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山 名 |
高鉢山(608m) | 広島県大竹市 |
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登山日 | 2015年12月31日(大晦日) 曇り時々小雨 |
前飯谷集落入口から望む高鉢山
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参加者 | 単独 | |
コース | 弥栄ダム入口バス停(8時40分)〜砂防ダム管理道(8:55)〜(9:15)管理道終点(9:20)〜(9:45)高鉢山近道分岐(9:55)〜530m台コブ〜(10:20)高鉢山南側峠(10:25)〜高鉢山(10:40)〜高鉢山南側峠(10:55)〜(11:05)三差路(11:35)〜丸木橋(11:40)〜谷和集落に出る(12:00)〜茅野原牧場分岐(12:25)〜谷道に入る(12:30)〜錦龍公園(13:50)〜(14:30)JR玖波駅 所要時間5時間50分 | |
お弁当 | 歩きながら行動食を食べる | |
駐車場 | 公共交通機関を利用しました | |
トイレ | 錦龍公園(簡易トイレです) | |
まとめ | 以前から谷和の集落の中をのんびりと歩いてみたいと思っていた。前半のルートは5年前に歩く予定だった前飯谷〜高鉢山を、谷和を折り返して後半は米小屋山、大鉢山、忠四郎山の何れかを越えることもできたが年末に右膝を傷めていたので自重して錦龍公園に抜ける谷道を歩いた。予報では曇り…しかし午前10時頃から小雨が降ったり止んだりの芳しくない天気で期待していた高鉢山からの眺望はいまいちだった。 |
山陽本線に導入された新型車両RedWingに初めて乗った。起動と停止がスムースで乗り心地が向上されいてるように感じた。JR大竹駅からタクシーで前飯谷の入口の弥栄ダムバス停まで運んでもらった。運賃は2千円と少しくらいかなと思っていたが2500円くらいだった。油見トンネルを過ぎると小瀬川に沿ったくねくね道だから思った以上に距離があったようだ。
弥栄ダム入口バス停から国道を横断して前飯谷の方に歩いていくと前方に高鉢山が見えた。ラッキー(^_^♪)。しかしこの幸運は長くは続かなかった。と言うのも、国道から10分ほど前飯谷集落に入ったところにある停留所の名前が「前飯谷」だったことだ。しまった、前飯谷バス停は国道沿いにあるのではなかったんだ。 今回の山行きにあたり、「大竹市営バス」と「前飯谷」のキーワードで坂上線バスの運行時刻を調べたところ、土日だと前飯谷に停車するバスの便は極端に少なく、タクシーを利用しなければならないと判断した。しかし実際に現地で確認したところ前飯谷のバス停は国道から集落の方に入ったところにあるため便数が少ないことが判った。前飯谷集落の入口にあるバス停は「前飯谷」ではなく「弥栄ダム入口」だったんだ。何たる情けない思い込み!ガックリポンや! |
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弥栄ダム入口バス停と飯谷橋 |
前飯谷集落の中を歩いていき消火栓のあるところで橋を渡らずに右手の道に入ると50m先に砂防ダム管理道のゲートがあった。管理道に入ると一気に高度が上り左手下方に前飯谷の集落があり背後に岩肌の黒滝山が聳える。やさか自然の家はどこにあるのか判らなかった。 管理道を上っていくと珍しい透過型の砂防ダムがあった。一般のコンクリートで堰き止めるタイプのダムより経済的だそうだ。舗装はここまで。 |
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ダム管理道のゲート | 変わった形の砂防ダム |
谷和に抜ける山道は管理道終点の50mほど手前にある。取り付きにはカシの木に赤テープが巻き付けてあった。県有林の標石も目印になる。取り付きを見逃して林道終点まで進んだ場合はそこから右手に適当に入っていけばすぐに踏み跡が見つかる。 山道に入ると住居跡か田畑跡かは定かではないが相当数の石積み跡が見られた。そこを抜けると剥き出しの岩肌の550m台ピークが現れる。山道は良く踏まれていて間違えようがない。小雨が降ってきたが雨具を装着するほどの降りではないので気にせず進んでいく。 |
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管理道終点手前から取り付く | 石積みが続く山道 |
550m台ピークの真東まで進むと磁北方位340度に三角錐ピークが見えてきた。地形図で確認すればそのピークが高鉢山の南に位置する530m台ピークだということは簡単に判ることなんだが、小雨が降っているので地形図との照合を怠り、安易に高鉢山だと決めつけてしまった。これが躓きの元になる。 そして取り付き以来の赤テープ…このテープは一体何を意味するんだろうか?直進の道がは谷和方面だが、その方向に進んでいくと三角錐ピーク(高鉢山だと勘違いしている)からだんだん離れていってしまうので、テープは高鉢山への近道なんだと思い込み、テープに従って左折して沢を渡ると林の中へと赤テープが続いている。 |
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この赤テープは一体何だ? |
赤テープを追っていき右に振れて枝沢を渡ると崩落地の下に出た。ハテどうしたものか?とりあえずは高い所を目指して崩落地を駆け上がると右手から山道が上ってきていて崩落地に飲み込まれてしまっている。山道を辿るのは捨ててそのまま尾根に取り付くと薄い踏み跡があり登るにつれて明瞭になってきた。コブに立つと峠を隔てて高鉢山が見える。あ〜っ何てこった。 コブから北斜面を下っていくと「高鉢山→」の案内プレートと火の用心の丸い看板のある峠に下りた。ここから高鉢山の南斜面に取り付く。 |
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崩落地の下に出る | 火の用心の看板の立つ峠 |
高鉢山の登路には花崗岩の風化した真砂土のガレ場が何ヶ所もある。ガレ場からの眺めは良くて黒滝山や白滝山を近くに眺めることができる。肩まで登ると大きな一枚岩がありその上を歩いて東に進んでいくと高鉢山に着いた。 晴れていれば周囲の山並みを同定しながらのんびりと過ごしたいところだが、生憎の雨で視界も利かず南に見える弥栄ダム湖もけぶっている。前飯谷入口の赤い飯谷橋が見えているので前飯谷から見た山は高鉢山に間違いないだろう。 |
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2等三角点の高鉢山 | 高鉢山から望む赤い飯谷橋 |
峠まで戻り雑木林の中を谷和方面に10分ほど下ると廃林道に出た。左折して平坦な道を5分弱で沢に行き当たった。路盤が陥没して橋がなくなっているがネットの情報では随分以前からのようだ。左手にロープが手摺りの役目をするにちゃちな丸木橋が渡してあったので、そろ〜りと渡って左岸側に出る。 【ちょっと探索】 左の写真の三差路から廃林道を奥の方に25mで前飯谷分岐があり、さらに400mほどで崩落地(2段上の写真)に行き当たった。 |
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廃林道まで下ってきた | 橋のない林道(左に丸木橋がある) |
左岸側は林道らしい道だ。左手に湿地帯を見て林道を進んでいくと右手に剣上山登山口がある。林道はここで左の方に逃げていくので谷沿いの細い山道に入る。山道の傍にも湿地帯があるが今は何も咲いていない。夏に歩いたことがあるが夏でもなかったので当てにしない方が良い。 谷和が見えてくるとイノシシ柵が設置されていて柵の外側を反時計回りに回って、柵を開けて集落の南端に出た。剣上山の登山口〜谷和集落までのルートは 剣上山登山レポート を参照して下さい。 |
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剣上山登山口付近 | 谷和の里に出たところ |
谷和の里をショートカットして大人原へと下る車道に入る。NTT茅野原無線中継所への分岐を過ごし、車道が大きく左カーブするところで右折して茅野原牧場の管理道へと入ると3分で玖波冠山の登山口がある。 谷を挟んで反対側に錦龍公園へと下る谷和道の入口がある。付近には「熊出没注意」、「ごみ捨て禁止」、「立入禁止」、「駐車禁止」、「入山禁止」のありとあらゆる看板が立っているのですぐ判る筈。歩くだけだから入山禁止は勘弁してもらおう。 |
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茅野原牧場入口 | 谷和道の茅野原側入口 |
谷和道の入口付近は手入れのされた立派なヒノキ林だが、谷底に廃棄された不燃ゴミが散乱しているのは耐えられない。植林が切れると沢沿いの明るい雑木林となり、沢を何度も渡渉しながら下っていく。この道を最後に歩いたのは6年前だが、昔と変わらないしっかりとした道が残っていて楽に歩ける。 いくつもの鉄塔保守道の分岐が現れると間もなく錦龍公園の駐車場に着いた。山道を歩いているときは感じなったが小雨が降っている。今日は小雨が降ったり止んだりの芳しくない天気だった。JR玖波駅は東側しか改札が無いので線路の向こう側に出て玖波駅まで歩く。ホームに入るとあれあれ西口にも改札口があるぞ!ネットで調べてみると今年の9月から利用が始まっている。思い込みは禁物だなあ。これにて2015年の山歩きはおしまい。、 |
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錦龍公園に出る |
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