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山 名
燕岩(843m)
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広島県北広島町
登山日 2019年8月31日(土) 快晴
南麓の中原より望む燕岩
参加者 単独
コース 陰陽分水嶺石碑(7時25分)〜林道終点(7:35)〜トラバース道へ(7:50)〜(8:25)前コブ(8:30)〜(8:55)燕岩(9:05)〜下山路分岐(9:15)〜丸い岩(9:25)〜林道終点(9:40)〜(9:50)分水嶺石碑
お弁当 午前中登山のためありません(候補は山頂の大岩テラス)
駐車場 別荘地内(そんなには停められない)
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ 登山ガイドブック「続・ふるさとの山歩き」に紹介されている山で、今年の5月に中国新聞の連載記事で取り上げられていた。それから少し間が開いてしまったがホットなうちに登っておことう思い、空気の澄んだ日を選び山頂テラスからの眺望を楽しんだ。

豊平のどんぐり村でトイレを済ませ、都志見から国道433号線に入り峠に向けて登っていくと、右手に朝日を受けた燕岩が目に飛び込んできた。峠の陰陽分水嶺の石碑のところから別荘地内に入り、別荘地から少し離れた邪魔にならないところに駐車する。


石碑の前から東に延びている車道はすぐに二手に分かれる。左手は別荘地で数件の別荘が建っているが住人は?何れにせよ早朝なので左手の別荘地に進入するのは避けて右手の道に入り反時計回りに歩いていく。

すぐに別荘地の中を通る道と合流すると、そこから山の方に林道が延びている。林道の起点には給水タンクのような設備があった。
陰陽分水嶺石碑の先 給水タンクと林道

林道の最初の50mほどは日当たりが良くてササや夏草が茂っている。強行突破をするものの露を被りたちまちのうちに下半身がブブ濡れになってしまった。S字カーブの林道を上がっていくと直ぐに終点となり、ピンクのリボンの垂らされたところからヒノキ林へと入っていく。

ヒノキ林には尾根沿いに明瞭な手入れ径(登山道)があり迷うようなことはない。少し下って今度は左に振れて緩斜面を進んでいく。
林道終点にピンクのリボン ヒノキ林の中を進む

登山道が直角に右に振れるところからトラバース道が分岐していた。薄い踏み跡だが古い登山道のような杣道のような何とも怪しい道なので探検の心算で突入してみるとにした。倒木が煩い道だが我慢して進んでいくと目の前に大きな岩を見る。遠目だがそちらにテープがあった。

踏み跡はなおも等高線沿いに延びているが、ここまま踏み跡を追っていくと前コブからどんどん離れていってしまうので、適当なところで見切りをつけ引き返して尾根に乗る。
トラバース道分岐(クリックで拡大) 引き返して尾根に乗る

雑木林の尾根には何故か赤テープやピンクのリボンがあった。そして黄色頭の地籍調査多角点杭や赤色頭の地籍調査筆界杭があった。以前に地籍調査が入っているんだ。テープなどの目印はそのときのものなのか?

膝下くらいのササの尾根道をほぼ一直線に登っていき少し左に振れると前コブに着いた。古いガイドブックには 「前コブから燕岩が見える」 との記述があるが、今では雑木が茂り展望は失われている。
ササの尾根道 展望の無い前コブ

前コブからはヒノキの植林と雑木林の界を下っていく。踏み跡は無いが界を歩けばよいので楽なものだ。周囲はヒノキ林へと変わって、鞍部まで下ると右手の谷から上がってきている登山道に出た。

鞍部からは尾根沿いに付いている立派な登山道を歩いていく。山頂が近くなるとヒノキ林が終わり雑木林となりササが出てきた。
前コブからの下り 鞍部で登山道に出る

少し薮を漕ぐと燕岩山頂に着いた。山頂は雑木が茂り展望は無い。登山道はここまでで、これより先は陰陽分水嶺を歩くマニアの独壇場だ。山頂から10mほど戻ったところにある大岩テラスで展望を楽しむ。

正面に龍頭山が大きく見える。今日は視界がいいので東北東に福富の鷹の巣山が見えたが写真でははっきりしない。同じように堂床山と前龍頭の間に阿武山が見えるがパノラマ画像にしてみると判らなくなってしまった。
山頂手前の大岩テラス 展望の無い燕岩山頂


眺望を存分楽しんだので下山する。前コブ手前の鞍部までは登ってきた道を下り、鞍部で左にとりヒノキの植林谷を下っていく。右に振れると雑木林に変わり横切り道を西に進んでいくと丸い岩があった。この岩の後ろから斜面を登っていけば簡単に前コブに立つことができるらしい。

丸い岩からは尾根通しに下っていくとトラバース道分岐(5段上の左の画像)まで戻ってきた。そこからは登ってきたルートを逆に辿りスタート地点の陰陽分水嶺石碑まで戻る。
植林谷を下る 丸い岩