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山 名
津田明神山(592m)
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広島県世羅町
登山日 2021年3月27日(土) 晴れ
南麓より望む津田明神山
参加者 夫婦
コース 五叉路駐車地(8時30分)〜登山口(8:50)〜(9:10)津田明神山(9:50)〜登山口(9;25)〜地層説明版(9:50)〜(10:10)五叉路駐車地 所要時間1時間40分
お弁当 午前中登山のためありません
駐車場 五差路付近の道の膨らんだところ(探せば何ヵ所かあります)
トイレ 付近にはありません
まとめ 中国新聞社発行の「ちゅうごく山歩き」最新刊に世羅町の津田明神山が紹介されていた。訳あって長期間山歩きをしていなかった連れには手頃だと思い誘って出かけた。標高は高いが登山口が既に400m以上あるのでハイキング気分で登ることができる。

山陽自動車道を志和ICで降りてトイレ休憩のため福富の道の駅に立ち寄る。時刻は8時前だが、早くも広い駐車場に警備員が出て準備中だ。今日は好天気が予想されるので多くの人出を見越してのことだろう。国道375号線を走り三和町から津田方面に向かうとお椀を伏せたような形の良い山が見えてきた。


天然記念物の案内標識の建つ五差路付近の邪魔にならないところに駐車してスタートする。生活道を西に向かって歩いていったが、林道入口を見逃してしまい、戻るのも癪なので地形図に記載の破線径に入る。

民家の間を抜けて山の方に入るとT字路からの道に合わさり、間もなく林道に出る。
地形図の破線径に入る 林道を歩く

林道を進んでいくと「環境保全地域 登山口・山頂まで0.6KM」と記された標識があった。丁度ため池のあるところで標識に従って右手の緩やかに登っていく山道に入る。おやおやショウジョウバカマが咲いている。広島県では最も早い桜の開花を記録したが、やはり今年の花は早いなあ。

暫く進むと道が広くなった。反対側から林道が延びてきていたんだ。山の麓を時計回りに回り北まで進んだところが登山口で、手製のプレートがあった。
林道から山道へ 登山口

登山口を入ると最初はスギ林の中の緩やかな道が続く。そして北尾根の手前からは急こう配の北斜面をジグザグに登っていく。登山道はブロックが埋め込まれた階段で楽に歩けた。

植生は雑木林に変わり高度が上がってくると北に世羅3明神山のひとつの、上田明神山が見える。井戸跡を過ごし西尾根に上がると津田明神山の山頂はすぐ目の前だ。
ブロック階段が続く 北に上田明神山

3等三角点の鎮座する津田明神山の山頂からは南側180度がぐる〜っと見渡されるが、北半分は立木が景観を遮っている。広い山頂には3組のベンチが設置されているので腰を下ろして景色を眺めることができる。土管は何に使われていたんだろうか?広場の片隅のヤマザクラは3分咲きくらいだろうか。他には木の葉を落としたクヌギの木が数本と常緑のイヌツゲがある。

今朝のNHKテレビで玄海灘に臨む福岡県糸島市のコウイカ漁が放映されていた。柴を付けたカゴを海中に沈め産卵期のイカをおびきよせるイカカゴ漁の模様だった。その柴にイヌツゲが使われているとのことで、山頂で小さな葉がびっしりと付いたイヌツゲを眺めて「成程ね」と思った次第です。
津田明神山山頂

東方面はよく判らないが南〜西にかけては、昨年登った世羅3明神山のひとつの黒川明神山や豊栄の天神嶽、福富の鷹の巣山、向原の大土山を望むことができる

登山口まで戻り、来た道とは反対側の道に入り植林地を右廻りに歩いていく。分岐は常に右の道に入れば良い。

地層案内板を過ごし緩やかなアップダウンが終わると土道から舗装路に変わりスタート地点に戻ってきた。実に楽な山だった。帰りには豊栄の産直市に立ち寄って現地採れたての野菜などを買いこむ。
スギ林が広がる 左手にサクラ並木