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山 名 |
樋佐毛山(951m) 丸掛山(1002m) 熊城山(997m) | 広島県北広島町 |
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登山日 | 2017年8月20日(日) 晴れ |
大朝町中心部より (2017/09/03)
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参加者 | 単独 | |
コース | 駐車地(7時35分)〜椎谷峠(7:40)〜(8:35)樋佐毛山(8:40)〜丸掛山(9:15)〜熊城山(9:45)〜(10:25)丸掛山(10:30)〜樋佐毛山(11:00)〜椎谷峠(11:40)〜(11:45)駐車地 | |
お弁当 | 帰宅して食べる(候補はモクレンの道の景色のよいところでしょうか) | |
駐車場 | 椎谷峠から豊平側に250m下ったところの待避所(台数を気にする必要はない) | |
トイレ | 椎谷峠の登山口付近にはありませんでした | |
まとめ | 真夏の耐暑訓練の心算で臨もうとしたのだが、広陵高校が出場する高校野球準々決勝(第3試合)を見たかったので、熊城山までの簡単ピストンを設定した。予め判っていたことだが展望は全くと言っていいほど無いので、楽しんで歩けるルートではない。地図読み訓練にはいいかもね。 |
広島市内の自宅を午前6時半に出て、安佐北区鈴張の豊平分れから豊平方面に向けて走る。早朝だから空いていて目的地の椎谷峠まで1時間で着いた。椎谷峠を越えたところでUターンして走っているときに見つけておいた待避所に駐車する。
登山支度をして出発する。道ばたにはヘクソカズラが勢いよく蔓を伸ばしている。可哀そうな名の付いたこの植物は匂いも嫌われ者だが、それにも増して、つる性のため蔓延ってしまうので、ヤブカラシと同様今の時期の厄介者だ。右手には何らかの施設があり、その中で飼育されている犬の鳴き声が五月蝿い。 左手に椎谷山への取り付きがあるのではないかと思っていたので注意深く調べてみたが、一面ササの海で取り付きを見つけることはできなかった。峠の少し手前の 「北広島町溝口」 の案内標識の下がっているところからササを掻き分けてヒノキ林に突入する。なお取り付き付近のヒノキの幹に赤テープが巻き付けてあった。 |
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椎谷峠(手前が旧豊平町で向こう側が旧芸北町) |
明るいヒノキ林の中には暫くはテープがあったが、そのうちに見なくなったので右手の枝尾根に乗って尾根が合わさる地点(標高740m)まで上がるとテープがあった。そこからは尾根伝いに歩いていく。 樋佐毛山の南斜面は広範囲に植林されていて、植林地の間に僅かに残された雑木林の中を登っていく。踏み跡はやや不明瞭ながらも、古いテープが残っているのでテープを追って尾根を外さないように登っていけば良い。だがテープにこだわる必要もないと思う。 |
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ヒノキ林 | テープがある。 |
植林が切れると植生が雑木林に変わるがそれも束の間で明るい伐採地に出た。伐採を免れた立木の間からの眺めは…期待に沿えるようなものではなかった。林床にはママコナがたくさん咲いている。花の時期が長いポピュラーな花だ。 真夏の日差しが容赦なく照りつける急斜面を辛抱して登ると巨岩地帯があり、これをすり抜けると、なだらかな山頂部となる。 |
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明るい伐採地 | 巨岩がゴロゴロ |
あっけなく着いた樋佐毛山山頂だが周囲には雑木が密生していて展望は全くない。次の目的地である丸掛山までのルートを確認しながら小休止する。 山頂から北に向かい左に振れて下っていくと突然廃林道に飛び出した。ほんの50mほど林道を歩き、歩き難くなったところで雑木林へと復帰する。このあたりは地形図と現地を照らし合わせながら慎重に歩いていく。しかしチャボガヤ(カヤの仲間)の枝が足に絡みついて歩き難いね。 |
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樋佐毛山山頂 | 林道に出る |
軽いヤブ漕ぎが続く。西に明瞭な尾根が派生しているところが950mジャンクションで、ここからは尾根の西側(左側)にヒノキが植林されていて少し歩き易くなる。小振りのブナも見られるようになってきて、とってもいい雰囲気の森だ。 尾根道を緩やかに登っていくと丸掛山に着いた。山頂付近には数本のブナの木がある。ここも樋佐毛山と同様で展望は全くない。記録を辿ってみると13年前に登っているが記憶は全くない。あまり印象に残らない山だったということだろう。 |
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950m台ジャンクション | 丸掛山(櫛山)山頂 |
丸掛山からはジャリの敷かれた木段の遊歩道を下っていく。さすがに広島県が生活環境保全林として指定しているエリアだけあって整備は行き届いている。 鞍部から少し登ったところの展望地では下草がきれいに刈り払われていた。展望地からは東の方向に山並みが見えるが、山の名前はわからない。日野山か?途中には幹回り3mくらいの大きなブナの木が見られたのは収穫だった。このあたりにはアブが多くて油断をしていると服の上から刺してくるので油断はできない。 |
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横木の階段の登り | 展望地からの眺め |
熊城山もこれまた展望は望めない。写真を撮って引き返すことにする。帰路では地元の神楽団の皆さんが登山道の草刈りに精を出されていた。草刈りの収入で神楽の衣装を揃えるとのことでした。暑いのにご苦労さまです。紅葉の時期にお越し下さいとのことだった。 丸掛山南尾根の下りでは林道を使ってみたが、路面は夏草に覆われて歩き難いこと甚だしいので林道歩きを諦めて登山ルートに復帰する。予定どおり昼前には下山できた。 |
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熊城山(折り返し) | 神楽団員さんの草刈り |