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山 名 |
野呂山(839m) | 広島県呉市 |
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登山日 | 2019年12月8日(日) 曇りのち晴れ |
西条より望む野呂山
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参加者 | 単独 | |
コース | 石内橋バス停(8時5分)〜送電線真下(8:20)〜(8:50)林道終点(8:55)〜尾根に乗る(915)〜(9:50)皐橋(9:55)〜723m独標(10:15)〜管理道出合(10:45)〜膳棚山(10:55)〜(11:15)十文字ロータリー(12:05)〜安浦分岐(12:15)〜皐橋(12:45)〜(13:05)前平山分岐(13:10)〜二級公園3.2km標識(13:40)〜(14:05)紅葉橋(14:10)〜車道出合(14:25)〜(14:45)呉二級峡バス停 所要時間6時間40分 | |
お弁当 | 十文字ロータリーのベンチで食べる | |
駐車場 | 呉二級峡バス停前の路肩(使われなくなった旧車道があります) | |
トイレ | 二級峡ダム湖堰堤下の遊歩道(きれいです) 石内公園(石内下バス停近く) 場所はこちらのmapで確認して下さい。 | |
まとめ | 野呂山には随分前に玉すだれの滝を見に行ったきりで長いことご無沙汰していた。今回は広石内から野呂山開拓団の足跡の残る勘農坂(かなざこ)コースを登り、なるべく車道を使わないで周回する計画を立てたが予習が不十分だったため一部の区間は車道歩きを余儀なくされた。この日の広島県下は降水確率0%の晴天の予報が出ていたので、風邪気味ではあったが無理をして出かけることにしたんだが、やはり体調不良は否めなく設定タイムどおりにはいかなかった。 |
広島市内の自宅を7時に出て、西条バイパスから国道375号線に乗る。遠くに野呂山が見えるので車を停めて写真を撮ろうとしたら新幹線がファインダーに入ってきて運よくコラボ画像(トップの画像)になった。馬木〜郷原まで自動車専用道路を利用したので1時間程度で二級峡に着いた。呉二級峡バス停前は今では使われなくなった古い道路が残されているので邪魔にならないところに有難く駐車させて頂く。
呉二級峡バス停でバスを待っていると、やってきたのはJRバスだった。この系統は広電バスとJRバスの2社が乗り入れている。広電バスなら気にすることはないが、JRバスは主要なバス停にしか停車しないので注意!ひとつ手前の石内橋バス停で下車して下石内バス停まで1区間ほど歩いた。 下石内バス停から山の方に延びる生活道に入ると、電柱に「野呂山登山道」の案内が取り付けてあった。道が間違いないことが判って安心する。付近の民家の庭先には温暖な地ならでわの八朔ミカン生っている。たわわに実をつけいてる渋柿が多く見受けられる。この柿は人の口に入るんだろうか?振り返ると5年前に登った江の藤山の稜線が高いところに見えていて懐かしさを感じる。 |
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広石内から生活道を上る |
左に直角に折れて橋を渡ったところに 「膳棚山3.9km」 の標識が立っていた。道は舗装路からコンクリート打ちに変わり道幅が少し狭くなる。左の荒れ放題のように見える谷の底に膳棚山山頂の電波塔群に電力を供給するための高圧配電線が走っている。保守が大変だろうなあ。 暫く進んでいくと道が崩落していて、そのすぐ先の「膳棚山3.2km」 の標識の付近でコンクリート打ちの道が終わる。ここで小休止する。振り返ると南西の方向に灰ヶ峰が見える。 |
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膳棚山3.9km標識 | 膳棚山3.2km標識 |
膳棚山3.2kmの標識の先でコンクリート打ちの道が終わり、幅の広い山道に変わる。今の時期はコナラやクヌギの落ち葉が道を覆っているが、その下は勘農坂開拓時代の名残りの石畳の道が残っている。 立派な石垣も残っているぞ!この辺りでも田畑が開墾されていたんだろうね。開拓を始めた人たちの通った道に往時のことを思いながら歩いていく。 |
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石畳の登山道 | 今でも残る石垣 |
堰堤の手前で沢を左岸に渡る。沢を埋め尽くした岩の間にコンクリート片のようなものが引っ掛かっているのが見受けられるが橋の残骸か? 折り返して尾根に乗るとシダの道に変わった。そこから南側に延びている地形図に記載の実線道は判らなかった。やがて周囲がヒノキ林となり暫くの間は歩き易い平坦な道が続いた。 |
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膳棚山2.2km標識 | ヒノキ林の道を歩く |
ヒノキ林を過ぎると沢沿いの道となり登山道も土砂災害の影響で荒れているところがあるので慎重に歩く。やがて頭上に車道の橋げたが見えてきて、擁壁に付けられた階段を上がり林道に出る。左折して林道を20m歩き案内標識に従って登山道に入ると、左手から紅葉橋からの道が合わさる。この辺りはややこしいが実際に歩いてみれば何のことはない。 車道に飛び出した地点は皐橋の南詰で車道を横断して、のり面の上に付けられた階段を上がっていく。ここには何故か案内標識は無かった。 |
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皐橋南詰を横断する |
雑木林とヒノキ林の間に付けられた登山道を進む。づっと横木の階段が続くが段差が小さいので足への負担は軽い。赤い実を付けたシロダモが多く見られた。もう12月というのにヤブムラサキの果実も残っている。ハイノキが多いので花の時期の5月頃に歩くと良い。 723m峰まで進むと配電線が上がってきていた。広石内から延びてきているんだろうか?ここから暫くは配電線沿いの良い道を進んでいく。 |
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延々と続く横木の階段 | 723m峰付近 |
落ち葉の堆積した林道を横断して鬱蒼とした林の中を進む。朝のうち曇っていたが、ようやく雲がとれて青空に変わり明るくなってきた。 そのうちフェンスで囲われた何らかの施設(工事現場?)に行き当たり、フェンス沿いに進んでいくと電波塔の管理道に飛び出した。その地点には案内標識は見当たらなかった。なお、中国電力の電柱番号は「ニシ分4左1」です。 |
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石のゴロゴロした道 | 電波塔の管理道に出る |
「野呂山西の頂上」の案内標識に従って頂上の方に進んでいく。親切にも「三角点はフェンスの中です」と記された標識もあった。フェンスで囲われた2つの電波塔の隙間に入っていくと多くの登頂記念プレートがフェンスに掛けられていた。しかし淋しい山頂だ。写真を撮っただけで、そのままフェンス沿いに下っていき適当なところで右に振れて管理道に復帰する。そこには字の消えたカマボコ板くらいの大きさの案内プレートが掛かっていた。 管理道を十文字ロータリーまで下っていき少し早いお昼にする。売店は閉鎖されていた。駐車場には車が3台停まっていたが皆さんどこに行ったんだろうか? |
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十文字ロータリー |
下山は北西方向の769m峰の北側を巻いて地形図に記載の破線径を歩き皐橋に出る予定で、十文字ロータリーから北西方面に延びる道に入った。ところが10分ほど歩いたところの遊園地跡地には太陽光発電所が出来ていて、これ以上進むことができなかった。少し探索してみたが諦めて十文字ロータリーまで戻る。約25分のロス。 仕方ないので車道を下る。安浦分岐まで下ると郷原方面は 「災害工事復旧のため通行止め」 の標識が設置されていた。自分は歩くだけだから通してもらおう。道すがら破線径を探してみたが見つけることができなかったので皐橋まで通して車道を下った。 |
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遊園地の跡地利用 |
皐橋南詰から中国自然歩道に入る。そこには 「十文字3.0km」、「市原4.2km」、「石内3.8km」、「二級公園4.2km」 の幾つもの案内標識が設置されている重要な地点。二級公園方面に向けて横木の階段を登っていく。 ずいぶん歩いてきたのでここの比高100mの登りはきつかった。コブまで登ったところでたまらず小休止する。前平山の案内プレートがあったが今回は予定に入れていなかったのでパスする。 |
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皐橋南詰から登山道へ | 前平山分岐 |
下っていくと灰ヶ峰と江の藤山が前後に並んで見えた。今日一番の眺望だ!その先で林道を斜めに横断しヒノキ林の中を下っていく。登山道は一部イノシシの運動場と化していた。 沢の音が聞こえてくると小さな土石流が発生したと思われる荒れた谷を右岸に渡る。獣道に翻弄され、しなくてもいいような無茶な探検をしてしまったので約10分間のロス発生。 |
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ヒノキ林の中を下る | 荒れた沢を渡る |
谷を渡るとすぐに道が二手に分かれる。左の道は新しいシダの道で、右の道は導水パイプのようなものがある古い道だ。どちらでも良さそうだが左のシダの道に入ると5分で紅葉橋北詰に出た。 車道を横断すると紅葉橋の案内板があったので目を通す。橋が出来るまでの工程が図解入りで詳しく説明してありそのときは良く理解できたが今では?さてもう少し!案内板のところから登山道を下っていく。 |
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シダを刈り払った道 | 紅葉橋北詰で車道を横断 |
紅葉橋からは傾斜の緩い道に変わるが、倒木があったり、小さな石が堆積していたりで少し歩き難い。あまり歩かれていないように感じた。それでも紅葉橋から15分で車道に出た。そこには案内標識はなかったので、逆方向の場合は、道路反対側にある墓所を目印にしたら良い。 後は車道を下っていき文化学園大学のところからショートカットしてスタート地点の二級峡バス停まで戻った。 |
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ゴロゴロ石の道 | 車道に出る |
***** 師走に入ると秋の花はめっきり姿を消して果実がポツポツといったところ ***** | ||||
ノブドウ(ブドウ科) | ヤブムラサキ(シソ科) | シロダモ(クスノキ科) | ヤブコウジ(サクラソウ科) | おまけで八朔(民家の庭先) |