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山 名
野貝原山(720m)
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広島県廿日市市
登山日 2021年1月31日(日) 晴れ
JR宮内串戸駅より望む野貝原山
参加者 単独
コース 明石交差点(8時40分)〜舗装林道終点(9:20)〜(9:45)中電31号鉄塔(9:55)〜(10:05)メガソーラー施設入口(11:20)〜中電29号鉄塔(11:30)〜(11:55)野貝原山(12:00)〜(12:30)川末下山口(12:40)〜折敷畑山入口(13:05)〜折敷畑山(13:35)〜古戦場跡ピーク(13:50)〜(14:25)四季が丘小登山口
お弁当 川末下山口(車道)で食べる
駐車場 今回は公共交通機関を利用しました。四季が丘もみじ公園奥の駐車場(10台くらい)
トイレ 登山口付近にはありませんでした。四季が丘もみじ公園(利用していないので詳細不明)
まとめ のうが高原(野貝原山山頂部)のホテル施設が解体されるという話は10年以上前からささやかれていたが麓から見る限りでは解体工事が一向に進んでいないように見える。その一方で山頂一帯にメガソーラー発電所の建設工事が始まっているという情報を皆さんの山行記から得たので、一体どのようなものが造られているのか、とても気になってしまい登って確認することにしました。

明石交差点からは野貝原山の山頂エリアの廃墟が見えるので解体は未だ続いている模様だ。坂道を上がっていき林道野貝原線の菱形の看板のところで左折して林道に入る。大歳神社を右に見て進んでいきオートワークフルモトの工場を過ぎると民家が切れる。早春の明るい日差しを受けながらのんびりと歩いていくと左手に治水堰堤があった。ここまでは良い道で堰堤から先は滅多に人が入らないようで路面には落ち葉が堆積している。植生がヒノキ林に変わり、左手の沢で水を飲んでいた?イノシシが慌てて斜面を駆け上がっていく。イノシシの罠が設置されているので、この辺りはイノシシの生息エリアなんだろう。中電の鉄塔保守道の先が舗装の終点で、ここで現在地の確認を兼ねて小休止する。

林道野貝原線起点 林道を進んでいく 中空式の治水堰堤 舗装はここで終わり

コンクリート橋を渡ると石のゴロゴロした歩き難い道に変わる。およそ80m進んだところの分岐で、中電の標柱のある右の道に入り沢の右岸沿いの道を遡っていく。小さな堰堤の先で朽ちかけた木橋を左岸に渡ると、土砂災害で林道は半ば流失して荒れ放題の区間に出くわした。テープを頼りに踏み跡を辿って難所をクリアーし、542mピークを時計回りに巻くように進んでいくと中電91号鉄塔の標柱があったので寄り道をする。鉄塔からは船倉山〜大野権現山の稜線を望むことができた。

石のゴロゴロした道 堰堤の先で木橋を渡る 中電91号鉄塔分岐 91号鉄塔からの眺め

林道まで戻り細くなった山道を進んでいく。このあたりは灌木が少々煩くなってきている。やがて沢音が聞こえてくると下の方に流れていた沢に寄り添う。道幅はだんだんと広くなってきて路肩には用水路も見られる。

実は林道野貝原線の舗装終点から山頂までは、国土地理院の地形図では実線で表されているので歩き易い幅広の林道が続いているんだろうと思っていたが、実際に歩いてみると、そんなことはなくて荒れ果てていた。でもその分楽しく歩けたかも?
細い山道が続く 雪が残っている

林道にロープが渡されていて「工事中につき立入禁止」の札が掛けてあった。前方にはメガソーラー施設が見える。この施設内に入らずに野貝原山に登頂するにはどのようなルートがあるか調べてみることにして1時間以上も費やして付近の山裾、鉄塔保守道、林道を歩き回った。と言うよりタコの足のように放射状に延びる林道に翻弄され徘徊してしまった。今回はBのルートで山頂を目指すので南に延びる林道に入る。

メガソーラー施設内を歩かずに山頂まで行くルートは、@ヤブ漕ぎして施設内に近い山裾を歩き廃車道に出る。林道から鉄塔保守道に入り廃車道に出る。B林道から鉄塔保守道ら入り89号鉄塔のところから尾根伝いに登る。などがある。なお、91号鉄塔から鉄塔保守道に入ってもよいが多少のアップダウンあり。
工事中につき立入禁止

林道を高い方へと進んでいくと送電線が見えてきて、送電線の真下を少し過ぎたところから、黄色の巡視札のある鉄塔保守道に入る。雑木林を登り切ったところに89号鉄塔が建っていて、鉄塔の隙間から広範囲に敷き詰められたメガソーラーのパネルが見える。これだけあると小さな火力発電所に匹敵するような発電量があるんだろうね。道なりに進めば廃車道に出るが、ここで右にとり尾根を歩く。

林道から鉄塔保守道へ 雑木林の中の登り 89号鉄塔とメガーソーラー設備 89号鉄塔の上より尾根へ

尾根に乗ると鉄線柵が続いていた。昔あった娯楽施設の名残りなんだろうか?そのうち鉄線柵は左へと去っていった。立木の間から左手に廃車道の白いガードレールが見える。距離は50メートルくらいだろうか。

廃林道?のようにも見えるところに出て右に振って緩やかに登っていくと貯水槽があった。どうやらこれも娯楽施設の名残りのようだ。
尾根上に鉄線柵が続く コブには貯水槽

心持ち下っていくと北側のレジャー施設跡地から上がってくる林道に出て、そのまま進んで行くと野貝原山山頂に着いた。残念ながら展望は乏しい。

今日は工事が休みのようなので北側のレジャー施設跡地に下ってみる。こちらにもソーラーパネル設備が面的に広がっている。そして以前あった高圧配電線は電柱もろとも撤去されていた。もし工事の人がいて通っちゃ駄目だと言われたら古代参道を下る心算だったが、幸いにも休日のようなので、ささっと通り抜けて、川末下山口まで下ったところでお昼にする。
林道に合流する 野貝原山山頂

現在地を確認しながらメガソーラー工事関係者の車しか通らない私有車道を下っていき、カーブミラーの右手の折敷畑山の取り付きから尾根道に入る。ベロ尾根の突端で右に振ってヒノキ林の尾根を急下ると間もなく折敷畑山に着いた。クロキの大木に山頂標識が掛かっているだけの寂しい山頂だ。木の間越しに東側が僅かに望めるだけだ概して展望は乏しい。折敷畑山からさらに少し下ると古戦場跡のピークだ。展望地の案内があったがパスして、四季が丘に向けて道なりに下っていくと駐車場らしきところに下りて、車道を下っていくと、四季が丘小学校の西隣にある「もみじ公園」に出た。

折敷畑山取り付き 折敷畑山山頂 古戦場跡ピーク 駐車場の手前に出る

折敷畑山からの下りで送電鉄塔の左手の彫れた道を下っていく。
次のバスの時間は2:36なので急げば間に合うと思い速足になる。
四季が丘小学校まで下ってきたところで発車時刻まで10分弱となった。
何とか間に合う筈!ところがバス停手前の交差点で信号待ちをしていると
無常にもバスがやってきて自分が乗るバス停を通り過ぎてしまった。
バスは遅れてやってくることはあっても時刻表より早まることは無いはず
けしからん運行だ!バス停に着いて時刻を確認すると通過時刻は2:32
自分が間違っていたのか。それとも運行時刻が変わったのか?
次の発車時刻までベンチに座って30分待つとバスがやってきた
乗り込むと運転手さんが「どこまで行かれます?次が終点です」
やりとりの後、「これは下りのバスです。上りのバス停はあちらです」
あ〜ぁ何とも情けない。団地の中の運行ルートは複雑なんだな。