HOME | 戻る |
山 名 |
福王寺山(495m) | 広島市安佐北区 |
---|---|---|
登山日 | 2016年6月4日(土) 曇り |
太田川橋より望む福王寺山
|
参加者 | 単独 | |
コース | 下勝木バス停(7時)〜取り付き(7:15)〜(7:35)トラバース道(7:45)〜破線径(8:00)〜(8:20)福王寺山(8:35)〜福王寺(9:00)〜駐車場(9:10)〜観音坂参道展望台(9:25)〜広島市配水池(9:40)〜(9:50)中大毛寺バス停 | |
お弁当 | 午前中登山のためありません。 | |
駐車場 | 往復ともバスを利用しました。 | |
トイレ | 福王寺にあります(今回は利用していない) | |
まとめ | 久し振りの自由な休日、週末は西中国山地にオオヤマレンゲを見に行こうかなと考えていたが、昼過ぎから雨が降り出すとの予報が発表されていたので、やむを得ず近場の 「あさきた里山マスターズ」 対象の福王寺山に変更した。今回は亀山9丁目から地形図に記載の破線径を辿って福王寺山に登り、可部方面に抜けるルートを組んだので往復ともバスを利用した。 |
飯室方面に向かう(三段峡行き)の始発バスに乗った。早朝にもかかわらず車内には幾人かの乗客が…皆さんはどんな目的でどこまで乗るんだろうか?果たして可部駅や可部駅の先の停留所で降りた客が多かった。自分は下勝木バス停で下車したんだが、もう1つ先の上勝木バス停の方が良かったようだ。
福王寺山西尾根には2ヶ所から破線径が上っているが取り付きが判り易そうな南側の破線径を登ることにした。綾ヶ谷口交差点から25,000図を頼りに歩いていく。大毛寺川を渡り坂道を登っていくと年配のご婦人がいらっしゃったので山道の状況を訪ねてみると
「こんなところから福王寺山に登る人は見たことがないねえ」 との返事だった。 最奥民家(亀山9−22)を過ぎたところで左に良い道が延びているが、これは墓所で行き止まりだったので引き返す。左前方の尾根に取り付くべく進んでいくと広場のようなところに出た。道は奥の砂防堰堤の方に続いている。その広場の片隅に赤テープを見つけた。どうやらそこが取り付きのようだ。 |
|
亀山9丁目の最奥民家 |
取り付くきからはずっと尾根を辿る。どこの山でも見られるような雑木林だ。テープが20〜30mの間隔で付いているので、下りに使う場合はテープを追って行けば問題はなさそうだ。 下生えや灌木は無くて歩き易いが展望が全く効かないので一体どこを歩いているのか?「本州製紙」と刻印された石柱があった。ここまで取り付きから20分。 |
||
取り付き付近の景色 | 雑木林 |
石柱の先からトラバース道に入る。やけに倒木の多い道だなあと思って歩いていると、テープは見当たらなくなり、倒木地獄の先で道はウラジロシダに吸い込まれていった。羊歯を50mほど漕げば尾根に上がると思うが、引き返すと斜面に誘導するテープがあった。(左の写真) 丸尾根の斜面に取り付く。テープを追っていけば良さそうだが、どこでも歩ける(逆に言えば道がない)ので歩き易いところを選んで、立木を掴みながら高度を上げていく。 |
||
トラバース道 | 丸尾根の急斜面 |
破線径に出ると古道が現れた。古道とはいえ歩く人は極端に少ないだろうから踏み跡の不明瞭なところがある。山頂手前で羊歯道となるが羊歯の中に踏み跡があるので助かる。 シダ道を抜けると前方に電波塔が見えてきた。電波塔の南側は広範囲に切り開かれている。切り倒された樹木が無造作に積み上げられ、電波塔の南斜面はつるつるの裸地となっていた。 |
||
破線径に出る | 山頂手前のシダの道 |
裸地を駆け上がると福王寺山頂に着いた。以前は三角点と電波塔があるだけで、展望は殆ど得られなかったので、わざわざ足を伸ばす価値のある山とは言えなかったが、いつの間にか南側が切り開かれて展望の良い山頂に変身していた。南〜西にかけての展望があり、国道191号線を挟んで対峙する螺山、水越山が間近に見え、阿武山、緑井権現山、武田山、野登呂山、荒谷山、後山権現山、本串山がその後方を取り囲んでいる。 山頂の木々に掛っている無粋な登頂記念プレートを片づけてから福王寺に向かう。後半はハイウェイの楽ちん道だ。配電線の延びている尾根道は良く踏まれている。 |
|
福王寺山山頂 |
福王寺山頂からの眺め(2023/02/06訂正:武田山の名がある山は火山で螺山の右後方に見えるお椀を伏せたような形をした山が武田山です。) |
福王寺山ピークの三鬼大権現の社を過ごすと道は二手に分かれる。今回は左の「お山巡りコース」に入り下っていくと、金亀池の畔に出た。モリアオガエルの卵が見られるかもと期待していたが、見当たらなかった。静寂な森にどこからかホトトギスの啼き声が聴こえてくる。 池の畔を時計回りに半周して福王寺への道をとる。早朝の福王寺も静寂そのもの。その中に聳え立つ燈明杉は何時見ても威厳があります。 |
||
金の亀はいない金亀池 | 福王寺と燈明杉 |