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山 名
笹ヶ丸山東峰(663m)
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広島市安佐北区
登山日 2019年8月3日(土) 晴れ
久地冠山より望む (2011年4月)
参加者 単独
コース 宇賀(6時10分)〜ダム湖堰堤(6:22)〜鉄塔保守道に入る(6:55)〜(7:05)#83鉄塔(7:15)〜#84鉄塔下(7:30)〜(7:40)林道に出る(7:45)〜作業小屋(8:05)〜谷に突入(8:35)〜(8:50)謎の林道終点(8:55)〜(9:05)笹ヶ丸山東峰(9:20)〜林道に下りる(9:40)〜498m峰(10:10)〜351m三角点(11:00)〜送電鉄塔(11:10)〜正法寺(11:40)〜(11:55)宇賀
お弁当 午前中登山のためありません
駐車場 宇賀集落はずれの車道(広くなっているところ)
トイレ 宇賀集落〜宇賀峡にはありません
まとめ このところサボりがちな真夏の訓練だが今年は笹ヶ丸山を歩いてみることにした。今年は遅い梅雨明けだったが明けてから日を追うごとに暑さが増してきて、この日の広島市は猛暑日の予報だった。だから用心して早朝〜昼までの午前中登山に切り替えた。

午前5時20分頃に広島市内の自宅を出て、久地経由で宇賀に入り、宇賀集落外れの道路の路肩が広くなっているところに駐車する。ちょうど東の山の稜線からお日さまが昇ってきたところだが、既に体中にまとわりつくような蒸し暑さを感じる。熱中症にならないよう用心して歩こう!


宇賀集落の中を歩いていく。農家の方が田んぼの草刈りをしている。日が高くならないうちに済ませておこうということだろう。約10分で宇賀ダム堰堤に着く。ダム湖には流木止フェンスが設けられていて多くの流木が流れ着いていた。右岸側の植林地で伐採がおこなわれているので、その期間は流木対応が必要なんだ。

道ばたには早くもアキノタムラソウが咲き始めていた。それにノコンギクも。他にはクサギとヘクソカズラの臭い花コンビなど。この日のお目当てのギンバイソウだが、道路から見える範囲(川岸と山裾)だけを気にしていたが見つけられなかった。谷の奥の方に咲くんだろうか?
宇賀ダム湖

車道が直角に左カーブするところで鉄塔保守道が交差している。車道を奥の方に進んで林道を歩くと大回りになり非効率的なので、NTT電柱 「追埼幹73」 号の先から鉄塔保守道に入りショートカットを目論む。

保守道に入り車道と並行するように南に進みスギ林の中をジグザグに高度を上げていくと新西広島幹線83号鉄塔に着いた。涼しい木陰で一休みする。
鉄塔保守道に入る 新西広島幹線83号鉄塔

次の84号鉄塔まではトラバース道なので結構荒れているかなと思ったがとんでもない。急斜面には崩落防止用ネット、谷には鉄製の橋と至れり尽くせりで問題なく歩けた。ただ鉄橋が流されていたヵ所があったが復旧に手が回らないのか?

84号鉄塔の真下まで進んだところで地図を確認する。このまま鉄塔保守道を進むよりは、鉄塔の真後ろの斜面を直上して林道に出た方が効率が良いので、荒れ気味の植林の斜面を登っていくとカーブミラーが見えてきて難なく林道に飛び出した。
新西広島幹線84号鉄塔 林道笹ヶ丸山線に飛び出す

林道を上がっていく。樹木が切れたところからは宇賀峡を挟んで対岸に久地冠山の稜線が見える。暫く進んでいくと崩落地があった。なぎ倒された樹木が道を塞ぎ車両は進入できない。

崩落地の少し先に伐採された樹木の集積場と作業小屋があった。高く積み上げられた丸太の山はどうなる?自分が心配しても仕方のないことだが、崩落地を修復しない限りは搬出は不可能だ!
崩落地より望む笹ヶ丸山東峰 作業小屋

東尾根を横切るあたりから突入地点を探しながら歩いたが左手山側は切れ落ちて崖のようになっており手がかりが無いので、仕方なく谷から詰めて適当なところで尾根に上がることにした。急斜面を這い上がっているときに左足の調子が悪くなりマッサージをするために小休止。

歩き易いところを探して登っていくと突如林道終点付近に飛び出した。この林道は一体どこから延びてきているのか興味津々だが調べてみる余裕は無い。
谷から詰める 突然現れた林道

謎の林道終点から笹ヶ丸山東峰までは目と鼻の先だが草臥れてしまって足が前に出ない。最後の30分間は都合4回休憩してやっとこさ三角点の鎮座する山頂に着いた。この山は9年前に登っているんだが記憶が無い。周囲は植林で展望が無いので当然かもしれない。倒木に腰かけて休憩しながら今回歩いたルートを確認する。

下山は宇賀集落まで北東尾根を歩く予定なので、登ってきた道を引き返して、そのまま尾根歩きを続ける。ところどころにテープがあり、薄い踏み跡もあるぞ!植林地が続いているが下生えが少ないので踏み跡を外さなければ問題ない。途中に崩落地があり樹木の間から笹ヶ丸山が近くに見えた。
笹ヶ丸山東峰(三角点峰)

山頂から15分で枝林道に飛び出した。そのまま枝林道を横断して進んで行ったが、林道を目の前にして切り立った斜面が待ち受けていたので諦めて枝林道に戻り、枝林道を下って林道に出た。

林道をほんの少しだけ奥の方に下っていき、道が鋭角に左カーブといてるところから縦走路に入る。
枝林道に飛び出す(ユズリハが目印) 縦走路入口

ヒノキ林の中を進んでいく。多少のアップダウンはあるもののほぼフラットで稜線には植林の手入径が続いていて楽に歩ける。眺望が得られないのは仕方のないことだと諦める。

良い道は498m峰の少し手前で終わり、そこからヤブ気味の稜線を2分間くらい進むと498m峰に着いた。黄色のペグが目印だ。
ヒノキ林の中を進む 498m峰

498m峰からが正念場!まずは東に振って明るい斜面を下っていく。尾根が分れる付近から溝状の古道が現れた。だが古道はまともには歩けないので古道に沿って下っていく。標高400m付近の植林地がややこしく杣道に翻弄されながら何とか主稜を進んでいく。そして軽いアップダウンを繰り返すと4等三角点の鎮座する351m峰に着いた。展望は無い。

三角点峰から植林地を下っていくと間もなく送電鉄塔の建つコブに上がる。真夏の日差しがジリジリと照り付けて暑い!木陰に逃げ込んで小休止。
351m三角点峰(点称:宇賀) 送電鉄塔

鉄塔からは高速道路のような鉄塔保守道を延々と下る。急なところは階段が敷設されているので楽そうだが疲れた足には結構堪える。立木の間から里が見えてくると正法寺のところに飛び出した。左にとり下っていき廃屋の軒先を回り込んで車道に出た。正法寺からは右前方に下れば短時間でスタート地点に戻れたのに、迂闊だった。

駐車地から下ってきた稜線が見える。余韻に浸りたいがヘバってしまってそれどころではなかった。帰りに久地のヤマサキデイリーに立ち寄りアクエリアスを一気飲みしてすっきりする。
鉄塔保守道を下る 正法寺のところに出る