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山 名
恐羅漢山(1346m)
広島県安芸太田町
登山日 2021年6月20日(日) 晴れ
餅ノ木峠付近より望む恐羅漢山
参加者 単独
コース 牛小屋高原駐車場(9時45分)〜立山ペアリフト降り場横(10:10)〜ゲレンデ最奥部(10:20)〜恐羅漢山(10:50)〜(11:15)旧羅漢山(11:30)〜恐羅漢山(12:00)〜(12:10)立山コース分岐(12:20)〜管理道分岐(12:45)〜夏焼キビレ(13:00)〜(13:25)牛小屋高原駐車場
お弁当 下山途中に軽く食べる(恐羅漢山頂は密状態で腰を下ろす勇気が出ませんでした)
駐車場 牛小屋高原駐車場(台数を気にする必要は無いと思っていたが当日は満車に近い状態だった)
トイレ 牛小屋高原センターハウス(水洗です)
まとめ 恐羅漢にサラサドウダンとオオヤマレンゲを見に行こうと思い計画していたが、予定していた週末は天候不順のため翌週の20日に延期した。やはりサラサドウダンは完全に終わっていて、息の長いオオヤマレンゲも見頃は過ぎているものの蕾もありもう暫くは楽しめそうだ。

広島県下では新型コロナウイルスのまん延防止のため県外への移動の自粛要請が続いている。そのため高速道路の休日割引も当面適用されないので、戸河内まで太田川沿いの国道191号線を走る。広島市内の自宅を出たのは8時頃でったが、結構時間がかかり牛小屋高原に着いたのは10時近くになつてしまった。駐車場はオオヤマレンゲ目当てのハイカーの車でほぼ満車状態だ。こんなに駐車場が混んでいるのは初めてのような気がする。


登山支度をしてレストハウスの右手から立山ゲレンデに入り、日陰を求めてゲレンデ案内板の先からこんもりした小さな丘のような樹林に入るとジップラインの発着場がある。すぐに樹林を抜けてブタナの黄色い花で埋め尽くされたゲレンデを左から右へと斜め横断する。

下の方には家族連れ、上の方には数組のグループと今日の立山ゲレンデは賑わっているぞ。トリプルリフト降り場の先から階段道の続く登山道に入る。
ゲレンデの案内板 リフト降り場の先から登山道へ

立山ゲレンデの端っこに設けられた横木の階段道を黙々と登っていく。右手の樹林はブナ、ミズナラ、トチ、ウリハダカエデ、リョウブ、アズキナシなどの広葉樹で構成されている。今の時期はツルアジサイやイワガラミが立木に巻き付くが、このあたりはツタウルシが多いので、うっかり手を添えると後で大変なことになる。

立山ペアリフト降り場から少し登ったところで振り返ると、下の方に牛小屋高原とその背後に中山が見える。南東に稜線の向こうに東郷山が顔を出し左後方遥かに野呂山が霞んで見える。
ゲレンデ端っこの登山道 牛小屋を振り返って見る

例年ならササユリが咲くゲレンデが徐々に狭くなってくるとゲレンデ歩きが終わり山道が始まる。やっと日差しからは解放されたが、梅雨時の山道はぬかるんでいて少し歩き難い。なお、山道入口にはバックカントリースキー対応の「滑走禁止」の立札が設置されていた。

夏焼キビレからのルートに出ると山頂はもうすぐで、右手から台所原からの道が合わさると恐羅漢山頂に着いたが、多くのハイカーが休憩中で大賑わいだったので素通りして旧羅漢に向かう。
ゲレンデ最奥部から山道へ 恐羅漢山頂(帰りに写す)

恐れ羅漢山と旧羅漢山の間は高低差はそんないないが鞍部付近は泥濘んでいてどこを歩いたらよいのか考えながら鬱蒼とした原生林の中を進んでいく。

恐羅漢から30分で旧羅漢に着いたので、カマノキビレ方面に少し下り、踏み跡を辿って山頂裏側の岩場に回り込んでオオヤマレンゲを観賞する。花が終わっているものが多かったが、丁度見頃のものが数輪あり充分鑑賞できた。まだ蕾のものもあり暫くは楽しめそうだ。
旧羅漢山手前鞍部の原生林 別嬪さんだね!オオヤマレンゲ

【旧羅漢山山頂からの眺め】 昨年春にヤブ山さんの追悼登山で登った青路頭を探したがよくわからなかったので帰宅後調べてみたら、手前の1010m台ピークの真後ろに隠れて見えないことが判明した。残念だ!今日は空気が澄んでいるので山口県北部の山が見える。

恐羅漢に戻ってお昼をと思っていたが、恐羅漢山頂は少し密状態だったので立山尾根が派生する付近の木陰で行動食を食べる。稜線を夏焼キビレ方面に下っていくと癒しのブナ林に出合い森林浴!管理道降下口のあるハヤチのキビレから緩やかに登り返しカエデ林の1131m峰から急下ると夏焼キビレに着いた。右にとり徐々に下っていき、キャンプサイトとかやばたゲレンデの間を抜けると牛小屋に戻ってきた。

癒しのブナ林 1131m峰 夏焼キビレ センターハウス前に戻ってきた

恐羅漢山頂付近には可愛らしいフウリンウメモドキの花がたくさん咲いていた。西中国山地では個体数が多く恐羅漢も例外ではない。夏になると風鈴のような赤い果実が垂れ下がる。
イワガラミ(アジサイ科) ツルアジサイ(アジサイ科) 風鈴ウメモドキの雄花(モチノキ科) サワフタギ(ハイノキ科) ノリウツギの蕾(アジサイ科)