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山 名
金峰山(789m) ← 「みたけ」と読む 山口県周南市(旧鹿野町)
登山日 2015年9月19日(土) 晴れ 周南市黒瀬より望む金峰山
周南市黒瀬より望む金峰山
参加者 夫婦
コース 向道湖ふれあいの家(9:40)〜嶽自治会館〜送電線の真下(9:55)〜最後の水場(10:15)〜(10:40)思い出の丘(10:45)〜一の岳(11:00)〜立話5分ロス〜(11:20)金峰山(12:00)〜思い出の丘(12:25)〜送電線の真下(13:15)〜(13:30)向道湖ふれあいの家 所要時間3時間50分
お弁当 金峰山山頂で食べました(お昼は断然ここでしょう)
駐車場 向道湖ふれあいの家駐車場(10台くらい) 送電線の真下の道が分れる付近(5台くらい)
トイレ 向道湖ふれあいの家(駐車場の50m先。水洗です)
まとめ 実家の畑をほったらかしにしていたので手入れをしに帰ることにした。今回はついでがてら徳佐方面の山に登って…と考えていたが、訳あって直前に金峰山に変更した。中国新聞朝刊の『山歩き』のコーナーで紹介されたばかりなので金峰山の名が浮かんだ次第です。

広島市内の自宅を7時30分頃に出て廿日市ICから山陽道に乗る。徳山東ICで降りるのが便利なんだが、今回は岩国ICで降りて国道2号〜376号と走り、少し寄り道になるが須々万のスーパー「ピクロス」でリーズナブルな煮魚弁当と焼肉弁当を調達する。ここの弁当は実にGoodだ!須々万から国道315号線に乗り鹿野方面に向かって走り向道トンネルを抜けると幾度となく眺めている金峰山が目に飛び込んできた。


向道湖ふれあいの家駐車場 向道湖を右手に見ながら進んでいき郵便局の先にある交差点を右折して錦川に架かる二俣橋を渡る。少し行くと右手に「向道湖ふれあいの家」があるが、そこまでは行かずに曲がったところの広場に駐車する。

登山支度をして二俣橋まで戻ると橋の袂に「金峰山登山道案内板」が建てられていた。ラフな案内だが大体判るぞ。二俣橋から北に延びる舗装路に入る。付近の田んぼには収穫を待つ稲穂が金色に輝いている。
金峰山登山道案内板
向道湖ふれあいの家駐車場 金峰山登山道案内板

送電線の真下で右の道へ 嶽自治会館の先の分岐の股のところに 『金峰山⇒』 の案内標識があった。丁度送電線の真下だった。周辺の路肩には数台駐車可能なスペースがある。直進しても良いのだがここでは案内標識に従って右の砂利道に入る。

行く手に一の岳のピークに建つ送電鉄塔を見ながら荒れた林道を進んでいく。最終民家付近からは草刈りの音が聞こえてくる。民家は谷間にあるので付近の家が見えなくて住むには覚悟の要るところだな。常時住んでいるんだろうか?
最終民家と一の岳
送電線の真下で右の道へ 最終民家と一の岳

林道は続く 最終民家を右に過ごし尾根に上がると左手から畦道が合わさってきた。堰堤工事のために延伸された林道を奥へと進んでいくと竹が侵食しつつある林道終点に着いた。駐車スペースもたっぷりとあるので無理をすればここまで車で上れるが無理はしたくない道でした。

林道終点の20m先に砂防堰堤が造られていて、その先の谷を横切るところに「最後の水場」の案内があった。ここで最初の休憩を取る。
林道終点
林道は続く 林道終点

最後の水場の50m先が登山口だ。植林管理用の幅広の道はさらに奥へと続いているが、「金峰山登山口」の案内標識に従ってスギ林の中に付けられた登山道に入る。

谷を渡って急な登りに入ったところで下山中の男性とすれ違う。この方も中国新聞の記事を見てわざわざ広島県から登りに来たそうだ。でもこんなに早い時間にもう下山なんて…ついでに他の山にも登るんかな?
スギ林
金峰山登山口 スギ林を歩く

思い出の丘 スギ林を抜けて南尾根に上がると「おもいでの丘」の標識があった。古いガイドブックには「一の岳の尾根に取り付くと展望が一気に開けて…」の記述があるが今では周辺の雑木が背丈を伸ばし展望は得られない。往時の展望があった頃のことでもおもいますか!

尾根道にはジグザグに登山道が付いているので、地形図から想定していたほどの傾斜は感じない。手入れの行き届いたヒノキ林をトラバースしてケルンのところで右に鋭角に切り返して西尾根に乗る。
西尾根に乗る
おもいでの丘 ケルンのところで西尾根に乗る

一の岳 ヒノキ林が切れると前方が明るくなり送電鉄塔の建つ一の岳に着いた。鉄塔周辺は切り開かれていて眼下に鹿野の町が見える。電波塔の林立する長野山の左後方には鈴ノ大谷山が左右に長い稜線を広げている。

鉄塔の右手から雑木林の中を鞍部まで下っていくと、左手から明神の藪コース(兼、鉄塔保守道)が、少し先の右手からも鉄塔保守道が上ってきている。登りにかかるとプラスチック階段が現れる。
鞍部
送電鉄塔の建つ一の岳 雑木林の鞍部

金峰山山頂 山頂手前で少しササを漕ぐと反射板の建つ金峰山山頂に着いた。カヤトの原の広がる山頂からの展望は良く山口県東部の名だたる山を一望の下に見渡すことができる。上空には抜けるような青空が広がり空気が澄んでいるので山座同定をするには格好の条件だ。

東には岩国市の高照寺山や柳井市の氷室岳がかすかに見える。南の上ってきたルートの方を振り返ると三日月のような向道湖や稜線の上にちょこっと頭を出す四熊ヶ岳や徳山湾が見える。西には防府市の山〜千石岳〜石ヶ岳〜飯ヶ岳〜弟見山と続く。北には錦町の長野山〜馬糞ヶ岳が見えるが三の岳の稜線が少し邪魔をする。三の岳方面への道は夏場だからそう見えるんだろうが薮になっていた。
金峰山山頂


登りで出合った地元の男性によると 「専ら歩かれているのは正面コースで、他のコースは状況がよろしくない」 とのことだったので、時間的な制約もあることから、正面コースをピストンすることにした。ただ下山は古いガイドブックに記載のルートを歩いてみることにして、最終民家付近から田んぼの畦道を通って北側の車道に出た。明神ヶ薮ルートを示す道標が倒れたままになっていた。いや倒しているのか?おそらく後者だろう。植物観察をしながらのんびりと下ったので、登りと同じくらいの時間がかかった。

さて実家に帰って畑仕事をしよう。・・・ ところがトランクが開かなくなってしまって・・・どうしよう。少し大回りをして光市島田市の山口マツダに立ち寄って調べてもらった。原因と対処方法を教えてもらったが、はてどうだったか?
道標
倒れたままの道標

ハギ(車道) ミゾソバ(車道) オトコエシ(林道) ゲンノショウコ(林道) キンミズヒキ(林道)
ツリフネソウ(林道) ノブキ(林道) イヌタデ(林道) クサギ(登山口) ガマズミ(一の岳)