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山 名 |
井西山(1186m) 福田頭(1252m) | 広島県庄原市比和町 |
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登山日 | 2021年9月25日(土) 晴れ |
比和町木屋原より望む稜線
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参加者 | 単独 | |
コース | 福田集会所(8時45分)〜林道に出る(9:00)〜登山口(9:20)〜3の滝(9:55)〜休憩5分〜水場(10:35)〜(10:45)大波峠(10:50)〜井西山(11:30)〜(12:00)大波峠(12:05)〜(12:45)福田頭(13:05)〜兎舞台頭(13:25)〜下山口(14:15)〜(15:15)福田集会所 所要時間6時間30分 | |
お弁当 | 福田頭山頂(福田頭〜兎舞台頭までの稜線でも可) | |
駐車場 | 福田上集会所前(10台くらい) 登山口の手前(10台くらい) 下山口(20台くらい) | |
トイレ | カサベルデ(今回は利用していないので詳細不明) | |
まとめ | カサベルデの木本前館長から、井西山に登山ルートがあることは聞いていた。しかし情報が少ないので今まで登るのを保留していた。ところが最近になって「ちゅうごく山歩き」に井西山が掲載されたので、その記事を元に登ってみることにしました。ついでだから福田頭にも足を延ばす。 |
広島市内の自宅を6時過ぎに出て、国道54号、三次広域農道、国道183、国道432と走り比和に入り、吾妻路に立ち寄ってトイレと買物を済ませる。木屋原の交差点を山の方へと進んでいくと前方に福田頭の稜線が見えてきた。今日は快晴に近い絶好の山日和だ!福田上集会所の登山者用駐車場に駐車して町道井西谷線を山の方に歩いていく。最奥民家付近で案内標識に従って沢を渡り、田んぼの畦道を進んでいくと林道にぶつかる。この林道は福田下方面から上がってきているが如何せん狭隘な道が続くので車で入るにはちょこっとの勇気が必要だ!
福田上集会所を出発 | 青い手摺りの橋を渡る | 田んぼの畦道を進む | 林道に出て左折 |
離合もままならないダートの林道は、コンクリート橋のところから突然に幅員4mの立派な舗装道に変わる。これが工事中の林道界谷小峠線(幅員4m)の起点?のようだ。前方に井西山を見ながら林道を進んでいくと登山者用駐車場と思われる退避エリアがあった。有難い配慮だね。登山口は退避エリアの100m先の林道が左カーブしているところにあった。そこには以前と変わらず大きな登山道の案内板が立っていたが、登山届用のポストは見当らなかった。
最初は未舗装の道 | 林道界谷小峠線の起点 | 登山者用駐車場 | 福田頭登山口 |
登山口を入りすぐに木橋を左岸に渡ってスギ林の中へと入っていく。林床にはアキチョウジ、トリカブト、キバナアキギリ、アキノキリンソウ、ヌスビトハギの花が咲いている。スギ林を抜け木橋を右岸に渡り返すと間もなく一の滝の案内4があったが滝はパスする。二の滝を右手に見て高度を上げていき三の滝の手前で渡渉する。大雨の後は要注意!標高900mを越えると水の流れが少なくなり源流域の様相を呈してくる。草臥れたのでサワグルミの大木の下で小休止した。そこから左手の斜面をトラバースして谷筋道に復帰すると間もなく水場の案内標識があった。付近に井西山方面へと向かうトラバース道の入り口が有る筈なんだが見つけることができず、諦めて大波峠に上がった。
最初はスギ林 | 豪快に流れ落ちる三の滝 | 水場の案内標識 | 大波(おおはの)峠 |
キバナアキギリ(シソ科) | トリカブト(キンポウゲ科) | アキノキリンソウ(キク科) | アキチョウジ(シソ科) | 消去法でシロヨメナかな(キク科) |
登山口から大波峠までの間に見かけた花や実のうち写りの良いものをを順に掲載する。山の花は秋本番を迎えつつあるようだ。稜線に出るとミヤマガマズミの赤い実が目立ったが、それ以外のオオカメノキの実などはは見かけなかった。 | ||||
ユキザサの実(ユリ科) | ハバヤマボクチ(キク科) | オクモミジハグマ(キク科) | ヒキオコシ(シソ科) |
仕方ないので大波峠から尾根通しに井西山を目指すことにした。1100m台ピークへの登り斜面には薄い踏み跡があったので楽勝を予感させたがそうは問屋が卸さない。コブからの下りは背丈ほどの深いササに阻まれて進むのに苦労した。1060m台鞍部には水場からのトラバース道が上がってきていると思ったんだが判らなかった。ここからは踏み跡が現れて少しは楽になるが苦行は続く。そして大波峠から40分で井西山山頂に立った。楽しみにしていた山頂からの眺望はそこそこは有るが期待していた程ではなかった。登ってきた道を引き返して大波峠まで戻る。
1060m台鞍部 | 1140m台鞍部から最後の登り | 2等三角点の井西山 | 井西山から東側の眺め |
大波峠まで戻り一休みしてから福田頭に向かう。南の肩までの比高100mの登りが思いのほか堪えたが、肩まで登ると緩やかな稜線歩きに変わり楽になった。右手に見える三角錐の山は歩いているときは多飯が辻かなと思っていたが後の調べて稲積山だということが判った。福田頭は人気の山だけに山頂には自分を含めて5組くらいの登山者が登頂していた。空気はクリアーで大万木山の左後方に男三瓶が覗いている。しかし部分的にガスがかかっていて近くの吾妻山は見えなかった。食事を済ませ稜線を北に向かう。もちろん下山は「下山口」だ!
福田頭山頂 | 福田頭から西側の眺め | 稜線から比婆山方面を望む | 展望地からカサベルデを望む |
兎舞台頭で直角に曲りブナ林の中を下っていく。このあたりのブナは小ぶりなものが多いので○○年も経てば荘厳な森へと変わっていくことだろう。比婆山展望地を過ぎるとジグザグ道があり、それが終わると雑木林と植林地の界の尾根を下っていく。沢の音が聞こえてくると「昇龍の滝」が見えてきた。水害でやや荒れた道を下っていくと下山口広場の駐車場に飛び出した。秋の実りを収穫しながら大規模林道を約1時間かけて下ると出発点の福田集会所に戻ってきた。帰りは高野の道の駅で買い物をしてから無料の松江自動車道に乗る。
兎舞台頭から降下が始まる | 「ブナ樹林帯」の標識 | マムシかと思ったぜよ! | 下山口広場(駐車場) |