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山 名
津田鷹巣山(613m)
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広島県廿日市市
登山日 2019年6月16日(日) 曇り
西麓より望む津田鷹巣山
参加者 夫婦
コース Bコース登山口(11時45分)〜Aコース合流(11:55)〜Cコース合流(12:15)〜(12:30)津田鷹巣山(12:50)〜(13:40)Bコース登山口 所要時間1時間55分
お弁当 津田鷹巣山山頂で食べる
駐車場 佐伯総合スポーツ公園第1駐車場(100台は停められそうです)
トイレ 佐伯総合スポーツ公園(何ヵ所もあります)
まとめ 恐羅漢山にオオヤマレンゲを見に行く予定だったが、前日からの雨模様の天気の回復状況が思わしくなくて足下が悪くても登られる津田鷹巣山に変更した。登山道が整備されているわりには山頂からの展望が乏しくて少し残念だった。なお、この山は 廿日市の山々 さんのサイトで詳しく紹介されています。

中国自動車道を戸河内ICで降りて国道191号線を北上する。松原あたりから雨が降り出したので止む無く引き返し吉和経由で佐伯町津田に向かうことにした。魅惑の里の入口が通行止めになっていたので何事だろうかと思ったが直ぐに謎が解けた。栗栖交差点で大勢の人がいて交通整理をしている。そうか今日は宮島トライアスロンが開催されているんだ。坂道を上がってくる対向の自転車に声援を送りながら大回りをして目的地の佐伯総合スポーツ公園に向かう。


第1駐車場に停め支度をしていると、ウグイス嬢の美しい声が聞こえてきた。隣の野球場で試合が行われているんだ。支度を済ませ目の前の階段を上がっていく。体育館前の広場では家族連れが遊んでいる。町民の皆さんに結構利用されているんだな。

さらに階段を上がり陸上競技場のへりを進んでいくと案内板があった。それによると登山ルートはAルート〜Cルートの合わせて4ルートあることが判った。小雨が降りだしてきたので東屋で雨雲が通り過ぎるのを待ってからBコースの左側コース(Bコースは2つある)から入山する。登山口の案内標識には「山頂まで1.5km」と記されている。短距離で比高も少ないので12:30山頂着で設定した。
Bコース登山口

入山するとびっくり!道幅の広い整備された緩やかな道がずっと続いている。暫く登っていくと右手からもうひとつのBルート、野球場からのAルート、河津原からの道が相次いで合わさる。

道ばたには白い米粒のような花びらが無数に落ちていた。ネジキの花でまだ咲いているのも少しはある。この山では自分のホームグランドの広島南アルプスではお目にかからないシロモジやハイノキがたくさん見られる。
整備された道が続く 野球場からのAルートが合流

尾根道のこんもりとしたところで「第2展望台」の標識があった。遊歩道を造ったときには展望があったんだろうが今ではそれは失われている。今度は左手からCルート、佐伯高校グランドからの道が相次いで合わさる。佐伯高校方面からの道はあまり歩かれていないようで繁っていた。

木漏れ日の差し込んでくる道を心持ち下っていくと山頂直下の分岐までやってきた。分岐の標識では左の道が鷹巣山山頂方面との案内が出ているが、どちらの道でも良い。
左手からCルートが合流 山頂直下の案内標識

引寄山へと通じる山道と別れて右に折り返すと直ぐに3等三角点の鎮座する津田鷹巣山に着いた。周囲は雑木林で今の時期は眺望は乏しい。それでも木の間越しに大峯山を望むことができる。山頂付近にはヤマボウシの白い花が咲いていた。

東尾根に踏み跡があるように思えたので少し探検してみたものの、少し進んだところの樹木の幹に「無断入山禁止」の貼り紙があった。この山は私有地なのか?それとも〇〇〇〇が採れるのか?
津田鷹巣山山頂 木の間越しに大峯山

さて下山だが、第2展望台の展望が失われていたので、第1展望台?からの見晴らしを期待してBコース(展望台)を歩くことにした。

遊歩道には6枚の花弁の白い小さな花がたくさん落ちている。後の調べでソヨゴの雌花だと判った。未だコガクウツギが頑張って咲いてくれていた。植物観察をしながらのんびりと下っていくと舗装路に飛び出した。
Bコース展望台方面へ 舗装路に飛び出す

舗装路を上がっていくと東屋の建つ展望台があり、眼下の陸上競技場の向こうに上・下勝成山が見える。園内のMAPに記載がないのでよく判らないが、ここが第1展望台だろうか?付近には植栽のヤマボウシが白い花を咲かせている。眺望を楽しんで舗装路を下っていくとBコースの登山口(5段上の画像)に出た。

この山は登山道が整備されていて、樹木の解説ラベルも結構付いているので、子どもたちの自然体験学習の一環で登るのには適していると言える。その反面ハイカーにとっては物足りなさを感じてしまうだろうからで、引寄山などの他の山と組み合わせて登ればいいのではないかと思う。
展望台と上・下勝成山

花が終わり青い果実が出来始めている。クロモジ、シロモジ、ハイノキミヤマガマズミなど。これからどんな色に染まるのか?
ヤマボウシ(ミズキ科) ヤブニッケイ(クスノキ科) イソノキ(クロウメモドキ科) ナツハゼ(ツツジ科) 地面に落ちたソヨゴの花びら