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山 名
大庭山(318m)
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広島県呉市
登山日 2016年2月11日(祝) 快晴
昭和中学校付近より望む大庭山
参加者 夫婦
コース 路肩駐車地(8時30分)〜(9:10)政畝登山口(9:15)〜大庭神社(9:25)〜大庭山(9:30)〜(9:55)八畳岩(10:05)〜(10:40)市原山(10:45)〜大迫山(11:10)〜車道に出る(11:25)〜(11:30)路肩駐車地 所要時間3時間
お弁当 下山してから呉水産まつりの会場で食べました
駐車場 神山峠付近の路肩(バイパス工事により切り離された謂わば三日月湖のようなところ。10台くらい可)
トイレ 登山口、下山口付近にはありませんでした
まとめ 久し振りにかき祭りに行ってみようと思い呉水産祭りのある祝日を選んだ。場所は呉市の中心地なので午前中に呉市周辺の手軽に登られる大庭山に登って昼過ぎに会場に顔を出す予定でスケジュールを立てた。なお駐車場所は 「おしどり登山隊」 さんのサイトから情報を得ました。

自宅を7時半頃に出て矢野通りから寺屋敷を抜けて焼山に入った。前方に今日歩く稜線が見えるが如何せん家屋や電線が邪魔をしてすっきりとは望めないのが残念だ。最初に焼山を走ったときは、なんとまあ道がごちゃごちゃしていて判り難いところだと思っていたが、何度も走り何度も道を間違えるうちにだんだんと慣れてきた。バイパスが出来たことにもよるんだろうけど。新焼山トンネルの手前で左折して神山峠方面に向かう。


目的の駐車地はすぐに判った。位置的には神山峠の200mくらい手前だろうか。登山支度をして走って来た道を下っていると後ろからバスがやってきて旧道に入っていった。呉駅行きの広電バスだった。駐車地から登山口までは3km弱の下り道なので当初は自転車を使おうかとも思っていたが大した距離ではないので歩きにした。バスを利用することについては全く頭になかった。←バス路線だとは思わなかった。

絵下山が正面に見える。この山の裾野が焼山に広がっているので焼山側からの登山口が幾つかあるような気がする。大きな区画案内板のあるところから政畝団地の中に入り端っこを上っていくと政畝登山口に着いた。そこには中国自然歩道烏帽子岩山ルート・灰が峰ルートの案内板が設置されている。隣は政畝東公園…トイレがあると有難かったんだがね。
団地の奥にある政畝登山口

中国自然歩道の大きな案内板の手前から入山する。道は有難いほどに整備されているが横木の階段の段差が大きいのが玉にきずだ。だが段差の大きいところは、その間に手造り階段が造られていて歩き易い高さに改善されている。

登山口から10分ほどで大庭神社の分岐があったので立ち寄ってみる。広場の先端に大岩があり、そこから一段下がったところに大庭神社があった。ほんの少しだけ標高を上げただけだが2組のベンチとテーブルのある広場からは焼山の町が見渡せる。
整備された中国自然歩道 大庭神社の屋根と焼山の町並み

分岐まで引き返し大庭山に向けて尾根道を上っていくと直に大庭山に着いた。残念ながら展望は無く山頂は通過点に過ぎないようだ。大庭山からは緩やかに下っていく。ここで気付いたんだが登山道には落ち葉ひとつ落ちていない。近くにお住まいのどなたかが掃いて下さっているような気がする。植生は常緑樹ではヒサカキ、アセビ、ソヨゴが多く、カシ類、クスノキやハイノキの仲間が混じる灌木林だ。

左手にかすんだ灰ヶ峰を見ながら進んでいく。傾斜がきつくなり横木の階段道を上ってコブに立つと視界が開け呉の中心地が見えてきたが逆光で見難いのが残念。
展望の無い大庭山 傾斜のきつい横木の階段道

中国自然歩道から外れて八畳岩に寄り道をする。ここからの眺めは素晴らしく、パノラマ写真を撮っていると突然 「システムエラー」 のメッセージが出て続いて止めの 「レンズエラー」 が出てデジカメが言うことをきかなくなってしまった。以降は仕方ないのでスマホで撮影した。

帰宅後に購入元のエディオンに修理に持ち込んだが、担当者の方から 「このカメラは購入してから5年以上経過していて無償修理保証の対象とはなりません。どうしても修理するというのなら修理代が一万円くらいかかる場合があります」 とのつれないお言葉…仕方ないので諦めて同等性能のカメラを購入した。
呉市の休山方面を望む 展望のよい八畳岩

【八畳岩から西側の眺め】 八畳岩からは東にこれから歩く市原山がで〜っんと控える。そこから右に目をやると呉市の中心地と背後の休山〜鉢巻山〜天応烏帽子岩山〜絵下山と見渡せる。江田島の古鷹山は頭頂部がかろうじて見えるが、小屋浦の天狗城山は手前の稜線の背後に隠れて見え難い。

中国自然歩道に戻り東に向かって稜線を歩いていくと間もなく自然歩道は左に下っていく。ここで自然歩道と別れて尾根道を登っていく。ここからは普通の山道になり、植生も亜高木の常緑樹林へと変わった。見通しの無い急斜面を立木に掴まりながら登っていくと最初のピークに着く。

ここから少し下り登り返すと「市原山」のプレートの掛かる次のピークに着く。北側はコナラ林で見通しが良い。山頂には1本のホオノキ?が立っている。
中国自然歩道は左に去る 市原山(仮称)山頂

市原山からは軽いアップダウンを繰り返しながら稜線を東へと進んでいく。この山域にはカゴノキが多く自生している。こんなに沢山のカゴノキを見たのは初めてのような気がする。一番東寄りのコブ付近には円形の窪地が3つあった。高射砲の台座跡だろうか?

常緑樹林を抜けると送電鉄塔が建っていて、展望が一気に開け、灰ヶ峰のレーダードームが間近に見えるようになってきた。鉄塔の先には三角点が鎮座していて 「大迫山」 と記されたプレートが掛っていた。
送電鉄塔(振り返って写す) 送電鉄塔から灰ヶ峰を望む

送電鉄塔からは鉄塔保守道を下っていく。麓までは比高100mと少しくらいだが結構しわい道で適当なところで折り返しながら高度を下げていく。樹林を抜けると伐採された谷(左の写真)に出て見晴らしが良くなるが、夏場だと雑草が繁茂して歩き難い道になるに違いない。

下方に車道が見えてくると間もなく車道に飛び出した。逆方向からだとカーブミラーとスギの幹に巻かれた黄テープで取り付きが容易に判ると思う。神山峠に上がり焼山方面に下っていき周回を終える。
鉄塔保守道を下る 車道に出る