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山 名
物見ヶ岳(709m)
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山口県岩国市周東
登山日 2017年11月16日(木) 晴れ
南麓の午王の内より望む
参加者 夫婦
コース 北畑奥の登山口(9時40分)〜林道終点(10:10)〜尾根を横切る(10:25)〜あと600m標識(10:45)〜(10:55)物見ヶ岳(11:00)〜あと600m標識(11:15)〜尾根を横切る(11:30)〜林道終点(11:45)〜(12:15)北畑奥の登山口
ガイド 防長山野へのいざない(第3集)
お弁当 下山してから下久原のラーメン店でお昼を食べる(お昼に適した場所はありませんでした。)
駐車場 北畑奥の登山口の少し先の防火水槽のあるところ(5台くらい停められます)
トイレ 登山口付近にはありませんでした
まとめ 今までに数えきれないほど眺めてきた物見ヶ岳に登ってみることにした。この山は山頂近くまで林道が上っているうえに山頂からの展望が無いようなので今まで敬遠していたが一度は登っておこうと思った。下山後は、今年最後となるだろう実家の庭仕事に精を出す。

山陽自動車道を岩国ICで降りて、欽明路道路から国道2号線に出る。本来ならば周東支所のある下久原交差点から県道5号線に入るんだが、この日は西長野の「ビ庵」に立ち寄ったので、国道376号線を走り、県道5号線にぶつかったところで、ふるさと林道に入り北畑を目指す。


北畑バス停のところから北に延びる道に入ったが、少し進んだところで後悔した。あまりにも道幅が狭いのだ!引き返そうかなと思ったが、離合する確率は極めて低いのでそのまま進んでいき、登山口の30mほど先の防火水槽のある空き地に駐車した。地元の方が、休憩所を造るんだとかで作業中だった。その方によると田代の方からも登られるとのことでした。

少し引き返し「物見ヶ岳登山口・標高707メートル」と記された白い標柱(左の写真の○印)のところから林道へと入っていく。標高が高い山だが、登山口の標高は約300mだから、比高僅か400mの比較的楽な登山だ。
登山口付近の景色

林道は舗装がずいぶんが傷んできていて、舗装の粗骨材として使った小さな丸い石が剥がれてゴロゴロしているので歩き難いところがあった。案内標柱の建つ最初の分岐は折り返して左の道に入る。

林道は繁っているところがあり、イノコヅチやセンダングサなどのほいとがズボンや手袋にもぶれついてしまった。夏場の登山は控えた方が良いだろう。次の分岐は右へ行く。地形図とにらめっこしていれば間違うことはない。
最初の分岐は左へ 次の分岐は右へ

枝林道の末端に頭部が朽ちた白い標柱(数年で木屑化してしまいそうだ)が建っているところから左に折り返して、ようやく山道に入る。すぐに流れの少ない沢を渡り、ヒノキ林の中を進んでいく。

再び沢を渡ってからはジグザグ道に変わり、じわりじわりと高度を上げていく。尾根を横切ると傾斜が緩んだトラバース道に変わってきた。小休止5分。
枝林道どんつきから山道へ ヒノキ林の中を進む

森林開発公団の、「山火(たきび・たばこ)注意」の看板を見ると、それから4分ほどで林道に飛び出した。そこには標識類は無いので、下山時は注意していないと行き過ぎてしまいそうだ。

林道に出てから50mのところに、「物見ヶ岳頂上600m・周東町観光協会」の標識があった。これが下山口の目印になるだろう。
林道に飛び出す あと600メートル標識

長いこと人手が入っていない林道は草が勢いよく伸びていて背丈を越えた草を掻き分けていくようなところがある。

林道と別れて広い尾根を登っていくと広大なヒノキ林となり、林床には鮮やかなシロモジ、コアジサイ、コガクウツギの黄葉が続いていた。この辺りが今日歩いたルートの中で一番癒されるところだった。
荒れ気味の林道 シロモジの黄葉

山頂直下を走る林道を横断して、「頂上50m」の案内標識のところから斜面を登ると、大きな山頂標識の建つ物見ヶ岳に着いた。残念ながら植林したヒノキが成長して今では展望は失われている。下りでは展望を求めて林道を歩いてみたが、それは叶えられなかった。

下山後は下久原のラーメン店でお昼を済ませ、実家の庭の手入れに精を出す。昨年切ったツバキの木にひこばえがたくさん生えていた。元の黙阿弥か?
林道を横断する 物見ヶ岳山頂

秋が深まってきて山野に咲く花はだんだんと姿を消していっているが果実はたくさん見ることができた。自分はヤマノイモのムカゴを採りながら歩きました。
フユイチゴ(バラ科) サネカズラ(マツブサ科) マンリョウの子ども(サクラソウ科) ムラサキシキブ(シソ科) ヤブムラサキ(シソ科)