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山 名 |
久松山(263m) 本陣山(252m) | 鳥取県鳥取市 |
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登山日 | 2020年3月22日(日) 晴れのち曇り |
お濠越しに望む久松山
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参加者 | 夫婦・娘婿 | |
コース | 県庁北側駐車場(6時)〜赤い鳥居の稲荷神社登山口(6:15)〜5合目(6:25)〜(6:45)久松山(7:05)〜外神砦(7:15)〜林道終点(7:30)〜(8:00)本陣山(8:10)〜六角展望台(8:30)〜鶯休憩所(8:50)〜東照宮鳥居(9:10)〜(9:30)県庁北側駐車場 所要時間3時間30分 | |
お弁当 | 午前中登山のためありません | |
駐車場 | 鳥取県庁駐車場(50台くらい停められます) 他に何ヵ所もあります。 | |
トイレ | 登山口側は鳥取城跡公園(水洗です) 下山口側は東照宮(水洗です) | |
まとめ | 鳥取市に赴任中の娘婿に広島への異動内示があった。彼が「鳥取を去るにあたり最後に三徳山と久松山に登っておきたい」と言ってきたので、スケジュール調整をして一泊2日の予定で鳥取に遠征した。久松山へ登る予定の2日目は下り坂の天気予報が出ていたので早起きをして早朝に登った。 |
鳥取市内の娘の家を6時前に出て国道53号線を南下していき鳥取県庁の北側駐車場(無料)に駐車する。以前はお濠に沿って縦列駐車エリアが設けられていたが現在は道路拡幅工事中で、そのエリアは撤去される見込みだ。雨具と朝食・飲み物だけを持って軽装でスタートする。
県庁駐車場を出て久松公園のお堀端まで歩いていくとお濠に逆さ久松山(冒頭の写真)が写っていた。鳥取市内を走るときに目印にしていた山だが近くで見るのも風情があっていいものだ。 宝珠橋を渡って久松公園(鳥取城跡)に入っていく。園内のサクラは未だ蕾の状態で開花の気配はない。雪国にも遅い春が来てナズナやヒメオドリコソウが咲いている。城跡を見学しながら上の方に歩いていき稲荷神社の赤い鳥居のところから山道へと入っていく。 |
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道路拡幅工事中 | 久松公園(鳥取城跡) |
久松山の正面コースは急なところが多くて石を組んで造った階段が随所に見られ危険なところは手摺りが付いている。 アラカシ、スダジイ、ツバキの多い久松山は、分県ガイドブックの久松山の頁に 「シイやツバキ照葉樹を楽しむ里山ハイク」 と記載されているとおりの山だ。5合目の久松中坂大権現の祠まで登ったところで鳥取の町をみながら小休止する。 |
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5合目の久松中坂大権現 |
この山には樹木の幹や枝に樹木札が取り付けられている。樹木名と科属名が記載されているが欲を言えばきりがないが主な特徴も欲しいね。樹木観察をしながら高度を上げていく。山全体が照葉樹だが落葉樹ではクヌギが目立った。 八合目を過ぎると上の方に山頂が見えてきた。直下には大きなタブノキとタラヨウの木があった。 |
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樹木札 | 八合目を過ぎた地点 |
久松山の山頂からは胸のすくような眺めが得られる。眼下には鳥取市街地が広がり娘の住む丸山町の住宅付近が見える。西には鳥取市内を南北に流れる千代(せんだい)川の向こうに日本一大きな池である湖山(こやま)池が、さらには先々週登った鹿野の鷲峰山が見える。日本海方面に目を移すと鳥取砂丘が意外と小さく見える。 山頂一帯はサクラが植樹されているので花見のシーズンはさぞかし登山者が増えることだろう。少し寒いので風の当たらないところで朝食をとった。 |
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久松山山頂本丸跡 | 久松山山頂から望む砂丘 |
久松山から十神林道方面に向かう。廃業されたロープウェイの山頂駅を右に過ごし下っていくと「十神砦100m」の案内があったので寄り道をして砦に向かう。見通しの良い砦からは東にこれから向かう本陣山が見える。 引き返し東尾根を下っていき、水谷道と別れて本陣山へと続く遊歩道へと入っていくと直ぐに十神林道終点まで進んできた。林道終点から再び遊歩道に入る。 |
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十神砦から本陣山を望む | 十神林道終点 |
ツバキの花咲く照葉樹の森を進んでいくと低山ではあまりお目にかからないイカリソウが目に留まった。変形十字路(左は摩尼寺、右はひょうたん池)は案内標識に従って直進すると間もなく稜線に上がった。展望台の案内があったので寄り道をしたが残念ながら展望は得られなかった。残念! 山を白く染めているのはコブシかタムシバか?高度を上げていくと本陣山山頂へ続く舗装路に飛び出した。久松山から1時間弱で予定どおりだ。 |
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遊歩道を進んでいく | 舗装路に飛び出す |
NTTドコモの大きな電波塔が建っている本陣山山頂は太閤ヶ平と呼ばれている。付近を歩き回ってみたが全般的に展望は乏しい。この山は南麓の東照宮から山頂までアスファルト道(歩行者専用道)が延びているので、早朝にもかかわらず数組のウォーカーやハイカーが登ってきていた。 【史跡 鳥取城跡附太閤が平】 鳥取城は戦国時代の末に織田氏と毛利氏の対立から二度にわたって羽柴秀吉の攻撃を受けている。特に1581年の秀吉と鳥取城将・吉川経家との戦いは「鳥取の飢え殺し」として知られ、そのときに秀吉が築いた陣跡が本陣山に残っており、太閤が平として鳥取城とあわせて指定されている。(鳥取市教育委員会) |
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本陣山山頂 |
本地山から久松山が良く見える。戦国時代に秀吉はここから久松山を監視していたんだろうね。サクラの開花宣言はこの時点では出ていないが本陣山ではヤマザクラが見頃を迎えている。 アスファルト道を下っていき六角展望台に立ち寄ってみたが、展望はいまいちだった。展望台の名があるので以前は展望が良かったんだろうな。 |
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本陣山より望む久松山 | 1号休憩所 |
下りでは100人くらいの人とすれ違っただろうか。登ってくる人に聞いてみると「本陣山の健康ウォークは何十年も続いていて幾つかのグループがある。休みの日や晴天の日に登るひとが多い。」とのことでした。殆どの人は軽装で普通に歩いて登っているが走って登っていく人も大勢いた。 大宮池まで下ったところでアスファルト道と別れて東照宮への遊歩道に入って参道を下り鳥居のところに出る。最後はスタート地点の県庁北側駐車場までテクテク歩きだ。 |
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大宮池 | 東照宮の鳥居 |
3月も下旬を迎えると春爛漫も近く、草本・木本にかかわらず見られる花が増えてきた。低山にもかかわらずイカリソウが見られたのには驚いた。 | ||||
キュウリグサ(久松山) | イカリソウ(縦走路) | タムシバ(縦走路) | ヤマザクラ(本陣山) | キブシ(本陣山) |