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山 名 |
神ノ倉山(561m) | 広島市安佐北区 |
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登山日 | 2016年4月8日(金) 晴れ |
白木町秋山付近から望む神ノ倉山
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参加者 | 夫婦 | |
コース | 江地会館P(13時50分)〜山道に入る(13:55)〜林道横断(14:10)〜(14:15)鍋谷城跡(14:25)〜稜線に出る(14:50)〜ハングライダーフライト広場(15:10)〜(15:20)神ノ倉山(15:25)〜展望岩〜尾神峠(16:00)〜林道を2回横断〜井原大橋(16:43)〜(17:00)江地会館P 所要時間3時間10分 | |
お弁当 | 昼からハイキングのためありません | |
駐車場 | 江地会館駐車場(裸地です。30台くらいは停められると思う) | |
トイレ | ライスセンター手前の公園(利用していません) 神ノ倉山山頂付近にあります | |
まとめ | 地区の行事があったので休暇を取る。午前中に用事を済ませて午後から神ノ倉山に花見に出かけることにした。この日は穏やかなお出かけ日和で、散り始めの桜吹雪のトンネルの下をのんびりと歩くことができました。山頂の桜は丁度見頃かなと思っていたがほんの少し出遅れ気味だったな。 |
広島市内の自宅を午後1時前に出て三篠川沿いの県道を向原方面に走る。井原に入りライスセンターの青色の屋根を目標に右折し、ライスセンターの前を抜けて三篠川に架かる江地橋を渡ったところの裸地に駐車する。この場所は 「おしどり登山隊」 さんのサイトから情報を得た。
駐車地から山の方に歩いていくと 「鍋谷城跡・神の倉山公園入口」 の案内標識があった。登山口まで辿り着くのに少し苦労するかなと思って思っていたが、全くの杞憂で随所に前述の案内標識が設置されていて、小さな子どもでも迷うことなく登山口まで到達できると思う。 右側の写真のところが登山口のようだ。そこから山道に入り墓所の手前で案内標識に従って左手の竹林へと入っていく。竹林を抜けると雑木林に変わる。地元の方たちで整備された道が続いている…有難いことだ。 |
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駐車地を出発する | ここが登山口のようだ |
案内標識に従って進んでいくと林道に飛び出した。林道を横断してパイプの手摺りの付いた階段を上っていくと間もなく鍋谷城跡手前の鞍部に出た。せっかくだから鍋谷城跡を訪ねてみることにする。 鞍部から少し登ると鍋谷城跡の一番高いところに出た。少し下ると大きな案内板があり、その先は西側が開けていて県道を挟んで井原荒谷山の山塊が目に飛び込んでくる。周辺を散策して鞍部まで戻る。 |
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林道を横断する | 鍋谷城跡 |
鞍部からは日当たりが良くてコシダの茂る尾根道を登っていくと植生がアカマツ林に変わる。たくさんの○○茸が採れそうな雰囲気の森だが…そんな訳はないだろう。アカマツ林が終わるとヤシャブシの目立つ雑木林のシダ道に変わる。 出発して1時間で主稜線に出た。年代物の立派な案内標識が設置されているので逆方向でもうっかり直進することはないだろう。主稜線からは左前方に鷹ノ巣山を見ながら軽いアップダウンを繰り返し北上していく。 |
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アカマツの尾根道 | 稜線に出る |
ハングライダーフライト広場まで登ってきた。午後になると天気はすっかり回復してきて、広場の芝生と青空のコントラストが美しい。広場の吹き流しは風を受けて泳いでいる。今日は風はあるが逆風だからなのか?ハングライダーの姿は見当たらない。 ハングライダー広場まで延びてきている車道をを下っていくとハンカイソウの群生地があった。県北の湿原などに多く見られる花だが、こんな近くに群生地があるとは驚きだ。でもハンカイソウの咲く時期に登るのは少し辛いか! |
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ハングライダーフライト広場 | ハンカイソウ群生地(振り返って写す) |
散り始めのサクラを観ながら車道を登っていくと、立派な藤棚のある「ふじが丘広場」に着いた。そこでは車で乗り付けた若者グループが騒々しい気味だった。広場からは白木山方面が見えるが生憎の春霞で景色はぼんやりとしていた。 三角点は広場の一角にある。あるのは右の写真の足元付近ではなくて、石積みの上のこんもりとしたところだ。周囲を整地したために三角点のある場所だけが盛土のような形で残されてしまったと考えられる。ハクモクレンの花も見頃を少し過ぎてしまっていた。 |
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ふじが丘広場 | 神の倉山三角点 |
山頂碑の近くにある石山展望台の大岩テラスの上に立つと眼下に井原の町並みが広がり、その背後には井原荒谷山が裾野を広げている。井原荒谷山のバングライダーフライト場から飛び立ったハングライダーが大きく弧を描きながら三篠川右岸の田んぼに降りたのを見届けてから展望台を後にする。 【神乃倉山公園案内】 古代より信仰の山として敬拝され平安時代には厳島神社の神領となり山頂近くの大きな岩の間に神乃倉神社が祭られてあり参道は椿の林がある。山頂一帯は白木町井原に在住の故谷岡氏が昭和30年より一代で築きあげた私有の公園であり、約600haの広さに春は梅、桜、つつじ、さつき、こぶし、しょうぶ、ふじの花を見ることができ…秋にはもみじの色鮮やかな紅葉を見ることができ、山頂からの雲海や夕日はことのほか美しい。 (案内板より抜粋) |
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石山展望台から望む井原荒谷山 |
車道からは福富の鷹ノ巣山がきれいに見えるポイントがあった。鷹ノ巣山と言えば雲海展望台だが、もう暫くすると山頂直下の広葉樹林にカタクリの花が見られる山でもある。車道に沿って桜が植樹されている。全体的には満開を過ぎているが、ちょうど見頃の樹も少しは見受けられる。個体差かなと思ったが日当たりの悪いところが遅くまで残っているように思えた。 遊歩道はヘアピンカーブの多い車道をショートカットするように付けられていて、今回は時間短縮のために遊歩道を通して下ったが、花見が目的ならば、のんびりと車道を歩いて下るのも良いだろう。 |
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朱塗りの桜橋 | 桜のトンネル |
宇宙広場の先が尾神峠で車道は右手に下っている。直進のやや登りの一直線の道は向原方面へと伸びる縦走登山コースで、こでは案内標識に従って左折してスギ林へと入っていく。スギ林の中を直線的に下っていくと石積みの畑地跡が見られた。沢を渡ると高巻き道へと変わる。 程良く踏まれた道を下っていくと林道に出た。林道を2回横断して尚も下っていく。このあたりにも畑地があるが使われているのか? |
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尾神峠で左折する | 高巻き道 |
標高210m付近で左に分岐している道に入った。道は緩やかに登っていくので正規の登山道ではないと思ったが引き返すのも面倒くさいのでそのまま道なりに下っていくとビニールハウスのある民家のところに出た。この道は地形図にちゃんと載っていて、地形図の「中束」の「束」の文字の位置に出る道だった。 井原大橋まで下り、三篠川の左岸の道をのんびりと歩く。土手沿いには桜が植樹されていて山に登らずとも充分花見を楽しむことができる。ソメイヨシノは殆ど終わっているが遅咲きのサクラ(種類はわからない)は沢山の花を付けているので花を見ながら、そして左手には先ほどまでいた神の倉山の稜線を眺め余韻に浸りながらスタート地点に戻る。 |
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三篠川左岸の土手道 |