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山 名 |
竜泉寺山(318m) | 広島県尾道市 |
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登山日 | 2021年1月16日(日) 曇りがちで一時雨 |
ダム湖堰堤より望む竜泉寺山
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参加者 | 単独 | |
コース | 竜泉寺ダム湖堰堤(10時25分)〜(10:45)林道起点(10:55)〜(11:15)林道から枝尾根へ(11:25)〜山陽道側道終点(11:45)〜林道終点(12:05)〜南側の竜泉寺山(12:25)〜(12:35)林道終点(12:50)〜北側の竜泉寺山〜林道終点(13:20)〜ダム湖畔道路(13:35)〜(13:50)竜泉寺ダム湖堰堤 | |
ガイド | ふるさとの山歩き(中国新聞社 1992年発行) | |
お弁当 | 林道終点で食べる(お昼に適した場所はありませんでした) | |
駐車場 | 竜泉寺ダム湖堰堤(広くなったところに数台停められます) | |
トイレ | ありません(竜泉寺管理事務所のトイレを借りることができると思います) | |
まとめ | ガイドブック「ふるさとの山歩き」で紹介されている山であるが、何故かネットでは竜泉寺山の山行記が1件もヒットしない。ガイドブックの発刊の翌年に開通した山陽自動車道が登山道を寸断したためだろうか?それとも山としての魅力がなくなってしまったんだろうか?ともかくもガイドブックに記載のルートを歩いてみることにした。結果としてガイドブックに記載の情報と現地とが一致せず不可解な山行きとなってしまった。 |
午前中に寒冷前線が広島県を通過する予報が出ていたので広島市内の自宅を8時過ぎに出て国道2号線西条バイパス・三原バイパスと走りのんびり・ゆっくりモードで尾道を目指す。途中雨に逢ったが尾道市内に入ると青空が覗いてきた。竜泉寺ダム湖堰堤の広くなっているところに駐車してスタートする。今日の予定ルートの最初の部分は中国自然歩道の「御調八幡宮・木門田ルート」で整備が行き届いており楽に歩ける。ダム湖最奥でコンクリート橋を渡ったところに中国自然歩道の大きな案内板があったので現在地を確認する。ここから未舗装の道となる。
竜泉寺ダム湖堰堤 | ダム湖管理道 | ダム湖最奥地点 | 中国自然歩道 |
林道起点まで進んだところで突如雨が降り出した。寒冷前線のしっぽが通過しているようなので直ぐに止むだろうと思い木陰に入って10分ほど雨宿りをする。林道はガイドブックに記載のとおり延びている。伐採された山肌にはヒノキが植林されている。標高が高くなると周囲が見渡せるような景色に変わってきたが見えるのは山だけだ。林道が枝尾根を横切るところまで上がってきたが、ついでだからと付近の状況を調べていると横切り地点の50mくらい先に山道があり羊歯を切り開いた道が西に向かって付いている。もしかするとこの道が山陽自動車道のトンネルの上を通って竜泉寺山まで通じているのかと思い、踏み込んでみたが数分で羊歯に阻まれて撤退した。諦めて戻り枝尾根に突入する。
林道起点(雨降り中で暗い) | ずいぶん上がってきた | 竜泉寺山のピーク付近 | 枝尾根への突入地点 |
枝尾根を北へと進んでいくと山陽自動車道が見えてきた。そのまま一直線に進んでいけば側道に出られる筈だが背丈を越える猛烈な羊歯に進退窮まって、仕方なく右手の斜面を下ることにして歩き易いところを選んで下っていくと運よく側道の終点に出た。側道を上っていき山陽自動車道の尾道11号トンネル(何故か国土地理院の地形図には載っていない)を潜り反対側に出て奥の方へと進んでいく。
山陽道の側道に出る | 尾道11号トンネルを潜る | 分岐は奥の方へ | 山陽道保守用の階段 |
林道終点まで進むと木の枝にラミネート加工した案内札が掛けてあるのが目に留まった。左手に○山山岳会の案内プレートもあるので安心した。案内に従って枝沢の右岸沿いに登り堰堤を過ぎたところで左手の急斜面に取り付く。羊歯道を辛抱して登っていくと尾根地形となり歩き易くなってきた。ところどころに例の案内札が掛かっている。赤い頭のプラ杭(境界杭)があるところまでは踏み跡があったが、それからは深い羊歯をかき分けながら標高で330mまで登ったところで諦めて引き返す。展望はと言えば東に電波塔の建つ山(彦山かな)が見えたくらいだった。
林道終点(クリックで拡大) | ラミネート加工した案内札 | 赤い頭のプラ杭 | ここで諦めて引き返す |
林道終点に戻りお昼を食べながら歩いたルートを確認する。地形図と現地の状況が合わず釈然としないので、林道終点から沢沿いの山道に入り適当なところで枝尾根に取り付く。急斜面を登ると台地状の地形となり灌木をかき分けて進んでいく。少し下り羊歯の斜面を標高330m弱まで登ったところで引き返す。引き返しているときにテープを見つけた。そこから沢までは薄い踏み跡があった。 さて竜泉寺山はどちらだろうか?ガイドブックからだと後の方に登った方が竜泉寺山ということになるが、地形図には山名は記されていない訳だから展望が少しある最初に登った尾根の方を竜泉寺山としているようだ。 |
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ここから取り付く | ここで諦めて引き返す |
再び林道終点まで戻り小休止して引き返す。車道(山陽道の管理用道路か?)を下りダム湖湖畔道路に出る。午前中に降った雨でできた水溜まりで靴を洗ってスタート地点のダム湖堰堤に帰着した。 ガイドブック「ふるさとの山歩き」竜泉寺山の頁が執筆されたのは山陽自動車道の建設工事が始まる頃と推察するが、自動車道が登山道を分断してしまいガイドブックの記述どおりに歩くことは出来なくなった。そのことを差し引いても、林道に入ってから以降の、ガイドブックに記載の説明と地図が対比しないのには参った。ガイドブックを何度読み返しても理解できないのだ。もしかしたら説明のルートと地図上のルートは違うのではないか?それとも竜泉寺山は山の中腹ではなくて稜線にあるのではないか?自分の読解力の無さを棚に上げて執筆者に対し甚だ失礼なことを申し上げるのは気が引けるが疑問は尽きない。どなたか教えて下さい。 |
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湖畔道路まで戻ってきた |