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山 名
風呂ヶ谷山(643m)
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広島市安佐北区
登山日 2019年7月16日(祝) 晴れ
栃谷集落から見上げる風呂ヶ谷山
参加者 単独
コース 下山予定地(10時20分)〜栃谷観音水(10:50)〜ルート探索10分ロス〜神社(11:10)〜(11:35)風呂ヶ谷山(11:50)〜(12:00)峠(12:15)〜栃谷観音水(12:35)〜(13:20)下山予定地
お弁当 風呂ヶ谷山で軽く行動食を食べる(お昼に適した場所はありません)
駐車場 林道の膨らんだところに停める。栃谷集落にも駐車可能な場所何ヵ所かあります。
トイレ 桐山集落、栃谷集落にはありません。
まとめ 早朝の涼しいうち地区の行事があるので、少々は出遅れても昼までに登られる近くで未踏の山を選択した。この山は古いガイドブック 「あさきた里山いちばん」 で山名だけ紹介されている超マイナーな山なのだが、苅尾臥竜さんのサイトに詳しい山行記が載せられていたので、それを参考に登ってみた。

八千代町上根から、ゆずりは農免道路を走り、ゆずりはトンネルを抜けたところで栃谷方面への細い道に入る。前日Googleストリートビューで予習をしていたので初めて走る道とは思えないような感覚だ。桐山集落を過ぎ下山予定地の道が膨らんだところの路肩に駐車する。


車道を20分ほど歩くと栃山集落が見えてきた。道ばたに栃谷観音水がある。山の湧き水を引いたもので標高の高いところにある栃山集落にとっては水は貴重だとのこと。軟水なのでまろやかです。

何らかの登山情報が得られるかと思い栃谷自治区の掲示板まで足を延ばしてみた。参議院選の選挙ポスターが張り出されているだけだった。今の時期、花は少なく目立ったのはオオルリソウタケニグサくらいか。
栃谷観音水 栃谷自治区の掲示板

掲示板のところから少し戻り、観音水の手前から生活道の坂道を上がっていく。前方左手に大きな柿の木が見えたので、民家の方へは行かずに左折して柿の木の方に向かう。

予め 「柿の木の道に入る」 をインプットしていたので、そのとおりに行動することができた…だが…それからがいけない。柿の木のところから草に覆われた畦道(右の写真の帰り道)に入るのが正解 なんだが、自分はそのままコンクリート打ちの細い道を上がってしまった。
要注意ヵ所
生活道を上がっていく 柿の木(クリックで拡大)

右手にミツバチ箱が置いてある更地を見ながら細い道を入山地点まで上っていく。どうやら予定のルートではないようなので左手の廃棄耕作地に入り山道を探すも見つからないので諦めて戻る。約10分のロス。

入山地点からは2本の道が山の方に延びていた。左の道に入り雑木林の中を登っていくと神社があり、そこで行き止まりとなった。石段に腰を下ろし地図を取り出して辿ってきたルートの確認と、これからのルートを考える。
入山地点(2本の山道がある) 山中に神社

神社の右手の尾根に上がれば最短で山頂に上がれるが、地形図の破線径が気になるので少し戻って廃棄耕作地(段々畑)の谷を探索してみたが破線径を見つけることはできなかった。

仕方ないので谷を歩いて適当なところで尾根に上がった。谷も尾根もヤブや灌木はなくて楽に歩ける。
擂鉢状の谷を歩く 山頂直下の尾根道

神社から25分で三角点の鎮座する風呂ヶ谷山山頂に着いた。登山ルートを調べたりして相応のロスをしているので普通に歩けば20分もかからないと思う。日差しの照り付ける山頂には厄介なジャケツイバラが蔓延っていた。今の時期は山頂からの展望は無いに等しいが、木の間越しに白木山の電波塔が見えたのが唯一の救いだ。

さて下山は?東に派生する尾根を下る心算で、下山予定地に車を置いていたんだが、登りで失敗したので、どこでどう間違えたのか確認せざるを得なくなったので、西尾根を下ることにした。
風呂ヶ谷山山頂

方向を定めて雑木林の西尾根を下っていくと直ぐに明瞭な尾根地形となった。ところどころテープが付いている尾根をどんどん下っていくとアンテナ塔が見えてきた。

その先でどこからか人の声がしたのでびっくりした。声の主は鞍部で食事中の年配の男性だった。桧山に車を置いてそこから歩いてきたそうで、「こんなところで人に会うとは驚きだ」 と言われたが、それはお互い様です。
西尾根を下る アンテナ塔の建つ鞍部

鞍部から植林の手入れ径を下っていく。ふと谷底の方を窺うと配電線が延びている。はて?この配電線は?鞍部のアンテナ塔に電気を供給するためのものだと思うが。

手入れ径はやがて歩き易い古道へと変わり左に墓所を見て下っていくと前方が開けて車道が見えてきた。ポールのところで左に折れて横手道に入ると柿の木(5段上の右の画像)のところに戻ってきた。
配電線が見える 里まで下りてきた

登りで、どこで間違えたのかが判ってすっきりした。登りでは 「柿の木の方に入る」 ことに注意して歩いたが、柿の木の先からのルートを頭に入れておかなかったので、つい上の方に歩いていってしまった。帰宅後に、苅尾臥竜さんの手書き地図を確認したら、柿の木のところから横手道に入るようになっていた。

栃谷観音水から車を置いたところまで普通に歩くと20分くらいだが、訳あって念入りに植物観察をしながらゆっくりと戻っていった。その甲斐?あってか車を置いたところの少し手前で、東尾根から下山したSさん(先ほど鞍部で出会った男性)と再会した。どこからかホトトギスの鳴き声が聞こえてくる。もう7月半ばなのに…まだ鳴いているんだな。
下山予定地点に帰着

果実を中心に掲載(未掲載分ではガマズミ各種、イヌザンショウ、ヤブムラサキなど)
ネムノキ(マメ科) ノグルミの果穂(クルミ科) アラカシのドングリ(ブナ科) シラカシのドングリ(ブナ科) シロダモの果実(クスノキ科)
クマノミズキの果実(ミズキ科) ネズミモチの果実(モクセイ科) エゴノキの果実(エゴノキ科) ヤマイバラの果実(バラ科) アカメガシワ(トウダイグサ科)