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山 名
京太郎山(826m) むすび山(650m)
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島根県邑南町
登山日 2016年6月18日(土) 晴れ
邑南町中心部より望むむすび山
参加者 単独
コース 変電所(9時45分)〜(10:30)大利峠(10:35)〜北西尾根に乗る(11:10)〜水筒探し10分ロス〜(12:05)京太郎山(12:10)〜(13:10)東屋(13:25)〜水を補給〜むすび山取り付き(13:40)〜むすび山(13:45)〜植林地(14:05)〜鉄塔巡視路入口〜(14:25)変電所
お弁当 東屋で食べました(山に入るとお昼の候補はありません)
駐車場 変電所横の路肩(他にも駐車スペースはあるが周回時の効率を考えて)
トイレ 邑南町役場前の総合スーパー「アベル」 (午前9:30から営業)
まとめ 梅雨入り後はうっとうしい天気が続いているが、たまたまこの日は梅雨の晴れ間の好天気なので、地区の行事に顔を出すを遠慮して邑南町の京太郎山に登ってみた。サイトから拾った少ない情報では夏場は繁って…らしいがヤブ漕ぎ、兼、地図読みトレーニングの一環で歩いてみた。気温の上がる午後に舗装路を歩くのは避けたいので朝の涼しいうちに車道を峠まで登って京太郎山〜むすび山の順に歩きました。

前日の夜に○○大会の反省会があり遅くまで飲んでいたので朝早く行動することができず午前8時過ぎに自宅を出る。浜田自動車道瑞穂ICで高速を降りて原山トンネルを抜けると間もなく邑南町の中心部に入り、左手に誰が名付けたか、三角形のむすび山が見えてきた。


邑南町役場前の総合スーパーでトイレを済ませてから(何も買いませんでしたがありがとうございました。)ひとつ先の交差点を左折して日和に抜ける県道112号三次江津線に入る。家屋の点在する道を走り抜けると予めGoogleMAPで調べておいた変電所がある。ここを今日の起点とした。

道ばたに咲く花を観察しながらのんびりと大利峠を目指して車道を歩く。左右のヒノキ林が直射日光を遮ってくれているので思ったよりは楽に歩くことができた。
変電所横の駐車地(手前が峠) 車道を上っていく

峠が近くなると何度も大きく切り返して高度を上げていく。超高圧送電線が見えてくると峠まで僅かとなり、左手に京太郎山とむすび山の鞍部を抜けて走る石見高原線が分岐する。現在工事中の看板が笹に埋もれていたが果たして工事中なのか?

大利峠洞門の手前で電波塔の管理道が萩原山方面に上がっている。マムシ避けのスパッツを装着していざ突撃だ…日当たりが良いので道を探すのは諦め大藪を掻き分けて…のっけから苦労させられます。
石見高原線が分岐する 大利峠洞門

雑木林に突入すると鉄塔保守道に出合った。左手には鉄塔が建っている。この保守道を西に歩いていく選択肢もあるが、ここでは保守道を横断して枝尾根に取り付いた。その方が傾斜が緩やかで楽だと思ったからだ。枝尾根を登っていくと標高650mあたりで北尾根に乗った。水を飲もうと思って水筒を取り出す…あれあれカバーだけで中身が無い…灌木に引っかかって落したんだろうと思い引き返して探すものの見つからないので諦めた。約10分のロス。

急登が始まると踏み跡が出てきて、京太郎山の北東ピークの手前まで続いていた。北東ピーク付近は大ヤブでピークに上がるのに苦労した。逆に下る場合は尾根が見えないので要注意だろう。北東ピークからササを掻き分けて鞍部まで下ると東屋からの登山道が上ってきていた。
尾根が合わさる(標高650m付近)

薄い踏み跡の残る斜面を登りきったところが京太郎山の山頂で、数輪のササユリが 「ヤブの中をよう訪ねてくれたね」 と言っているように出迎えてくれた。周囲は雑木が茂り展望はないので写真を撮って引き返す。

登る前は、鞍部から東尾根に乗るところが難しいかなと思っていたが、踏み跡を辿って下っていけば自然と東尾根に入ることができた。ササの煩いところがあるが、ササの下には踏み跡があり、古いテープも残っている。
京太郎山山頂(展望なし) 踏み跡は見えないが有る

640m台コブで小休止する。気温が随分上がってきたが南から風が吹き上げてきて心地よい。ササの少なくなった尾根道を東にどんどん下っていき少し右に振れると車道が見えてきた。尾根から遊歩道?に下りると目の前に東屋が佇んでいた。

東屋からは南側の展望があり原山方面が見える。しかし松の樹などが幹を伸ばして景観が遮られつつあり矢上の町は見え難くなっている。地理院の25,000図の電波塔記号の位置に東屋が建っていて、肝心の電波塔は見当たらなかった。
東屋(休憩施設) 東屋からの展望

東屋から西の駐車場に下りる階段は朽ちていて、その先も深いササの海状態なので歩きたくない。だから来た道を引き返して東の駐車場に下りた。今の時期、遊歩道入口の案内標識は夏草に埋もれて見え難くなっていた。

用意していた水がコップ1杯分しか残っていないので給水をするべく車道を大利峠の方に下る。運よく途中の沢で給水することが出来た(ペットボトルを落としてしまったため給水せざるを得なくなったが給水できなければそのまま変電所まで下る覚悟だった)ので、東屋下の駐車場まで引き返して、駐車場の道路案内標識のところから、むすび山に取り付く。
東屋から東の駐車場に下りる むすび山の取り付き

むすび山の西尾根には踏み跡があるように見えた。京太郎山に登るついでに、ちょっとむすび山へという登山者が少なからずいるんだろう。車道から6分でむすび山(点称:柚ノ木谷)に着いた。三角点はどこにあるのか判らなかった。

そのまま直進して雑木林の東尾根を下っていくと、標高450m付近からヒノキ林に変わる。いずれも繁っていなくて比較的歩き易かった。ヒノキ林を抜けると古道が現れたので有難くそれを辿って下っていく。
むすび山山頂(展望なし) ヒノキ林

さらに下っていくと鉄塔保守道に行き当たった。右には48号鉄塔が建っている。その鉄塔の方には行かずに保守道を下っていくと直に車道に飛び出した。車道を100mほど下って出発地点の変電所に戻る。

【勝手メモ】 この日は岩国市の錦帯橋○○に招待されていたので、逆算して2時半までに下山をしたかった。最初のうちはのんびりと歩いていたが、水筒を探したり、給水をしたりで時間が切迫してきて、むすび山の下りでは少し飛ばした。幸いにもむすび山の下りで障害となるようなものはなく、最後に鉄塔保守道に出たのもラッキーだった。でもギリギリだった。久し振りの梅雨の晴れ間で日中〜夜ともに楽しく過ごせた。
鉄塔保守道から車道へ

季節は6月へと移りアジサイ科、ミズキ科の花が数多く見られるようになってきた。むすび山の下りの植林地では久し振りにシライトソウを見た。
ウツギ(アジサイ科) ヤマアジサイ(アジサイ科) ムラサキシキブ(シソ科) クマノミズキ(ミズキ科) ヤマボウシ(ミズキ科)