に着いたので簡単に昼食を摂る。おむすび岩からは南東〜西側の展望があり、先週登った奥滝山ロックガーデン付近には500m台の山が連なり背後に経小屋山が聳える。

横木の階段 610m台コブ 落ちないおむすび岩 おむすび岩からの眺め

おむすび岩から少し引き返して「烏帽子岩山・船倉山」の案内標識がある三叉路で東に下っていく。途中に烏帽子岩が見える展望岩があったので一休みする。さらに下っていき十字路峠で左に採り佐伯町方面に下る。なお直進は烏帽子岩山方面、右はベニマンサク湖方面に出る。少し足下の悪い谷道を下っていき大堰堤を過ごすと林道が上がってきていた。林道を下り水道施設の先で住宅地の最奥部に出た。更地の目立つ住宅地を下っていくと県道に戻ってきた。

烏帽子岩山方面三叉路 十字路峠では佐伯町側に下る 堰堤の先で林道に出る 水道施設の先で住宅地に出る