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山 名
正教山(817m)
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広島市安芸太田町
登山日 2015年9月2日(水) 晴れのち曇り IC出口より望む正教山
戸河内IC出口より望む正教山
参加者 単独
コース 登山口駐車場(8時30分)〜ルート探索15分ロス〜谷筋入口(8:50)〜尾根に乗る(9:00)〜熊手分岐(9:40)〜ヒノキ林の鞍部(10:05)〜南東尾根に乗る(10:30)〜(11:00)正教山(11:05)〜ヒノキ林の鞍部(11:30)〜熊手分岐(11:45)〜尾根から外れる(12:05)〜(12:20)登山口駐車場
お弁当 午前中登山のためありません(お昼の候補はありませんでした)
駐車場 登山口駐車場に5台くらい停められます(墓参り用の駐車スペースだと思う)
トイレ 登山口付近にはありません(近くに道の駅「来夢戸河内」があります)
まとめ 今年の初夏にベニドウダンを見に黒ダキ山に登ったときにゴロシのタキ付近の稜線から戸河内の中心部にこんもりとした形の良い山が見えた。その山の名は初めて耳にする正教山…ネットで検索してもあまり情報が得られない超マイナーな山のようで登山ルートさえもはっきりしないのだ。いつもの何とかなるだうろうの軽い気持ちで登ってみたが…苦労した割には収穫は得られませんでした。

午後に用事があるので逆算して午前7時頃に自宅を出たが、平日の国道183号・191号は渋滞気味でノロノロ運転を余儀なくされた。中国自動車道を戸河内ICで降りて旧国道に入り、上殿郵便局の西側の道を山の方に上がっていくと登山口駐車場に着いた。付近までは民宿「野川」の案内に従って進んで行けば良い。


登山口駐車場 右手に民宿を過ごし生活道路を横断して田んぼと畑地の間の細い道を上っていくとネットで紹介されている登山口に着いた。登山支度をして廃車道を山の方に入っていくと20m先に電流柵があった。今までビリビリときたことは無いが死亡事故が発生して間もないので用心して向こう側に出る。

廃林道は舗装されているが長いこと車が入った形跡はない。地理院地形図の破線径は左谷の方に付いているので付近を少し探検してみたが人が歩いた痕跡は認められなかったので林道に復帰する。
イノシシ避けの電流柵
登山口駐車場 イノシシ避けの電流柵

一つ目の堰堤 一つ目の堰堤を左岸側から乗り越して奥へと進んで行く。径は左岸に付いているが段々と怪しくなってきた。そして二つ目の堰堤から100mくらい進んだ地点でとうとう進退窮まってしまった。

周囲を注意深く観察しながら引き返していると、一つ目と二つ目の堰堤の中間地点くらいのところに谷道?があった。入口付近にテープが付いていたのでおそらくこの道だろうと思い突入する。
谷に入る
一つ目の堰堤 東側の谷に入る(手前が麓)

溝状の道 溝状の谷道は比較的歩き易いが並行して植林の手入れ径が付いているので、そちらの方に移り手入れ径を登っていった。やがて溝状の道はだんだんと離れていったがそれには構わずに手入れ径を歩くとやがて枝尾根に乗った。

踏み跡の無い尾根道を100mくらい登っていくと左手から溝状の道が合わさり歩き易くなってきた。しかしそれも束の間で溝状の道は灌木が生え倒木で埋まり歩くことが出来なくなり、先人の付けた薄い踏み跡を探して前進する。
溝状になっている谷道 枝尾根に乗る

倒木地帯 倒木地帯では倒木を潜ったり跨いだり上を歩いたりとアスレチックの真似ごとのようなことをして進んでいかなければならなかった。倒木地帯を抜けると道が良くなり暫くは溝状の道を歩いた。

標高500m付近では熊手のように道が派生していた。右前方は植林の手入れ径、正面には倒木が被さっている2条の溝状の道、そして左にも溝状の道が続いている。ここでは左の道に入った。倒木が邪魔をしているところがあるが全般的に歩き易い道が続く。
熊手分岐
倒木地帯(標高430m) 熊手分岐(標高500m)

鞍部 傾斜が緩やかになると左手から張り出し尾根が合わさり植生はヒノキ林に変わった。鞍部の東側には溝状の道が付いているように見える。前方にも2条の溝状の道が並行して付いている。

やっと判った。これらは防火帯や登山道や植林の手入れ径ではなく、山で切り出した材を麓まで降ろすための運搬路だ。今では使われていないが整備すれば社会科の教材として活用できそうだ。
切り出し道
ヒノキ林の鞍部(手前が山頂) こりゃあ木材の切り出し道だ

ヒノキ林 ヒノキ林を抜け軽くササを漕いで南東尾根に乗る。雑木林の尾根道を登っていくと再びヒノキ林となるが標高720mでヒノキ林は終わり、それに替わってミズナラの目立つ広葉樹林が現れた。

切り出し道は見られなくなり、薄い踏み跡を辿って山頂直下の南斜面を登っていくと明瞭な尾根地形となり、右手のヒノキの美林からの涼しい風を受けながら最終アプローチに入る。
もうじき山頂
再びヒノキ林 もうじき山頂

山頂 駐車場を出て2時間30分後にやっと正教山山頂にたどり着いた。ルート探索ロスや倒木地帯で時間を浪費したこともあるが、蒸し暑さで小まめに休憩を取ったので設定タイムをオーバーしてしまった。山頂は雑木が茂り残念ながら展望は無い。山頂から北に下る道は草尾の林道に出るんだろう。西尾根にもテープが付いていた。

今日は時間的な制約がありピストンする。標高700m付近でヒノキ林の尾根道を西に下っていけば667ピークを経て地形図に記載の破線径にぶつかるような気がしてならない。今回の山行きでは、倒木地帯を抜けるのに腰に負担を掛け過ぎたようで下山後に腰が痛くなってきた。今は電気治療に通っている。
展望のない正教山山頂

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