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山 名
可部冠山(735m) 小掛山(816m)
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広島市安佐北区
登山日 2021年5月22日(土) 曇り時々晴れ
可部バイパスより望む可部冠山
参加者 娘婿
コース 南原峡駐車場(9時20分)〜加賀津の滝(9:35)〜石采の滝(9:50)〜中電管理道(10:10)〜(10:35)尾根ルートに合流(10:40)〜西冠山(11:15)〜(11:35)可部冠山(12:10)〜可部峠(12:15)〜(12:50)イワカガミ展望所(12:55)〜(13:15)小掛山(13:20)〜(13:35)ヤマグルマ展望所(13:40)〜ごんぼの滝分岐(14:05)〜ごんぼの滝の下(14:30)〜第2キャンプ場(14:50)〜(15:15)南原峡駐車場
お弁当 可部冠山山頂で食べる(イワカガミ展望所、ヤマグルマ展望所も候補)
駐車場 南原峡駐車場(10台くらい停められます。一杯の場合は手前の車道の路肩)
トイレ 南原峡駐車場(水洗です。第一キャンプ場にもあります。)
まとめ 緊急事態宣言が発出されていて外出の自粛が求められている状況下、娘婿を誘って山歩きに出かけることにした。娘婿は可部冠山は初めて登るので、先ずは滝めぐりが良かろうと思いの加賀津の滝から登り、ごんぼの滝に下るルートを歩いた。しかし大雨警報が出た直後だったので渡渉には苦労した。

南原峡に入り第一明神橋を渡り南原峡駐車場に駐車する。少し出遅れたので既に駐車場には5台の車が停まっている。流石に人気の山だ!登山支度をして加賀津の滝の遊歩道に入る。すぐに右手に尾根コースの登山口があるが、今日はこの山が初めての娘婿を連れてきているので滝巡りコースを歩くことにして直進する。渓流沿いにはウツギ、エゴノキ、ガマズミ、ジャケツイバラなどの花が見られた。加賀津の滝下で右岸に渡り手摺りの付いた長い階段を登ると平坦になる。石采の滝までは沢を数回渡渉するルートだが、広島市に大雨警報が発令された直後なだけに相応の水量があり渡渉の度に無難に渡れるところを探してウロウロした。

加賀津の滝の遊歩道に入る 加賀津の滝下で右岸に渡る 堂床山分岐 石采の滝

石采の滝の下で左岸に渡り斜面を石采の滝の落ち口付近まで登っていくと中電管理道に出合った。この道は南側は加賀津の滝の上流部まで立派な水平道が続いていて、電柱があるとの自分の古い記録が残っている。冒険好きの人は一度歩いてみても良いかも?最後に転げ落ちるような急斜面が待ち構えています。さて中電のフェンスに沿って歩きトラバース気味に山裾を回り込んでいくと車道(中電の管理車道)に飛び出した。車道を10分弱歩き案内標識のところで右に折り返して、ぐる〜っと左に回って石段のところから谷に入っていく。

中電管理道に出る 中電の管理車道に出る 案内標識のところで右に折り返す 石段を上がって谷に入る

折り返して尾根に乗るとヒノキ林の中の一直線の道が続く。小雨が降ってきたが森の中なので全く気にはならない。そのうち止んだ。尾根ルートが合わさると、木の間越しに左に堂床山右に西冠山と冠山を見ながら軽いアップダウンのある稜線歩きが始まった。次いで長い登りが終わると西冠山に着いた。

ヒノキ林の中の登り 尾根ルートが合わさる 暫くは植林地が続く 西冠山(左は堂床山)

西冠山から少し下り登り返すと可部冠山に着いた。三角点付近の岩場はマムシが多いので少し離れたところでお昼にする。朝のうちはぐずついていた天気は回復傾向にあり、雲が垂れ込めてはいるものの空気は比較的クリアーで瀬戸内海までくっきりと見える。午後歩く予定の小掛山付近の稜線〜備前坊山〜白木山系〜呉娑々宇〜瀬戸内海に浮かぶ島々〜阿武山〜堂床山まで見渡すことができ、さすがに広島の奥座敷の山だ。

岩場でくつろいでいると、ご夫婦がやってきたので一緒に山座同定をしながら山談義をする。愛媛県から広島市に転勤して間もないそうで、広島の山を20座くらい登ったそうだ。それにしてはこの辺りの山に詳しかったなあ。
可部冠山山頂


植林地の中を下っていくと僅か10分程度で可部峠に降りた。久し振りの可部峠で林道が近くまで上がってきたり、新しい一里塚の標柱が建てられていたりで様変わりしている。そのまま反対側の斜面に取り付き雑木林の中を登っていく。途中には「のぞき岩」や展望の良い展望所があり一休みしたいところだが、イワカガミ展望台まで一気に登った。そこからは海見山が近くに見え、その右後方には豊平の龍頭山や牛ヶ首山が控えている。左に目を移すと牛頭山の後方に吉和冠山が認められた。小休止の後稜線を北上し大掛・小掛分れで右折して下っていく。

可部峠の一里塚 雑木林の中を登る イワカガミ展望台からの眺め 大掛・小掛分れ

小掛湿原から登り返すと、今日のコース中の最高地点の小掛山に着く。ここは展望が無いので写真を撮っただけで先へと進む。ヒノキ林の中を下っていくとヤマグルマ展望台に着いたので小休止。ここからは千代田の堂床山、福富の鷹ノ巣山が望める。可部冠山からヤマグルマ展望台付近の稜線が確認できたので、もちろんここから可部冠山が見えている。ヤマグルマ展望台からはピンクのリボンの下がる道を下っていきロープ場を過ごすと、間もなく「ぼんごの滝」の案内標識がある。うっかりして見逃してしまうと「アセビの丘」への登りにかかるので引き返せば良い。標識のところから右手の植林地に入る。

4等三角点の小掛山 ヤマグルマ展望台 ロープ場 ごんぼの滝分岐

ヒノキが植林された尾根道を下っていくと植林の手入径が現れるので、それを歩いていくと、ごんぼの滝の上流に出た。以前は右岸沿いに下る道があったが、危険なのか?右手の斜面を大きく迂回するルートが出来ていて大回りをさせられてしまった。ごんぼの滝の下流からは足場の悪い谷道を下っていくと、廃林道に出て第2キャンプ場に着いた。のんびりと舗装路を下ってスタート地点の南原峡駐車場に戻る。

ヒノキ林の尾根道 植林の手入径を歩く ごんぼの滝 第2キャンプ場

早くも卯の花(ウツギ)が咲きだした。南原峡駐車場〜加賀津の滝までは厄介なジャケツイバラが相当はびこっている。花だけ見れば可愛いんだけどね。
今の時期の定番 「ウツギ」 やっかいなジャケツイバラ 見上げるとエゴノキの花 ひっそりと咲くガマズミ 親戚のいないヤマグルマ