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山 名 |
唐代山(813m) | 広島県北広島町 |
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登山日 | 2018年6月16日(土) 晴れ |
南麓より望む唐代山
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参加者 | 単独 | |
コース | 磐門集落の駐車地(8時50分)〜道探し5分ロス〜(9:45)亀谷峠(9:50)〜770m台ピーク(10:05)〜(10:45)809m三角点(10:55)〜733m峰(11:30)〜(11:45)最低鞍部(11:50)〜(12:20)唐代山(12:35)〜古道に出る(13:05)〜車道(13:35)〜(13:55)磐門集落の駐車地 所要時間5時間5分 | |
お弁当 | 唐代山山頂で食べました(今の時期、展望の良いところはありません) | |
駐車場 | 磐門集落付近の車道の邪魔にならないところ(探せば何ヶ所かあります) | |
トイレ | 登山口付近にはありません | |
まとめ | 以前から気になっていた山です。昨年秋に所用で北広島町に出かけたときに登山口を調べてみたが結局判らずじまいで、仕方なしに亀谷峠から取り付くことにしました。下山は天磐門別神社に下る道を確認すべく慎重に歩いた心算だったが、植林用の杣道に翻弄されてしまい挙げ句の果てはとんでもないところに下山してしまった。なかなか上手くいかないものです。 |
広島市内の自宅を7時過ぎに出て、鈴張街道〜千代田町〜大朝と走り、大朝IC交差点の少し手前で右折して岩戸川沿いの良い道を遡る。右折ポイントは「広島県天然記念物大ヒノキ」の看板だ。暫く道なりに走ると左手に天磐門別神社が見えてくる。そのあたりの路肩の膨らんだ地点に駐車する。
亀谷峠に向けて車道を歩いていく。左手に唐代山の稜線が見えているが同じくらいの高さの山が連なっているので地形図と照らし合わせないといけない。道ばたのウツギの花は終わりかけだ。他にはスイカズラ、ネジキの花が咲いていた。 沢沿いのスギ林の道を進んでいく。地形図の破線径(保安林の標識が立っているところ)に入ってみたが、時期的に歩けそうもないので、すぐに諦めて引き返す。約5分のロス。 |
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磐門地区から望む唐代山 | 破線径のある付近の景色 |
時雨林道開通記念碑の建つヘアピンカーブを折り返すと展望の良いところがあり、今から歩く稜線が手に取るように判った。 亀谷峠に着いたところでスパッツ装着を兼ねて小休止する。峠を越えて島根県側に出てみたが取り付けそうなところは無いので広島県側に戻り、右の写真の左端付近から急斜面に取り付いた。なお、地形図の破線径が上ってきている筈だが夏草の勢いが強くて確認できなかった。 |
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時雨林道開通記念碑 | 亀谷峠(広島県側) |
いきなりの急斜面だ。幸いにも下生えが少ないので登るのに支障はない。右に振れて尾根に乗ると踏み跡がありびっくりした。それを辿っていくと難なく720m台ピークに立った。コナラ林のピークに展望は無いが、これから向かう809m三角点峰が木の間越しに見えている。 720m台ピークから鞍部まで下ると大朝町側には植林地が広がっている。手入れもされているようなので、前述の破線径から直接鞍部に上がる選択肢も考えられると思う。 |
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720m台ピーク | 鞍部から植林谷を窺う |
809m峰への登りは灌木が煩わくて苦労する。ようやく灌木帯を抜けるとササの勢いが強くなってきた。ソヨゴの花の咲く809m峰の山頂は南北方向に細長く三角点を見つけれないまま北端まで歩くと北尾根に薄い踏み跡が下っていた。少し引き返して西に派生する尾根に乗り替える。 809m峰〜733m峰までの間は全体的にフラットで踏み跡もテープもあり体力的には気楽な区間だった。ただし地形は複雑なので常に現在位置を確認しながらの歩きを強いられる。 |
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809m三角点峰 | 時折りテープを見かけた |
アセビの木が目立つ733m峰で方向転換し南に下っていく。次の720m台ピークからの下りで右に振れ過ぎて軌道修正を余儀なくされる。鞍部まで下ったところで胸まであるササに埋もれて小休止する。 さて 「最終アプローチだ!もう一息だ!」 と気合を入れてササの斜面を登っていくが、ここからが長かった。特に唐代山の東の肩からは灌木が煩くて時間ばかり浪費しているような感覚を覚えた。 |
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733m峰 | ササ原の鞍部 |
造林公社の境界杭、3等三角点の鎮座する唐代山はコナラ林で予想はしていたが展望は得られない。設定タイムを20分オーバーしたので、お昼を簡単に済ませ下山にかかる。(実は夕方所用があり遅くとも3時には帰宅したいのだ) 下山磐門集落に下る心算なので南尾根を下っていくと右手に林道が上ってきていた。国道261号の県境トンネルの広島県側から伸びている林道のようだ。 |
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展望のない唐代山山頂 | 下に林道が見える |
790m台ピークを右から巻いて下っていく。踏み跡は明瞭だ!少し左に振れた地点が723m独標点で、ここから下はところどころにヒノキ林が入り込んでいた。 突然古道に飛び出した。さてどうする?ここは思案の末に古道を歩くことにした。後で考えてみると、古道が次の尾根を乗り越すところで左手の尾根を下っていけばよかったような気がする。 |
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723m独標付近 | 尾根道から古道へ |
広い谷に出て谷の中を下っていき、少し右に振れて平坦な道を南南西に一直線に進んでいく。尾根を横切ったところで折り返して尾根の西側を下っていく(左の写真)と池の奥に出た。池の周囲には通り抜けられそうなところはないので、仕方なく右に歩いていく。目の前には田んぼが見えるが、イノシシ避けのトタン板がバリケードになっていて向こう側に出ることができず、トタン板に沿って下っていくとようやく民家の裏に出た。 いや〜あ、とんでもないところに出てしまった。車道はアップダウンがあり、日差しも強くなってきて、最後に辛い歩きを余儀なくされる。磐門集落まで戻ると田植えの終わった広い田んぼで農家の人が作業に精を出されていた。 |
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植林の手入れ径 |