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山 名 |
天狗石山(1192m) | 広島県北広島町 |
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登山日 | 2020年6月21日(日) 晴れ |
南麓より望む天狗石山
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参加者 | 夫婦 | |
コース | サイオトスキー場駐車場(9時25分)〜車道終点(9:45)〜山道へ(10:25)〜ホン峠(10:30)〜高杉分岐(10:40)〜(11:00)天狗石山(11:40)〜高杉分岐(11:55)〜草尾根を抜ける(12:20)〜来尾峠(12:35)〜(12:50)サイオトスキー場駐車場 | |
お弁当 | 展望台周辺は直射日光が当たって暑いので山頂付近の木陰で食べる | |
駐車場 | サイオトスキー場駐車場(シーズンオフなのでOK) | |
トイレ | サイオト集会所(利用していないので詳細不明) | |
まとめ | 久し振りにオオヤマレンゲを見に行こうと思った。自宅の庭でオオヤマレンゲを育てている祇園のSさんの情報によると、今年のオオヤマレンゲは開花が遅れているとのことだったので、丁度いい頃かなと思っていたが花は見頃を過ぎていた。 |
豊平町のどんぐり村でトイレ休憩をして芸北町細見から才乙に入ると、真黒な動く物体が…放牧されている牛くんたちでした。今日は周回する予定なのでユートピアサイオトスキー場の駐車場の邪魔にならないところに停めて出発する。スキー場内に入ると広い駐車場では若者たちがサーキットを楽しんでいて周囲にはけたたましい爆音が轟いている。スキー場と交渉して使わせてもらっているんだろう。サブハウスの先でゲレンデに出て管理道を山の方に向けて歩く。ファミリーコースのリフトに沿って進んでいくとジップラインの設備があった。さらに進んでいくとタカハシに着く。そこは管理道終点で数台駐車できるスペースがある。
サブハウスの前から管理道へ | ファミリーコースのリフト | ジップライン(夏季限定営業) | タカハシ(管理道終点) |
タカハシから先は地元の森林組合が所有している林道で一般車両進入禁止の立札が設置されている。起点には車止めの鎖もあったが何故か当日は外されていた。コンクリート打ちされた林道を登っていくがコンクリート打ちは直ぐに終わり普通の土道となる。どこかで山道が分岐している筈だが、余り気に留めていなかったので案の定、山道への入り口を見逃してしまい大きく蛇行する林道をテクテク歩く羽目になってしまった。ミズナラ林を歩き林道が右カーブするところで直進して山道に入ると3分で静かな山中にひっそりと佇む乳母御前神社に着く。そこからさらに3分でホン峠に着いた。ここまで約1時間。
スギ林が広がる | 林道から山道へ(直進) | 乳母御前神社 | ホン峠(右から手前へ) |
ホン峠から一登りで高杉分岐に出て来尾峠からの登山道に合流する。合流地点には朽ちてしまった案内標識の大きな板が置かれている。古い登山記録には立派な案内標識だとのメモが残っている。山頂方面に向かうと植生はブナ林へと変わりグリーンシャワーを浴びながら快適な登山道を進んでいく。ホトトギスなど数種の鳥の鳴き声が聞こえてくる。大きな岩を左に見て次いで右手から佐々木新道が合わさると展望台の建つ天狗石山に着いた。今日は空気が澄んでいるので大江高山や三瓶山が見える。岩場付近に群生するノリウツギは花序が出始めたところで蕾だ。目的のオオヤマレンゲは花後のものが多いが丁度満開の花が一輪あったので、岩の間を縫って近づいていくと奥さんが「ヘビがいるよ」と言うので振り向くと、それは木の枝の上で日向ぼっこをしているマムシだった。今どきの表現では超濃厚接近状態とでも言うのだろうか、居合わせていた数人のグループはブログネタが出来たと言って喜んでいたが、ワシは困ってしまったヨ。マムシを刺激しないようにそろ〜りと山頂展望台まで戻った。
ブナ林 | 天狗石山山頂 | 山頂に咲くオオヤマレンゲ | 山頂から北側の眺め |
下山は来尾峠へ下るので登ってきた道を高杉分岐まで下り、そこを直進する。高杉分岐付近から灌木帯に変わり周囲の視界が開けてきた。才乙の里を取り囲むように立ち並ぶ高杉山や中野冠山(カブリ山)の向こうに西中国山地の名だたる山を見ることができる。素晴らしい眺めだ!草尾根にオレンジの花が咲いているが良く見るとヤマツツジでレンゲツツジは終わっている。振り返ると天狗石山の山頂部が見える。形の良い山だ!
草尾根に出る | 草尾根からの眺め(臥竜山の並びの掛頭山の右奥に見えるのは山容からして春日山のようだ) |
草尾根が終わると植生は雑木林へと変わり、来尾峠に向けて一直線の急斜面を下っていく。木曜日に大雨が降ったので足下が心配だったが十分回復していた。傾斜が急な故に皆さんジグザグに歩くのか結構な道幅だ。そういう自分たちも立木につかまったりして下った。 傾斜が緩やかになり植林地を抜けると来尾峠に下った。峠の狭い駐車スペースや路肩は登山者の車でいっぱいで、特に今の時期は人気の山だということが窺える。最後にスキー場までの1kmくらいの道のりを歩く。今日はササユリとオオヤマレンゲの両方の花が見られて満足の一日だった。 |
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急斜面を下る | 来尾峠に下ると多くの車 |
山頂展望台に被さるにズミの実が成っている。花の時期はきれいだろうね。秋に熟す果実はジャムや果実酒にできるそうだが…あまりそのような話は聞かない。 | ||||
ササユリ(才乙スキー場) | ヤマアジサイ(森林組合林道) | コアジサイ(森林組合林道) | ヤマボウシ(森林組合林道) | ミズタビラコ(森林組合林道) |
ナルコユリ(ブナ林) | フウリンウメモドキ(山頂付近) | ウスノキ(山頂展望台) | ズミ(山頂展望台) | ツルアジサイ(山頂展望台) |
ウツギ(高杉分岐) | タンナサワフタギ(草尾根) | ヤマツツジ(草尾根) | アラゲナツハゼ(草尾根) | ツルアリドオシ(急斜面の雑木林) |