HOME 戻る
山 名
八世以山(495m)
工程図を見る
広島市安芸区
登山日 2020年1月4日(土) 晴れ
長者山より望む八世以山
(2014/02/01写す)
参加者 単独
コース JR瀬野駅(9時35分)〜中倉神社登山口(9:55)〜送電鉄塔(10:05)〜P233(10:20)〜(10:45)P351(10:50)〜送電鉄塔(11:30)〜東中倉山(11:40)〜送電鉄塔(11:55)〜峠(12:15)〜(12:30)八世以山(12:50)〜P430(13:25)〜(13:50)立岩(13:55)〜勝負迫分岐(14:05)〜三角点峰(14:40)〜中田登山口(15:05)〜(15:20)JR瀬野駅 所要時間5時間45分
お弁当 八世以山で食べる
駐車場 JRを利用しました。(中倉神社登山口、中田登山口付近には駐車スペースは見当たりませんでした)
トイレ JR瀬野駅(もちろん水洗です) 中倉神社は未確認
まとめ 今年の年末年始は9連休で珍しくゆっくりできるうえに、ずっと暖かい晴れの日が続いている。正月三が日はどちらかと言うとだらだらと過ごしていたので今日は体を動かそう!訳あって車が使えないのでJRを利用して近場の八世以山に登ってみることにした。

最寄りの駅からJRに乗って広島駅で山陽本線に乗り換える。車内は比較的混んでいたが乗客の半数くらいが次の天神川駅で下車して一挙に空いた。皆さんダイヤモンドシティで新年のお買い物…ではなくて…時間的に見てそこに勤める従業員だろう。JR瀬野駅で下車してローソンでお昼の弁当を調達してスタートする。


駅前の道を東に向かい小川にぶつかったところで川沿いに進んでいき登山口のある中倉神社を目指す。長者山の反射板が案外近いところに見えている。石段を登って中倉神社に着いたところで焚火にあたって小休止する。神社の境内には参拝客がちらほらといった程度で、正月三が日の賑わいはどこに?

神社境内の右手から入山する。「八世以山山頂4500m」の案内標識の建つ登山口には、あきく魅力探検隊発行の「あきく魅力まっぷシリーズ」の登山案内チラシが掲げてあった。今から14年前に発行されたものだが、手元に置いて重宝している。だが安芸区役所のサイトには何故か見当たらない。
中倉神社登山口

植生はごく一般的な雑木林で、今の時期はフカフカの落ち葉が足に優しいが、逆に急斜面では滑って困ってしまう。この山にはクヌギが多いね。クヌギ林がどこまでも続く。

程なく送電鉄塔に着いた。眺めが良くて東には下山予定ルートの稜線とその背後の水ヶ丸山〜曾場ヶ城山の稜線が前後に見え、西にはみどり坂団地の裏山の高城山が見えている。233mピークからは木の間越しに八世以山が見えてきた。
送電鉄塔 233mピーク

竹が侵出している斜面を登ると351mピークに着いた。あきく魅力まっぷシリーズでは351m峰に展望マークが付いているが、今では展望は失われていて往時の眺望は無い。次のコブからは木の間越しに東中倉山と手前の斜面に建つ送電鉄塔が見て取れる。

コブから下っていくと灌木帯に変わり「ツツジ群生地」の案内の有る展望地に着いたので小休止する。東には八世以山、南には鉾取山、西には藤ヶ丸山と眺望は良い。
351mピーク ツツジ群生地

展望地から西側方面の眺め(長者山は反射板があるので簡単に同定) 展望地から東側方面の眺め(八世以山まではまだまだある)

ツツジ群生地からも暫くは展望の良い灌木帯が続き、送電鉄塔を過ごし落ち葉の積もった斜面を登っていくと山の門番のような大きなヤシャブシの木があり、そこから平坦になった。

間もなく案内標識の立つ東中倉山に着いた。周囲は雑木林で展望は無い。この山の山頂付近には戦時中の遺構が点在していて、遺構を見学しながら進んでいく。
東中倉山 戦時中の遺構

東中倉山から八世以山までは広島市安芸区と東広島市志和町の界を歩いていく。東中倉山の東尾根を下っていくと左手眼下に志和の町が見えてきて、一番手前には多くの車が停まっている山陽自動車道の上り線奥屋パーキングも確認できる。遠くには安駄山や金明山が見える。

相次いで2基の送電鉄塔のそばを通過するとフラットな歩き易い道に変わる。こんな道が続けば楽なんだがと思いながら進んでいくと伏附峠への降下ポイントがあった。
眼下に志和の町 伏附峠の案内

伏附峠の案内標識のところで右折してロープの渡された急斜面を下っていき皆伐地を通り抜ける。上空に送電線が走っているので電線と接触しないようにとの配慮から樹木が伐採されたのかもしれない。

左右から登山道が上がってきている伏附峠まで下り、八世以山に向けて雑木林の中に付けられた踏み跡を登っていく。
明るい皆伐地を下る 伏附峠からの登り

やっと八世以山に着いた。距離もあるしアップダウンもあるので結構時間がかかったぞ。展望は南西側のみ切り開かれていて水ヶ丸山付近のごく狭い範囲の稜線が見えるだけだ。手前には瀬野川公園のグラウンドが見える。

簡単にお昼を済ませ下山にかかる。下りは中田登山口に出る予定なので、南尾根を下っていく。こちら側の尾根は展望は無い。
八世以山 八世以山の南尾根

右に振ってズンズン下っていく。ヒノキ林の鞍部から登り返したところが430m峰だが周囲は雑木に覆われて展望はなく、ただの通過点といった感じ。

立岩まで下るとやっと視界が開けてきたので小休止する。標高がそんなに高くはないにもかかわらず眺めは抜群で鉾取山系をはじめとする安芸区の山や東区の山並みが眺められるが生憎の逆光でぱっとしない。下山ルートも手に取るように判る。
430mピーク 立岩からの眺め

立岩からはロープを伝って岩場の横を慎重に下っていく。勝負迫登山口分岐では直進して次の250m台ピークは右斜面を巻いて進んでいくが、そもそも足下の不安定なトラバース道に加えて倒木の多いのには参った。トラバースが終わると良い道になった。

進行方向が目まぐるしく変わる複雑な地形で、テープを追って進んでいく。小さなアップダウンを繰り返し送電鉄塔を過ごすと3等三角点の鎮座するコブに着いた。
勝負迫登山口分岐 三角点峰

地形図を読む限りは三角点峰から麓までは尾根通しに下る一方だと思っていたが案外そうでもなかった。標高160m付近(だと思う)でテープに従って西に派生する尾根に乗り換えて急下りする。その後もテープを追って竹林の中を抜けていくと中田登山口らしきところに出た。

真っ直ぐ行くと民家の庭を突き抜けてしまうので、迂回して田んぼの畦道を歩き小川の左岸を国道の方に下っていくと中田踏切に行き当たる。後はJR瀬野駅まで適当に歩く。
西方向に向きを変え急下り 中田登山口