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山 名
三ヶ上山(1062m)
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岡山県鏡野町
登山日 2019年10月19日(土) 雨のち曇り
福祉センター役場より望む三ヶ上山
(翌日10月20日午後写す)
参加者 夫婦
コース 国道脇の駐車地(10時45分)〜雨具装着5分ロス〜登山口(11:25)〜水場(11:50)〜放牧柵(12:15)〜(12:35)三ヶ上山(12:55)〜放牧柵(13:10)〜水場(13:35)〜登山口(13:55)〜(14:25)国道脇の駐車地
お弁当 三ヶ上山山頂で軽食を食べる
駐車場 国道脇ゴミ集積場の空きスペースに停める。(3台くらい停められます)
付近に鏡野町上齋原総合福祉センターや振興センターの駐車場があるのでそちらを利用した方が良い
トイレ 上齋原振興センターの隣に公衆トイレ有り(水洗です)
まとめ 鳥取市内に住む娘宅に遊びにいくついでに岡山県の名山に登ることにした。前線を伴った低気圧が本州を通過中で、昼前から回復するという予報とは裏腹に中国山地の山間では雨雲が取れずに残り、結果として雨中の登山となってしまった。なお広島市内では予報どおり午前中から晴れ間が覗いてきたようで中区に住む孫は魚釣りに出かけたとのことだった。

広島市内の自宅を6時過ぎに出て国道54号線を走り三次ICで中国自動車道に乗る。細かい雨が降り続いているので登山は止めて観光に切り替えるか!次の大佐SAで観光スポット情報を仕入れて院庄ICで高速を降りる。ところが奥津温泉道の駅まで北上すると雨が上がり付近の山はその姿を現してきた。こりゃあ〜登られるんじゃあないかのお。道の駅で軽食を調達して上齋原に向かい、相次いで二つのトンネルを抜け上齋原の中心地に入り最初の信号機付き交差点のところの空きスペースに駐車する。


登山支度をしていると雨が降り出してきて、今まで見えていた三ヶ上山の稜線はたちまちのうちにガスに覆われてしまった。今から登る山の写真を撮り損ねてしまった。ショックだ!

国道179号線と吉井川を渡り登山口に通じる林道に入っていく。要所要所に「三ケ上山」の案内標識が立っているので迷うことは全くない。30分程度で林道分岐まで登ってきた。その手前では重機が入って木材の搬出作業がおこなわれていた。
吉井川に架かる大橋を渡る 林道分岐

小さな沢を渡り舗装の切れた道を道なりに歩くと登山口に着いた。登山口付近は広場になっていて数台駐車可能だ。左手には大きな砂防堰堤が見えている。

【 三ケ上(さんがじょう)標高1062m】 上齋原と下斎原の境に位置する三ケ上は地域のシンボルとしての山でよく知られている。山頂には、役の行者座像と不動明王立像の2体の石仏がある。役の行者座像は(天正元年1573年)不動明王立像は(天正4年1576年)に建立されたもので安土桃山時代から三ケ上は山岳信仰の対象であったとされる。登山道は毎年草刈りがされており整備は万全で歩きやすい。頂上は岩峰で上齋原集落が一望でき、中国山地の山並みや大山まで望むことができる。四季を通して楽しめる。(登山口の案内板より抜粋)
登山口と大きな案内板

登山口を入ると歩き易い道がほぼ一直線に伸びている。道幅は狭くなっているところもあるが、軽の四駆なら何とか上がっていけるような道が続いている。

「20m先⇒水場・カツラの木」と記された標識が地面に置いてある。右手の沢を窺うと株立ちの大きな樹木が見えるが、そのカツラの樹だろう。左に振れて足場の悪い道を上がっていくと雷鳴が聞こえてきたので不安になるが、遠くからなので大丈夫だろう。
最初は歩き易い道 水場の案内

「山頂まで1km」の標識のあるところまで登ってきた。樹木が切れて登山道には草芝が広がっている。この辺りが放牧地だったんだろうか?

山頂まで500m標識(右の放牧場柵の画像の手前)のところで小休止していると、上から年配の男女7人グループが下りてくる。香川県から来たということだった。今日はこんな天気だから登る人はいないだろうと思っていたので驚いた。下りでも若い男女、単独行の男性に出会った。さすが人気の山なんだ。
山頂まで1km標識付近 今では無用!放牧柵

放牧柵の先から普通の山道(本来の登山道)となった。険しいロープ場を過ごすと稜線に乗り楽になった。山頂はもうすぐだ。

スギの大木のある稜線を南下していくと突然樹木が切れて植生は草原へと変わった。季節を間違えたアカモノ、今が盛りのリンドウ、息の長いアキノキリンソウ、などの草原に咲く花を観察しながら山頂に向けて進んでいく。リンドウは多いが小雨なので殆どが花を閉じていた。
稜線に出る スギの大木(手前が山頂)

アカモノ(ツツジ科) アキノキリンソウ(キク科) リンドウ(リンドウ科) ホクチアザミ(キク科) ホツツジ(ツツジ科)

やがて白い標柱が見えてきてガスの漂う三ヶ上山に立った。山頂の露岩のてっぺんに役行者坐像がある。周囲は360度の真っ白い世界で、すぐそこにある三角点峰でさえ見えることはできない。軽食を食べながらガスの晴れるのを待ったが状況は一向に良くならないので諦めて下山する。

一旦止んでいた雨は水場付近まで下っていったところで再び降り出した。今日は雨にたたられた登山となってしまいました。
ガスの三ヶ上山 役行者坐像

下山後、国道482号線を走り用瀬経由で鳥取市内に入る。
翌日午前中周辺の観光地巡りをして鳥取市を後にする。
悔しいので同じルートで鏡野町まで戻り三ヶ上山を仰ぎ見る。
やはり山陰や中国山地の山間の天気は広島市内とは違う。
自分の考えが甘かった。そのことを再認識した。