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山 名
大神ヶ岳(1177m)
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広島県廿日市市
登山日 2016年11月13日(日) 晴れ
小五郎山北峰より望む(2010年5月)
参加者 単独
コース 釣橋林道入口(11時15分)〜林道峠(11:45)〜掘割(11:55)〜山道に出る(12:20)〜(12:30)鞍部(12:45)〜(13:10)1126m峰(13:15)〜(13:45)大神ヶ岳(13:55)〜鳥居の建つ登山口(14:20)〜(14:50)釣橋林道入口
お弁当 鞍部付近で行動食を食べる
駐車場 釣橋林道入口付近(林業作業用車両の駐車地に2台くらい駐車可。当日は空いていたので利用させて貰った)
トイレ 登山口付近にはありません
まとめ 桑原先生の「西中国山地」に、万丈〜ニソウ谷〜掘割〜ミサカ谷方面へ間道があったのではないかということが記されている。以前ニソウ谷を歩いてみてその存在を何となく窺い知ることができたが、今回残りの一部を歩いてみてみることにした。なお今回の間道探索に当たっては「山歩きのページ」さんのレポートを参考にした。間道にこだわることなく歩くなら掘割南側の1140m台ピークから西に派生する尾根を歩いた方が良いだろう。

中国自動車道吉和ICで降りて、吉和から大向長者原林道から、国道488号をほんの少しだけ走り、三坂八郎林道に入る。今の時期は車道の両端が落ち葉で埋め尽くされていて、どこまでが道か判らないので困ってしまう。特に離合の際は気を使う。午前中に所用を済ませてから吉和に向かったので、スタート地点の釣橋林道入口に着いたときには昼に近い時間となった。晩秋の日暮れが早い時期だから行動時間が制限されるのは痛いね。


林道入口には 「この付近は最近熊が出没します。注意して下さい。」 の看板が掲げてあった。以前この付近で親子グマを目撃したので看板に記されていることは尤もなこと、今日はいつも使っている熊鈴に加えて、一回り大きなものを特別に用意しているので心強いぞ。

紅葉が終盤を迎えたツリハシ谷を上る。途中に県境尾根の方に枝林道が分岐しているので、これを利用して尾根に乗ろうと考えた。進入してみると枝林道はすぐに向きを変えて南に向かっているではないか。枝林道が向きを変える地点も複雑な地形なので諦めて引き返す。
千両橋と釣橋林道入口 ツリハシ谷の紅葉

釣橋林道は峠の手前で右カーブして千両山方面に延びている。ここは直進して峠を越えて向こう側のニソウ谷に入る。すぐに二つの巨石が並んでいるのが見られるがそれは二艘船岩ではない。実際の二艘船岩はそこから50mばかり下ったところにあるが倒木が邪魔をしているうえに、岩の上に灌木が生えているので林道からでは判り難い。

掘割の入口が林道が緩やかなS字カーブを描いているところだ。でも左手にいかにも掘割のような地形が見えるので簡単に判ると思う。
峠(向こう側がニソウ谷) ニソウ谷

掘割に入ると新しい靴跡があった。こんなところを歩く物好きが自分の他にもいるんだな。掘割を広島県側から入り島根県側に抜けると状況は一変し、もしかしたらここが山道だったところかな?と思われるような心細い斜面のトラバースが始まる。右に匹見の町が見えるが写真を撮るような余裕はなかった。

山歩きさんに倣って現在の高度を維持して、あの先に山道があるかな…を10回くらい繰り返すと、ようやくドンピシャで山道に出合って一安心。だが崩落地あり、道の途切れた谷ありで、さんざん苦労させられた。
掘割(向こう側が島根県) 山道の崩落地点

少し南側に振れ過ぎたので心持ちバックして鞍部に下りた。鞍部からはスギの木越しに大神ヶ岳の頭頂部の懸崖が覗いている。目の前のススキを掻き分けるとミサカ谷最奥部から伸びている林道に出た。

そこで行動食を食べながら、これからのルートについて検討する。林道を詰めた方が時間的には効率が良いだろうが、目の前の林道は草木が茂り、およそ林道とは言えないような状況を呈しているので林道歩きは捨てて稜線を歩くことにして鞍部まで戻った。
鞍部から大神ヶ岳が覗く 草木の茂る林道

鞍部から灌木のジャングルを抜けるとスギ林となり歩き易くなった。スギ林を抜けると背丈の低いササが現れて気持ちの良いヤブ漕ぎができる。ササの下には倒木が隠れていたりするが、倒木の一部分の樹皮だけ剥がれている。こんなところにヤブ漕ぎマニアが歩いた形跡が倒木に残されているんだ。

前方左手にこれから進む稜線を見ながら進んでいく様は、平家ヶ岳から段木屋山に向かうときに見た景色に何となく似ている。1126m峰に上がると匹見の町の背後に稜線が見える。匹見より日本海側は全く土地勘がないので山名は判らない。
気持ちの良いヤブ漕ぎ 1126m峰から北側の眺め

1126mで鋭角に振れて鞍部に下ると山道らしき道が上ってきていた。林道終点から伸びてきているんだろうか?秋も深まりすっかり木の葉を落とした落葉樹の立木の間から、左手に三坂山や千両山、右手に赤谷山や立岩を見ながら稜線を南下していく。

大神ヶ岳に近づくにつれてササが少なくなり、林床はシダ類が生えている程度で俄然歩き易くなってきた。最後に高いところを目指して荒涼たる北斜面を登っていくと、赤谷山方面に下る登山道に飛び出した。
大きめのブナ 荒涼とした北斜面

切り立った懸崖の上が大神ヶ岳の山頂だが、一番高いところが判然とせず山頂標識も見かけなかったのでどこが山頂だか判らない。今まで展望の無いところを歩いてきたので懸崖の上からの大展望はより感慨深いものがある。山頂からは西中国山地幾つかの名峰を臨むことができる。吉和冠山から寂地山に至る稜線の西側に右谷山や小五郎山が覗く。さらに西には白旗山が見えるが遠くなので少々霞んでいる。寂地付近からガクガク尾根が西に流れている。広島県と島根県の県境を追ってみると坊主西峰から西に向かい1111m峰で北に転じて先ほど歩いた掘割に続いている。下のパノラマ合成画像を参照。

下山することにして懸崖の下まで下ると祠のところで反対側に踏み跡が上っている。今まで気付かなかったが懸崖の周囲を一周できるようだ。分県ガイドブックにもそのような記述があった。
大神ヶ岳山頂の懸崖


雷のような音が聞こえてきて少し早足になる。聞こえたのは少しの間だったので飛行機音だったのか?スギの植林地を下っていく。林床のクロモジとコアジサイの鮮やかな黄葉が良く目立っている。最後にジグザグに下っていくと鳥居の建つ登山口に下りた。後は出発地点まで戻るだけだが県境のトンネルまでの車道の登りがとても辛かった。

帰りに大向長者原林道を下っていると朝方見かけた白黒の子猫が車道を吉和の方に下っていた。車を停めてエサをやろうとしても近づいていくと逃げていってしまうのでどうしようもない。明るいうちに吉和の里まで辿り着いてくれればいいんだが。
鳥居の建つ登山口(道路の反対側が駐車地)

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