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山 名
千代田堂床山(740m)
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広島県安芸高田市
登山日 2020年5月5日(祝) 晴れ
可部連山より望む千代田堂床山
参加者 単独
コース 駐車地(8時40分)〜切り通し(8:50)〜広島県自然歩道(9:00)〜分水嶺プレート(9:15)〜(9:30)稜線(9:35)〜(9:55)千代田堂床山(10;25)〜稜線に乗った地点(10:40)〜(11:10)三角点峰(11:30)〜廃車置き場(11:50)〜旧道(12:05)〜(12:20)駐車地 所要時間3時間40分
お弁当 三角点峰で食べる(お昼に適した展望の良いところはありません)
駐車場 町道の枝道(車の往来は殆ど無いようなところなので駐車場所には困らない)
トイレ 登山口付近にはありません。
まとめ 新型コロナウイルスの影響で全国的に緊急事態宣言が発令されている状況ではあるが、比較的マイナーな山なら3密を避けられるので問題はないでしょう。今回はしぇるぱさんの この記録 を参考にして千代田堂床山に登ってみました。やっぱり誰にも会いませんでした。

八千代町上根から町道69号線(千代田八千代線)に入り千代田方面に向けて走り、千代田トンネルが見えてきたところで右手の枝道に入る。そして 「森林開発許可済標識」 が設置されている膨らんだ場所に駐車する。看板を読むとグリーンヒルズ工業団地が造成される模様であるが、もちろん誘致の目途は立っているんだろうね。でもこんな山奥に進出する企業は現れるのか?


登山支度をして出発する。右手の斜面にに地形図の破線径が認められるが産廃処分場造成工事で寸断されていると思われる。

さらに進んでいくと分岐があった。しぇるぱさんの山行記によると右の写真の○印のところに広島県自然歩道の案内標識が立っている筈だが今は見当らない。工事が終われば復元されるのか、それとも歩けなくなるのだろうか?分岐から産廃処分場取付道へと入っていく。
駐車地付近の景色 産業廃棄物処分場方面へ

重機は動いていなくて工事は休みのようだが、工事事務所の2階の蛍光灯から点いているので当番が詰めているようだ。ぐるっ〜と右に回り込んで切り通しを抜けると目の前に広大な処分場が姿を現した。

広い道を谷の奥の方に詰めていき送電線の下を潜ると間もなく工事現場を抜けて昔からある広島県自然歩道が始まり樹林へと入っていく。
産業廃棄物処分場工事現場 ここから昔の自然歩道へ

沢沿いの道を進んで行く左岸はスギ林で右岸は広葉樹林と植生が対照的だ。山火事注意の看板があったり砕けたアスファルト片が散乱していたりで自然歩道を歩いているんだと実感する。

谷間の道はぬかるんでいて歩き難いところがある。左手の低い稜線が切れると分水嶺のプレートがあった。ここから先は江の川水系になる。
山火事注意の標識 谷間の道を進んでいく

ヒノキ林の中を進み北西に派生する枝尾根を乗り越すと高巻き道となる。道は石積みで補強されいてるところがあり今でも危なげなく歩ける。地形図に現れないような小さな谷を連続して渡ると間もなく主稜線に出た。そこにはツツジの木に赤テープが巻き付けてあった。

逆方向からだと前後に並ぶ2本のクヌギの大木が目標になる。クヌギの右奥から自然報道に入っていけば良い。
ヒノキ林の中の道 主稜線に出る

ナラカシワの木が目立つ尾根道を北に進んでいく。広島県自然歩道として拓かれた道は流石に高速道路並みの歩き易さだ。今はハイノキの花の時期なので探してみたが、この山にはハイノキは1本もなかった。

堂床山まであと100mのプレートの先から急斜面が始まる。参考にした山行記には階段が付けられているとの記述があったが、今では階段は朽ちてしまって、つるつるの急斜面を滑りながら登っていく。
高速道路のような尾根道 つるつるの急斜面

アセビのトンネルの下を登っていくと2等三角点の鎮座する千代田堂床山に着いた。東側はヒノキ林で西にはアセビが広がる。展望はと言えば立木の間から北西側が少し望めるにすぎず乏しいね。北の植林の中に踏み跡が続いているのは杣道のようだ。地元の○○協会の幟旗があったが、○○協会と堂床山との関連性は?

今から14年前に土師ダム湖畔から登ったときは直下の谷から山頂までは深いササの海を歩いた記録(記憶は無い)が残っているが、いつの間にかササは消えてしまっている。時間がたっぷりあるので北の谷に下ってみたが、登山道にササは無く歩き易い道に変身していた。谷近くのササは枯れていた。
堂床山山頂(マウスONで14年前)

下山は611m三角点峰に向けて下る予定なので登ってきた道を引き返す。登りでは気付かなかったが立木の間から白木山が見えた。案外近いんだ!尾根を外さずに進んでいけばいいんだがヤブが酷いところや間伐されたヒノキがころがって進路を塞いでいるところがあり手間取った。

尾根が分かれる地点で右尾根を登っていくと611m三角点峰に着いたので、少し早いがお昼にする。周囲は雑木林で展望は無い。
ヤブ加減の稜線 611m三角点(点称:八重鹿)

三角点峰から心持ち西尾根を下り、ヒノキの幹に巻かれた赤テープ付近から左に振って雑木林とヒノキ林の界に埋められた赤いプラ境界杭に沿って下っていく。

鞍部で方向転換してさらに境界杭に沿って下っていくと前方の広場に車が見えた。最初は誰かが山仕事で入っているのかなと思ったが、実は廃車置き場だった。重機もあるがこれは動くんだろう。
左折降下ポイント 廃車置き場

廃車置き場の真横に林道が上がってきている。林道は上の方まで延びているので鞍部近くまで鞍部近くまであるのではないだろうか。しかし谷を下っているときには気付かなかった。送電線の真下まで下っていくと左右に鉄塔保守道がある。この道は使えそうだ。

林道南方畑線に出て右折する。今から歩く道は農免道が出来たためにデッドラインとなっている。左手に備前坊山を見ながらスタート地点に戻る。
林道を下る(送電線の真下) 林道南方畑線に出る