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山 名 |
中野冠山(1002m) | 広島県北広島町 |
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登山日 | 2016年7月16日(土) 曇り |
南麓より望む中野冠山
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参加者 | 単独 | |
コース | 大利原登山口(8時30分)〜鞍部の広場(8:55)〜小カブリ山(9:20)〜鞍部(9:30)〜(9:50)中野冠山(10:00)〜鞍部(10:10)〜破線径の谷を下るも前進を断念〜登山道に復帰(11:05)〜(11:20)大利原登山口 | |
ガイド | 低山名山 さんの このページ を参考にしました。 | |
お弁当 | 午前中登山のためありません | |
駐車場 | 大利原登山口付近の路肩の膨らんだ部分(10台くらい停められます) | |
トイレ | 大歳神社(備え付けのペーパーあり。手洗い水あります) | |
まとめ | 梅雨明け間近のこの時期、梅雨前線は南へと追いやられて広島県下は雨の心配はなさそう。できるなら前線から離れている県北の方が良いだろうと思い、リストアップしていた小カブリ山〜大カブリ山(中野冠山)を歩いてみることにした。低山名山さんの 「鞍部から谷側に古い道があった」 の記述に誘われて下山時に踏み込んでみたが残念ながら道は消失していて、えらいめこいてしまった。 |
鈴張から豊平方面に向かい、どんぐり村の前を通って芸北町の細見に抜ける。芸北方面への普段のコースだ。結構距離がありガソリンメーターの針が瞬く間にEmptyに近づいていく。車を替えたばかりなので不安になって細見で給油する。これで一安心だ。店員さんが 「今朝はそうでもないけど昨日は明け方15度まで下がり寒かったよ。」 と言っていた。今の時期は県北の涼しさが羨ましいなあ!
細見から県道113号線に乗り才乙の集落に入ると大カブリ山(中野冠山)が見えてきた。大歳神社で用を済ませ才乙川沿いに大利原に向けて南下する。道ばたに立つ案内標識を見落とさないようにゆっくりと2kmくらい下っていくと、「冠山へ」と記された案内標識が目に留まった。 大利原付近は滅多に走らないので今まで標識があることに気がつかなかったが、ようやく確認できるとそれは立派なものだった。近くの路肩の膨らんだスペース(もしかして登山者用の駐車場か)に駐車して、標識のところから入山する。 |
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大利原登山口と案内標識 |
いきなり溝状の道が現れる。底の部分には雨水が流れているが両側が壁なので上手く避けることができず、たちまちのうちにトレッキングシューズは水浸しになってしまった。 尾根地形になると歩き易い道に変わってきた。右手の谷から枝道が上ってきているように見えるが里から幾らかも登っていないので昔からの山道が残っているんだろう。花後のコアジサイが多い。とうとう今年は大好きなコアジサイの清楚な花にお目にかかることなく夏がやってきた。 |
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深く掘れた溝状の道 | 歩き易い道に変わる |
良く整備された道が続くが倒木のあるところもある。左の写真は下山時に徘徊(詳細は後述)して登山道に飛び出した地点なので印象深い。 さらに進んでいくと広場のようになっているところがあった。広場の先は広い道があるようにも見える。道だとしたら植林をするときに拓いたものなのかもしれない。広場のスギの大木の手前で左に振れて植林の中へと入っていく。 |
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たまたま倒木の多いヶ所 | 広場のようなところ |
手入れされたヒノキ林はすぐに終わり、小カブリ山の山頂直下で自然林に変わる。広く刈り込まれた登山道がづっと続いている。 ネットの情報が少ないルートだから、ある程度のヤブ漕ぎは仕方ないかなと思っていたが、実際に歩いてみると取り付き付近は別にして、整備された道が続いていて、とても有難い思いがした。 |
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ヒノキ林の中を進む | 幅広く刈り込まれた道 |
右手に木の間越しに大カブリ山が認められるようになると小カブリ山に着いた。展望のない山頂はただのピークといったような感じで山頂標識やプレートの類も見られなかった。植生は一般的な自然林でこれといった特徴はない。 山頂から下っていくと再びヒノキ林が現れた。小カブリ山は南斜面に広範囲にヒノキが植林されているようだ。 |
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小カブリ山山頂 | ヒノキ林 |
鞍部まで下ってきた。低山名山さんの情報どおり右の谷には踏み跡が下っているように見えた。鞍部からは大カブリ山に向けてササを切り拓いた道が一直線に上がっている。この登りでマムシにお目にかかった。このところ里山をメインに歩いてきたのでマムシとは久々の対面だ。 日当たりの良いところはマルバフユイチゴの実がいっぱいあった。どこにでもあるキイチゴだ。この実はあまりおいしくはない。 |
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鞍部(下山では右の谷へ) | 最後の登り |
中野冠山の南側の肩まで登ると豊平町の牛ヶ首山付近の稜線が目に飛び込んできた。左に目をやればユートピアサイオトスキー場の山頂リフトが見える。肩からすぐに大展望の中野冠山に着いた。この山からの展望は抜群で、初めて登ったときの素晴らしい眺望に厭きることなく山座同定をして大興奮したことを思い出す。 空気が湿っているので遠くの山まで望むことはできないが、北には一兵山家山に至る縦走路の向こうに島根県の大江高山や三瓶山、東には才乙集落を取り囲む天狗石山〜高杉山〜夫婦岩山〜伐採で山肌がむき出しの井屋山、背後に豊平の椎谷山や牛ヶ首山、南から西にかけては東郷山や幾つものスキー場のゲレンデが見える。(下のパノラマ画像) |
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大展望の中野冠山 |
下山は探検!登って来た道を鞍部まで引き返して鞍部から西中国山地に記載の破線径に入る。低山名山さんの確かな情報のとおり踏み跡があったが…僅か20mで消失してしまった。谷沿いに下ると植林帯となり植林の手入径も認められる。その径を辿れば前述の広場付近に出られそうだが、頑固に谷を下っていく。 流れが合わさる地点で左岸の踏み跡を辿って下っていくが、踏み跡は高巻き道となり大きく左に振れてあられもない方向に向かっていくので引き返して谷筋を下っていく。地形図には表れない小さな枝沢に何度も前進を阻まれ疲労困憊して、谷を下るのを諦めて右手の雑木林に逃げ込んで標高750m付近で登山道に復帰した。下りでは半ば迷走気味で参考にならないので今回のルートmapは掲載しない。 |
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植林地の谷を下る |