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山 名
鷹ノ巣山(922m)
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広島県安芸高田市
登山日 2020年11月29日(日) 曇り
野路山より望む鷹ノ巣山
参加者 単独
コース 林道叶木線起点(9時35分)〜林道終点(10:05)〜あと2km標識(10:20)〜十字路鞍部(10:50)〜あと500m標識(11:05)〜(11:20)鷹ノ巣山(11:45)〜十字路鞍部(12:05)〜あと2km標識(12:25)〜林道終点(12:40)〜(13:05)林道叶木線起点
お弁当 鷹ノ巣山山頂の展望台で食べる
駐車場 林道叶木線起点(3台くらい停められます。付近にも駐車可能なところは有ります)
トイレ 登山口付近にはありません(今回は向原農村交流館やすらぎを利用しました)
まとめ 県北でヤブ漕ぎの予定を立てていたが土曜日に雨が降ったので予定を変更して無難な鷹ノ巣山に登ってみることにした。晩秋の今の時期、運が良ければ山頂から雲海が見られるかもしれないと期待していたが冷え込みが弱かったので、それはかなわなかった。

三篠川沿いの県道37号線を走る。大雨のたびに暴れ川と化する三篠川流域には今も災害の痕跡が残されている。向原町から福富町方面へと向かい、「鷹ノ巣山」の案内標識のあるところで右折して寺山地区に入る。この地区にはカタクリの自生地があり随分以前に訪れたと思うんだが記憶が甦ってこない。さらに奥へと進んでいき山田地区に入り、案内標識に従って進んでいき、林道叶木線の起点に駐車する。


駐車地のそばに 「1.5km先に鷹ノ巣山登山道の駐車場があります」 と記された案内があるが、事前の調べでは、この先の道は2年前の水害で道が傷んでいて車での進入は控えた方が良いとのことのようなので、ここから歩くことにする。

最初はびっくりするほど良い道が続いていたが、途中に水が流れた凸凹痕ができていた。今のところは慎重に運転すれば通過はできる。結論…林道終点まで車で上がるのは不可能で、四駆なら下の段の左から3番目の画像のところまでは上がれる。一般車なら自分が停めたところに停めるのが無難です。
林道叶木線の起点と駐車地

西日本を中心に2020年7月に豪雨災害が発生し、三篠川の支流も至る所で氾濫して鷹ノ巣山登山道も被害を受けた。それから2年と少し経過して今では登山道は修復されたが、完全に元通りの姿になるまではもう少しかかりそう。駐車地から30分で林道終点に着いた。数台駐車できるスペースはあるが、残念ながらここまで車で上がってくることはできない。

なんと良い道だ 路肩に5台くらい駐車可 四駆ならここまで上がれる 叶木林道終点

菱形をした叶木林道の終点標識と目と鼻の先に鷹ノ巣山登山口がある。枯れ沢に沿って南下していき、木橋を左岸に渡り 「叶木造林地」 の大きな案内板の右手からスギ林に入り、新旧手造り標識がたくさんあるスギ林の中を進んでいく。再び枯れ沢に寄り添い水害で荒れた沢床を歩いていき右岸側に上がったところで 「鷹ノ巣山山頂まで2km」 標識に出会う。ここからは良い道が続く。

向原町側の登山口 木橋を渡る(クリックで拡大) スギ林の中を進む あと2km標識(クリックで拡大)

あと2km標識からすぐに案内標識に従って右に折れスギ林の中を登っていく。林床に黄葉したコアジサイとコガクウツギが何の変哲もない景色にアクセントを添える。クリのイガがたくさん落ちているが付近にクリの木は見当らない。東斜面の上の方から転がり落ちてきたとしか考えられない。

林床に多いのはアセビ、ツバキ、ツルシキミ、ハイノキ、ヒサカキで、個体数は少ないがウラジロガシ、サカキ、シキミ、シロダモ、ヤブニッケイも見られた。
谷道で右折すると登りが始まる 植林地の中の登り

谷が終わり平坦になると間もなく十字路鞍部に着いた。今回はカンノ木山はパスして鷹ノ巣山方面に向かう。スギはやしの中の少し急な斜面を登っていくと傾斜が緩やかになり、「山頂まで500m標識」を見る。やがて土塁の上を歩くようになる。植林を抜けると右手が落葉した広葉樹林に変わり視界が広がってくる。モミの葉が落ちているので見上げると、でっかいモミの木が何本もあった。

十字路鞍部(左はカンノ木山) スギ林の中を登る 山頂まで500m標識 土塁の道が続く

コンクリート造りの展望台が見えてくると間もなく鷹ノ巣山に着いた。早速展望台の上から眺望を楽しもうと思ったんだが、展望台は立入禁止になっていた。建物が老朽化してきたためだろう。芝広場からだと成長した木々に遮られて眺望はいまいちだ!

今日は日差しがないので寒く感じる。県北の空は泣き出しそう!建物の中で簡単にお昼を食べてピストンで下山する。
鷹ノ巣山山頂 鷹ノ巣山から南方面の眺め